オレンジな生活のろくでもない生活

サッカーとかその他諸々に関する日々徒然の感想をダラダラと綴った日記、のはず。

NHLとプロ野球

2005-01-18 23:56:20 | 雑録帳
NHL=全日程中止か、土壇場の攻防 (ロイター) - goo ニュース

>2005年01月18日(火)


NHL=全日程中止か、土壇場の攻防


 [トロント 17日 ロイター] 北米アイスホッケーリーグ(NHL)の今季日程が全面中止となるかどうか土壇場の攻防となる経営側と選手会の協議が19日に再開する。

 激しく対立してきたNHLのベットマン・コミッショナーと選手会のグッデナウ専務理事は労使協議に出席しない。

 双方とも新たな提案を行わない見通し。ロックアウト(施設封鎖)は124日目となり、既に650試合が中止となった現状では、協議再開が事態打開への最後の機会となる。

 新労使協定が成立しない場合、北米のプロスポーツでは全日程中止とという初めての事態となる。

 労使協議は昨年12月14日、選手会が全選手の年俸を24%削減するなどの新提案を示したが、経営側が拒否している。




:頼むから「全日程中止」だけは勘弁してくんろ....。でも前々から感じていたことはNHLは市場規模に比べて選手の年俸(特にトップクラスの選手)が極端に高騰しているのも事実で、今回ばかりは否は選手側にあると思う。「年俸削っても2リーグ制維持」を訴えた古田率いる昨年のプロ野球選手会とは立場が逆なのだ。

例えば欧州のサッカーリーグは一部のクラブを破綻させて(例えばフィオレンティーナとかリーズ・ユナイテッドとか)世論と選手を納得させつつ年俸を徐々に低くしていくいわば「ソフトランディング」に成功している。(と思う。)一方でNHLは「超ハードランディング」が実現してしまうかもしれない。

もし仮にこの「超ハードランディング」が成功して経営者側が勝利を収める形での年俸抑制が成功したとする。それを「お手本にしよう」と手をたたく勢力があるよね。そう、日本のプロ野球の経営者側である。選手の年俸高騰にヒイヒイ言っているのは、こちらも同じで、尚かつ格好のお手本ができるのである。(ついでに言うと「アメリカではこうなっている」「ヨーロッパではこうなっている」という比較論が横行してしまう日本では極めて説得力のある議論になる可能性は高い。)

私も日本のプロ野球トッププレイヤー達は「もらいすぎ」だと考えている。日本のプロ野球の市場規模から考えて大幅に逸脱したギャランティをもらっていたりすると思う。それでもNHL式ハードランディングが必ず日本のプロ野球の風土に合うとは限らないし、第一ファンサービスを常に徹底して考え抜いてきたアメリカのプロスポーツと違い、日本のプロ野球の球団、あるいは機構が「市場拡大の努力」をどれだけしたんだろう?

福岡ダイエー?日本ハム?それは局地的な個々の努力であって全体的な戦略って無いに等しいでしょ?日本のプロ野球の年俸抑制って、選手が血を流すと同時にどれだけ球団側、経営サイドが将来のビジョンを示しうるか?が鍵になるのでは....。それがないと選手も球団も双方が「世論の支持」を得られずに泥沼、あるいは泥仕合ってことになりかねないと思うけど。

ホッケーの事書くつもりがプロ野球にスライドしてしまった。とりあえず頼むから「全日程中止」だけは勘弁してくんろ....。

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