杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

(教育者の方々へ)EMの本を見て考えてほしい事

2017年09月21日 | EM
しばらくEMの話題から離れていた間に、いつの間にかまたEM問題がクローズアップされる様になっていました。

「ねとらぼ」より
「EM菌でプール掃除」「花粉症が治った人も」山形県小学校ブログ、科学的根拠なく炎上 学校ではなく町単位での取り組み】(→こちら

記事中でも述べられている通り、学校教育でEMが取り上げられる事の問題については、その科学的根拠の曖昧さなどから以前から指摘されてきました。
そしてネット内や専門家の間では「EMはニセ科学」とか「EMは宗教」などと批判されている訳ですが、その根本原因を作っているのは、当のEMを推進する側の怪しい言説によるものであるという事を教育現場の方々はもっと知るべきだと思うのです。

今月、EMに関する新刊が発売されましたが、そこには本の内容が詳しく紹介されていました。
それがまた凄い内容で、特に教育に携わる先生方にはぜひご覧になっていただきたいと思い、こうして当ブログ内でも取り上げさせていただきました(尚、強調は引用者によります)。

「amazon.co.jp」より
【思いは一瞬で宇宙の果てまで届く 地球蘇生プロジェクト「愛と微生物」のすべて 新量子力学入門】(→こちら
内容紹介

微生物の《蘇生の力》は今
福島を「うつくしまEMパラダイス」
に変えている!
この事実を知って世界に広げる

◎ なぜ福島の放射線量が予測をはるかに超えて下がっているのか
◎ EM菌の大量散布を人は知らない
EM菌は量子力学の最先端の体現であり重力波のスイッチである
◎ 光は波であり粒子であり何にでもなれる万能のベースでありこれを量子状態という
◎ この量子状態から重力波のエネルギーを使って揺らぎとか、うねりとか、スパイラルでエネルギーをとって、生命体とか物体にエネルギーを与えていくと蘇生化する
重力波は神様みたいなものであってこれとつながっていればいい
EMはその重力波のスイッチであり、無尽蔵なエネルギーにつながり、その整流力でマイナスのエネルギーをプラスに変換する
量子的な抗酸化作用は、あらゆる病気や汚染を正常化する
量子的な抗酸化の概念のオリジナルも比嘉照夫氏である
量子状態は神様の世界で祈りでないと通じない
◎ 微生物が全部やってくれていたことを全部ぶち壊してきたのがいまの世界

なぜ東京湾が日々綺麗になっているのか
EM団子の大量投入を人は知らない

◎ 日本橋で毎週10トンのEM菌を流している
2011年の地震でEMが流れ着いていたところは重力波で整流されて地震の被害が極端に少ない
◎ 生命と量子状態をつなぐのをコヒーレント(共鳴的揺らぎ)という
◎ コヒーレント状態が強くなっていくと空間の悪いエネルギーもパワー化し生命につないでいくという仕組みがある
お祈りをすると量子レベルが強くなりコヒーレント状態が強化される
◎ これは奇跡的なもので生命を維持していくための1つの手法として本来備わっているものである
◎ この現象は量子もつれ(エンタングルメント)的に巨大な量子コンピューターになっており、宇宙の全てをつないでおり、無限大である
EMには超伝導的整流力があり有害なエネルギーを有用なエネルギーに変えていく
放射能もみんな良きエネルギーに転換されていく
祈ってピュアになると必ず内在する蘇生型微生物によって重力波につながるようになっている
◎ 不食も重力波のレベルが高くなると可能になる
難病も重力波につながることで正常化される
わざわざ買うまでもありませんが、なぜEMがこれほど批判されているのか、子ども達を指導している先生方にはお察しいただける事でしょう。
そしてこの様な「教え」を説いているものが果たして教育現場で使われるべき類のものなのか、その事をぜひ考えていただければと思うのです。

参考)
自ブログより: 「EMへの疑問(3)~EMは「ニセ科学」か?~」
         「EMへの疑問(16)~東京湾はEMで浄化されたの?~」


3 コメント

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教えてください (菅原一恵)
2017-10-14 09:25:17
はじめまして。EM液について調べていて貴男様にたどり着きました。
厨房の排水設備の中に週に一回、EM1と糖蜜と水を混ぜて増やしたものを4リットルくらい夜に流しています。汚水が溜まっている部分です。
少しでも排水が汚れないようにと思って7年くらい続けています。
と言うのも、建物が古くて、浸透型の排水なので、ため池ができており、ため池でなるべく浄化して欲しいと考えてやってます。
が最近、ネットで見ると、EM自体が効果があるのか、ないのかが不思議に思えてきました。
意味があるんでしょうか。一応、残飯の臭い消しなど役立っているかと思っていましたが、本当のところはどうなんでしょうか、使い方次第なんでしょうが。
ご伝授願います。



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過信は禁物 (OSATO)
2017-10-15 23:30:30
いらっしゃいませ菅原一恵さん、初めまして。

まず、そちらの環境がよく分からないので想像でしか言えない事をご理解下さい。

> 厨房の排水設備の中に週に一回、EM1と糖蜜と水を混ぜて増やしたものを4リットルくらい夜に流しています。汚水が溜まっている部分です。

厨房という事は飲食店などでしょうか。
はっきり申し上げて、「週に一回、4リットルくらい」という間隔での使用ならば、はっきり言って「無意味」です。
それどころか、糖蜜に含まれる糖分や有機物自体が水質汚濁の原因にもなりかねません。

元々微生物資材というものは、使用にあたってはあくまで「補助的役割」であるという事をご理解いただきたいと思います。
汚れた環境に微生物資材を投入しただけで、その環境が改善されるというのは業者の誇大広告でしかありません。

> 建物が古くて、浸透型の排水なので、ため池ができており、ため池でなるべく浄化して欲しいと考えてやってます。

この状況も良く分からないのですが、微生物資材が効果を発揮出来るのは家庭内での使用で、1/1000ぐらいに薄めたものを毎日スプレーして使用するというレベルで、これぐらいならば残飯などの悪臭には効果がありますが、それ以上の量を一気に流すのはただの汚染源としかなりません。

大量の排水を浄化するという事はもう微生物資材の処理能力を超えていて、それこそ浄水場並みの設備が必要となります。
わざわざ「ため池」を作るぐらいなら、素直に下水道に繋いで排水はそこに流し、浄水場で処理してもらうのが最も効果的な環境改善の方法です。

つまり「ため池」レベルというのは、個人で行う浄化活動のレベルを遥かに超えているし、微生物資材にはそれほどの能力はないとご理解して下さればと思います。

> 一応、残飯の臭い消しなど役立っているかと思っていましたが、本当のところはどうなんでしょうか、使い方次第なんでしょうが。

これはその通りで、逆に言えばEMの効果ではこれ以上のものはないと思って間違いありません。

それにこの程度であるならば、別にEMを使う必要もなく、スーパーで買える食材で自分で作れる「マイエンザ」で充分です(私も自分で作って使用しています)。
(参考 ↓)
http://blog.goo.ne.jp/osato512/c/46e38c128eb004ca850528f7bf9b7bae

EMについては、その効果も確認されていないにも関わらず、ただ評判ばかりが先行してその事が効果の証明みたいに思われていますが、実際環境面においての効果は極めて限定的であるという事をご理解いただければと思います。
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返信ありがとうございます。 (菅原一恵)
2017-10-16 08:53:51
EMと糖蜜を買う前に相談してよかったです。
はい、考えを改めて流すのは止めます。
残飯の臭い消し程度の効果と理解します。
前は、絨毯やペットにまで吹きかけてました。
素人は、安易に信じ込むので危ないですね。
ありがとうございました。
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