きりうゆかりの難民部屋

ボツ原稿、発表のあてのない原稿、出だししか書いてない小説などをアップしています。

わし何も考えてまへん(笑)

2009-06-17 16:20:35 | Weblog
(この文章は5月のmixiに書いたものです)

 以下は日記でもなんでもねえ、しかも自分のアイデアですらねえ、んがしかし、「ダ・ヴィンチ・コード」をしのぐ面白さ(んじゃ大したことねえだろ、とかゆわんよーにそこの人)と前評判も高い「天使と悪魔」を語る上で、避けては通れないとゆうと大げさだが、私が紹介せんと関係者一同永久に知らんままだろうし第一「天使と悪魔」が映画化されるなんて話はカケラもなかったときにネタにしてたマンガなのでちょっと紹介したい。私はそこで簡潔に語られていることを「鋭っ!」と思ったのである。
 そこで語られる「天使と悪魔」とはこんな話である。
 ある日人々は、その人間の本質が天使か悪魔か判別するアイテムを手に入れた。モノが何だったかはわすれた。当然のこと、誰もそんなおとろしい判定を行う気はしない。クラスの中でもいけずうずうしい乱暴者の女の子が、気の弱い、およそ悪いことなど一つもしない幼児顔の男の子に無理矢理判定をさせると、結果は何と――悪魔であった。
 調子こいた女の子は、優等生、美女、真面目な子たちに次々と判定を行う。結果はすべて――悪魔。
 さていよいよ当の女の子と、彼女とどっこいどっこいの根性曲りの女子が判定する。
 結果は――天使。
 彼女たちは結論する。本音をごまかさず素直に生きている自分たちの天使性が証明されたのだと。
 しかしそこで、別な女子が言う。
 「要するにただ何にも考えてなくて無神経なだけな人を天使って言うんじゃないの?」
 皆は安心する。「あー自分悪魔でよかった」。

 さて皆様、これはマンガなのだがなんとゆうマンガだとお考えだろうか。
 答えは「あさりちゃん」である。
 小学生以外はこの戦慄の洞察を目にする機会がないであろうからここに紹介した。
 なお、上記の内容はもちろん本物の「天使と悪魔」とは大違いであり、姉タタミにうその粗筋を教えられたあさりがそのまま感想文を書いて先生に怒られるというオチがつく。
 作中作(「天使で悪魔」とゆう題になってた)で語られる内容を小学生が理解するであろうことを私は疑わないが、逆に大人が理解しないのではないかと不安である。だって大人向けとされる創作物には、いまだに純粋さのあまりよっぱらって物を壊すようなヒーローがごろごろ出てくるもんな。
 ところで本家本元「天使と悪魔」は……… 夕刊に載ってたけど、い、いるみなち? いはゆるいるみなちとは全然関係はなしの助だとは思うけど………。