将棋漬け

将棋オンリーで生きてるオジサンの戯言ばっかり

女流王座戦第一局解説会(連盟)(7)

2012年10月31日 | 将棋
▲56飛と廻った局面を解説
「普通廻りますよね」こういう将棋は指さないから分からんですたい。
「△52玉かと思ったけど、野月さんに「そんな手は考えない」って言われちゃいました」(笑)
「で、角交換して△45角と」
「で、飛車成って(▲53飛成)取りにこられて(△52歩)」
「こっちも飛車取り(▲86歩)で取って(△同飛)」
「そこで▲55竜、△67角成、▲87銀、△78馬、▲86銀、△89馬もあったよね」

「でも角打って(▲77角)飛車切って(△88飛成)同角に竜取った(△53歩)」
大体解説会ではカッコを端折って解説します、その上”角打って”とか言わないで単に”打って”とかの表現も多いので駒操作する人は結構大変ですね。
今回の場合、編集長は雛壇に上がってないので駒操作はあやちゃんオンリー、なので「すみません」の一言があったわけです。
コンビが相性悪いと「違う!」とか「じゃなくて~!」とか・・・それも一見の価値あるかもね。(笑)

「で、角成って(▲11角成)、桂跳ねて(△33桂)、飛車打った(▲85飛)」
「単に角成(△27角成)が厳しかったんですね」
「ここ(▲85飛)で▲82歩からやると」先に
「△同銀、▲85飛、△84歩、▲33馬、△同金、▲45飛で上手くいったようだが」うん?
「△27角で(飛車が)85に戻れない」なるほど~

で、問題の△27角成の局面
「△27角成には一回▲28歩のほうが」
オジサン「でも、さっき、それでも△69銀があると」
「えっ、▲28歩に・・・」
「・・・五月蝿いですね~」
「しかしまあ、どうやっても本譜よりは良さそう」ではあるね

「▲68玉に△69飛成は切れっぽい」
ということで現局面(△72銀)までたどり着きました。
「△72銀でなく△86歩が上手い手、竜の利きを消せば終わり」冷たいのね

▲82竜、△83歩
「わ~・・・」
「これは困りましたか」
「次に竜死にますね」自陣の受けも難しいよね
「△87竜もあるし」
「39に銀落ちてるし」
「誰が指しても勝てる」止めの一言なり

「本田さん21年目なんですよねえ」挑戦までの道のりは遠い
「先生は?」
「私は15年目、36歳」
「大体、そんなになる前にしないとダメ」ダメ(奪取不可)・・・なのね

▲78香、△87竜
「でもね」はい?
「将棋もここまで来ればいいんです」何が?
「ど~考えても勝ちがない、このときが一番辛い」辛い経験なら豊富なオジサンですけど(将棋でも実生活でもドンと来い!)
「もう、第二局の作戦考えてるかも」(笑)

女流王座戦第一局解説会(連盟)(6)

2012年10月30日 | 将棋
解説会再開、解説はとーやま編集長、聞き手はあやちゃんです。
編集長は雛壇に上がりません、下をうろうろしながら喋ってます、雛壇恐怖症?
違いますね、編集長背高いもんね、谷川さんでさえあの格好ですから・・・
「正解は▲68金、本命でした」うむ
「正解者は13名、もれなく賞品が当たります」よし!
「△69銀みたいな手がビシっと決まるなんてことはあまりない」
「谷川さんと早水さんは最適な解説者でしたね」だね、うん

賞品が凄い、羽生の頭脳全巻セット!・・・欲しいなり
加藤女流王座扇子3本、本田色紙3枚、加藤色紙3枚・・・・
「加藤さんの色紙は書道部で書いてたやつですね」
ということで加藤女流王座の色紙ゲットであります、ある意味貴重ですね。

「私、頭がぶつかるので」と言い訳する編集長、ぶつかるところみたいのに・・・
▲68金、△79飛
「詰めろ、△58銀成から」はいはい
▲69金、△49馬
「▲同玉と取ると△69飛成で」終了っすね

▲68玉、△76飛成
「△69飛成、▲同玉、△67馬も良いと思うんですが」
「まあそこまでやることもないと」そーとーいいってことね
「△67馬からの詰めろです」3手

「普通は▲58銀と受けるが」受けないって
「△78金、▲同金、△58馬で、まあこれは一手一手」
「▲58香と受けたときに△78金は▲同金、△58馬に▲79玉で」不味いよね

▲56銀
「上から」
「勝負手ですね」
「△39馬なら▲78香で竜を詰ませようと」

「この二人は共に居飛車党なんですが棋風が違う」
「加藤さんは主導権を握りに行くタイプ」
「本田さんは受けタイプ、じっくりと、矢倉とか」ふむふむ

△72銀
「普通は▲91竜くらいだが、竜の自陣への利きが消えるので」
「ここで▲78香は△同竜、▲同玉、△81銀に▲24桂くらいだが、まだ先手苦しい」

「すいません、私喋ってばかりで」ん?
「いえいえ」ああ、あやちゃんが駒操作専門になってるからね
しかし、解説者が雛壇に上がってないって妙な感じです。
ここで最初から並べなおしてます。

「横歩取らずですね、▲26飛に△85飛は積極的」
「▲96歩に△25歩、これを打ちたいための△85飛」
「▲28飛だと、△88角成、▲同銀、△33桂で捻り飛車模様」うむ
「これは後手がかなり勝ってるはず」なるほど

ここで青野九段が登場。
「背が高いと不便なことがあるんだね」(笑)

女流王座戦第一局解説会(連盟)(5)

2012年10月30日 | 将棋
「本田さん、突然強くなったという言い方はちょっとあれですが」ちょっとね
「着々と力をつけてきたと」突然と着々・・・
「特に挑戦者決定戦では、里見さんのワナ・・・こういう言い方はあれですが」(笑)
「次々と掻い潜っての勝利は見事でした」

「で、ですね、歩(△82歩)を受けないで角成りました」
△27角成
「普通取りますね、▲81飛成」
早「△69銀とかは?」
「鋭いですね~」
「▲79金と引くと決まりますね」
「△49馬、▲同玉は△59飛で」
「早水さん、さっきの△22銀打の汚名返上ですね」(笑)
そっかー、こういう一見ぼんやりした手が受け辛いんですね。
しかし、こういう手って先手からは見えにくいなあ。

「▲68金は△79飛、これは次に△58銀成があるので」
「あっ、打ってますね」
▲81飛成、△69銀
「▲68金、△79飛、▲69金、△49馬、▲68玉で」
「△69飛成、▲同玉、△67馬は▲28飛と受けてどうか?」
「少し手が甘いような」
「▲68玉に△76飛成と戻るのもある」
「△67馬からの詰めろと△39馬の銀取りがある」

「▲81飛成で△28歩と受けると・・・」
「それでも△69銀と打つ手があるか?」ぎょえ~、馬取り放置でですか!?
「▲68金、△79飛、色々あって五月蝿いですね」▲27歩は対象外?
「▲28歩でも五月蝿いと言うことは・・・」決まってるん?

「次の一手出すんですね?」
係「はい、お願いします」
「では先手の次の一手を考えてください」
ヒントは言ったもんっていう口調ですね。
唯今2時3分、再開は2時半です。
どう考えても金タダで取らす手はない、▲79金(▲88竜も一緒)は△49馬で潰れなら
▲68金しかありません、なのでそれで投票なり。

一服してるとふじふじとみ~た君が入って行った、羽生さんと竜王の将棋をお勉強?
会場に戻ると雨続さんがみ~た君に「受けがないのでは?」と質問してた。
「う~ん、そんなような・・・」み~た君にそう言われては・・・
あやちゃんがいたので「サイン会終わっちゃったんですよね?」
「はい」
「ガビーン」
「将棋の日では?」
「ないんですよ、私別の担当で」
あやちゃんとの絆が・・・(今までも絆も何にもないのにさ大げさな)

女流王座戦第一局解説会(連盟)(4)

2012年10月29日 | 将棋
△33桂
「よほどの得がない限り跳ねるところです」
▲85飛
「攻防、▲81飛車成と▲33馬から▲45飛」
「そして△88歩などの防ぎ」

「女流棋士の方はあまり昼食食べない?」
「そうですね、頼んでも残したりすると」
「だから、おにぎりとか」
「早水さんは?」
「ちゃちゃっと弁当を作ります」

「A級順位戦などを見ると並んで食べられてるんですが、ちょっと重苦しそうな」
「雰囲気は重いですよ、一言も喋らないで食べますからね」局面が良ければまあいけど、そうじゃないと・・・

「△82歩と受けたときに▲33馬を決行するかどうか?」
「▲33馬、△同金、▲45飛、ここで後手に手がなければ、ですが」
「△27角、▲25飛、△49角成、▲同玉、△69飛」
「△27角の時に▲85飛、△49角成、▲同玉、△69飛は▲59香で大丈夫」

「▲85飛で▲21飛も厳しい手ですけど」
早「私、後手で▲21飛に△22銀と打って大失敗したことが」(笑)
▲同馬で、銀では取れない、金で取ると▲31飛成・・・
「昔、似ような筋で86の銀を77に捨てて▲同桂に△89飛で勝ったことが」
「済みませんね、自慢で」(笑)
早「済みません、私失敗談で」(笑)

「まあ、△82歩ですよね」
「△64歩と角のラインで受けるのは▲82歩と打たれて困る」
「△82歩として、▲33馬以外は?」
「まあ、自陣の整備・・・とは言いますが何が整備になるかと言うと」何にも動かしたくないような

「ネット解説を流用すると野月さんは「パスしたい」と」
「パス?」
「▲24歩とか」
「ただ、そんなにピッタリとした手というわけでもない」
「現局面でどっちを?」
「先手持ってやってみたいと」ほほう
「▲33馬で急な流れにするのか、▲24歩などとスローにするのか」

「▲33馬、△同金、▲45飛に△87銀があるかも」
「▲同金だと△79飛で受けが難しい」
「▲48玉は△27角、▲69香は△78角」
「だから△87銀には▲79金と」

早「桃子ちゃんは、お母さんのほうと知り合いなんです」へ~
「高柳道場に来ていたんです」ほほう、じゃあオジサンも遭遇するチャンスはあったんだ
「本田さんは21年目で初挑戦」
早「本人はそれ(21年目の初挑戦)を気にしてて「売れない演歌歌手みたい」と」(笑)

女流王座戦第一局解説会(連盟)(3)

2012年10月29日 | 将棋
昼飯を食べに外に出る。
ほそじまやに行ったことがないので入ってみる。
昼時とあって満員、当然相席。
相席の人はたしか編集部のひとだ。
カレー南蛮を頼んで持参の文庫本を読む。
ひょいと顔を上げると雨続さんが鎮座してた、ありゃまあ。
ちなみに雨続さんはカツどんでした。
オジサンのカレー南蛮は、まあそれなりに・・・

連盟に戻って、さて一服と思ったら後ろからあきら君が。
「今日”も”ですか」”も”ねえ・・・
「暇だし」
「休暇ないんじゃあ?」
「辞めちゃったし」
「あ~、定年?」
「そう」
「70くらい?」
「それはないでしょ、65だよん」
対局中なのでこれくらいで勘弁してあげた。(あげた?)
なんか、コンビニの袋みたいなのをぶら下げてたけど、あれが昼食?

おさまこさんから「11月4日って忘年会?」
「いや、オフ会みたいなもん」
「茶々丸さんが忘年会って言うから、早いなあと」そりゃ早過ぎるでしょ。

会場の後ろに設置されてるモニター見ると、△86同飛、▲77角、△88飛成まで進んで昼食休憩に入った模様。
△55竜では▲67角成で自信なしってことね。
しかし、この後▲88同角、△53歩、▲11角成、△33桂と進んだ局面でも、先手自信ありとも思えないんだけどなあ。
この△33桂までの局面って横歩の変化に似てるけど、どうなんだろう?

解説会開始、解説は谷川九段、聞き手は早水女流です。
係員「目安は1時間から1時間半くらいということで」
谷川「どういう目安?」と呟くなり

「え~、いつもより首すくめてます」(笑)
「初手から比較的早く進みました」
早「本田さんは「先手が欲しい」と言ってました」
「加藤さんの棋譜がないので大変とも」奨励会員だから棋譜はないよねえ

▲88同角、△53歩
▲11角成
「似たような局面、横歩取りの45角戦法は随分昔に研究した」
「その変化とは5ヶ所違います、▲96歩、△34歩、△25歩、▲28銀」
「その変化では36手で勝ったことも」

「この△45角戦法の変化では流石に先手良しとされてますが」うむ
「たまにやられると忘れていることも」(笑)
「45角の変化では後手歩切れだが、本局は1歩持ち」
「▲96歩と突いてあるのは先手持ち」
「銀が39なのも先手持ち」
「総合して少し後手持ち」歩持ってるのが大きいってか