やまなかまへ

いい歳をした山好きから、お仲間への山行報告です。
次の山登りの参考になれば・・・

2018.7.18-19 針ノ木岳から種池山荘

2018-07-20 | 北アルプス

ある時、北アルプスの稜線を全部トレースしよう、と思いつき、手つかずのエリアを少しずつ歩いて、最後に残ったのが針ノ木岳~種池山荘の間の稜線でした。今年、まずこれを踏破しようと快晴&灼熱の登山道を歩いてきました。
【コースタイム】7月17日 和歌山8:00=(事故渋滞で大きく遅れる)=15:00扇沢無料駐車場  予定を変更して車中泊
7月18日 扇沢4:15→5:30大沢小屋→(針ノ木雪渓)→7:50針ノ木峠→9:00針ノ木岳→10:00スバリ岳→11:40赤沢岳→12:40鳴沢岳→13:10新越山荘(泊) 
7月19日 新越山荘4:20→5:05岩小屋沢岳→6:35種池山荘→8:50柏原新道登山口→9:00扇沢駐車場10:00=15:00和歌山

まず駐車場で野ウサギのお出迎え‼ 今まで、いろんな動物にあったけれど、野ウサギは初めて。
翌朝、まだ暗い中歩き始める。雪渓の取りつきにはもうすでに何人かの方が準備している。思っていたほど傾斜は緩く、アイゼンもつけずに歩く。雪渓の上は夏道よりよほど歩きやすく、コースタイムより1時間以上も早く針ノ木峠に到着する。針ノ木岳までの稜線沿いに可愛い花が姿を現す。山頂からは360度の眺望を得、今まで歩いたあちらの尾根、こちらの谷と思い出にふける。

スバリ岳へはひどいガレ道。ここからはあまり手入れされていない登山道で、鎖場やはしごはないが足元には注意が必要なルートになる。この稜線歩きは、左手に黒部湖とその向こうに立山・剣の稜線をずっと眺めながら歩ける気持ちのいい道だ。そして、小さいお花畑が次々と続き、たくさんの花が楽しめるのもいい。雷鳥の親子も花の下に潜り込んでいた。下山までに出会った、名前の知っている花だけでもニッコウキスゲ・アオノツガザクラ・チングルマ・クルマユリ・ウサギギク・コマクサ・チシマギキョウ・シャクナゲ・ハクサンチドリ・イワカガミ・シナノキンバイ・キヌガサソウ・コバイケイソウ・ゴゼンタチバナ・・・・ その他、名前の知らない花もまだまだいっぱい!
この日は,下界では熱中症の方が続出した日で、稜線でも暑く、飲料水の管理に気を遣う。うっかり半そでシャツで腕を出したまま歩いたら真っ赤に日焼けしてしまった。新越山荘に予定より早く到着したので、このまま種池まで行こうかと思ったが、暑くて歩くのが嫌になってきたころで、そのうえ種池山荘は学校登山で100人規模で宿泊しているとのことで早々と泊まりに決定する。宿泊客も少なくゆっくりできた。
翌日も暗いうちから歩き始め岩小屋沢岳あたりでご来光を見る。種池山荘までは余り手の入っていない登山道だが、小屋から先はうって変わって立派な道。9時前には登山口についていた。



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