きりうゆかりの難民部屋

ボツ原稿、発表のあてのない原稿、出だししか書いてない小説などをアップしています。

本は神代の始めから

2009-06-02 19:54:20 | Weblog
(この文章は四月のmixiに書いたものです)

 箸のあげおろしはできんくせに本は山ほど持つ。そのような変態はマーベルコミックが漫画化すべきである。何に対してどう戦うのかさっぱりわからんけど。
 図書館に行くのに百円ショップの紙の手さげや、なんかのイベントでもらう手さげや、そんなのを使っておるがあっとゆう間に穴があき手が取れ、雨の中ちらばった本に囲まれ呆然として泣くしかない。そらまあのべつ10冊近い本を持ち歩きしておれば手さげもまけるであろう。「ちゃんとした頑丈なバッグを買え」とゆーのは正論であるが、そーゆーのはたいてい肩かけ仕様であり、ショルダーバッグはすべてずり落ちてしまうわたくしにはたいへんツライのである。なおわたくしは、着脱可能なら服の肩パッドは全部むしり取ってしまうとゆうくらい「なで肩でない」胴体の持ち主だが(一見わからんだろうけどいかり肩なのねわし)、なぜかショルダーがずり落ちる。いかなる人体の神秘であるか。
 本好きが変態であるのは羞恥のもとい周知の事実であるが、物が本である限りにおいて重さが至福の感覚に通じるとゆうのは、もお華氏451度で抹殺してもよい繁殖不許可民でわないのか。最近マイミク様が(せんじつめれば)「優秀なヘテロの種でないとノアの箱舟に乗っちゃあかんのか」という問題提起をなされていたが、ノアの時代にニートでオタクの本好きがいたらいったいどーゆー仕儀に陥っていたか。だいたい何に書いてたんだ。パピルスあったのか。石版か粘土版か。しかしふふふ、それならそれでわたくしには皆をダマして乗り込む工夫がある。そりは、「今まで読んだ本の内容を話して聞かせる娯楽係」である。ネタが尽きたらでっち上げる。しまいには船中の誰それのスキャンダルを捏造して豚と馬ができてるとかなんとか……
 こーゆー遺伝子は外国にもあったろうから、中世の暗黒を生き抜けたのが不思議に思えてきた。