goo blog サービス終了のお知らせ 

蹴ログ

蹴る、闘う、観る、読む、休む、想う

U15高円宮杯東京都予選会決勝

2008-10-14 01:59:12 | 蹴ログ
久し振りの1日オフはスポーツマネージメントセミナーの予約を入れていたのだけど、セミナー用にデフォルメされた情報よりも、生の現場を観たほうがよっぽど勉強になるのでないかと考え直し、U15高円宮東京都予選会 於 東京学芸中学グラウンド を、観にいきました。

FC府中は、FSCでお世話になっている戸塚さんがヘッドコーチを務めています。
彼は自分より年下なのだけど、FC府中→都立久留米→阪南大を卒業後、アルゼンチンやカメルーンのプロリーグを転戦したつわもの。その指導も、サッカーの本質を外さず、かつ分かりやすく、いつも勉強させてもらっています。

<結果>
FC府中 vs 横河武蔵野Jrユース
1-4(前半1-0)

FC杉野 vs FC東京むさし
1-0(前半0-0)

J、JFLの下部組織である横河武蔵野とFC東京むさし 対 町クラブのFC府中とFC杉野が挑むという構図。

FC府中が開始早々に得点を奪ったことが、この2試合の流れを作ったと思う。

後半にしかけてきた横河武蔵野に同点とされ、また逆転されても自分たちのパスサッカーを貫こうとしたFC府中。前線に放り込みたくなるところを、「パススピード」「つなげ」という指示に反応し、自分たちの流れを取り戻していた。カウンターから、ボールと人が動きながら、ゴール前でフリーの選手を作り出し4点を奪った横河武蔵野もさすがだった。

FC杉野とFC東京むさしは、試合前に整列した時点で体格の差が歴然としていて(FC東京むさしの選手は体つきがしっかりしていた)、これは順当にFC東京むさしなのかと思いきや、ピッチでチャレンジしたのはFC杉野だった。中学生という年代だからその日によって心理状態が左右されることもあると思うので、1試合観ただけでは分からない。が、この日のFC東京むさしが繰り広げたサッカーは、足元がうまいおっさんサッカー(ボールはそれなりに動くが人は動かない)といった感じで全く中学生らしい溌剌とした感じはなかった。「いつになったら本気になるんだ」「パスしたら動く」というベンチからの声も、グラウンド上で選手が表現するまでにはいたらなかった。

1試合目にリードされたFC府中が、「パススピード」「つなげ」という指示で自分たちのサッカーに回帰したのに対し、2試合目で同じくリードされたFC東京むさしが、クロスを放り込むだけのサッカーになったのは対称的。けど、リードされてから、こんなはずではないと必死になった彼らのほうが、中学生らしくかつサッカー選手らしかったと思う。

実はこんなところにこそ、日本の育成年代のサッカーの現状が、最も現れるかもしれない。下部組織チームもちょっと油断をするとやられるという闘いが日常で繰り広げられているんだなということを知っただけでも、よい勉強になった。

















雪 桜 はじまり

2008-04-14 22:37:11 | 蹴ログ
先週、長距離を運転したからか、月曜には、肩と首が動かない状態になり、月曜体育の授業のガイダンスを何とか乗り切った後、駅デパにある整体のサロンで1時間ほどマッサージしてもらい、整体師さんに、無理は禁物と忠告を受けました。けど久し振りにほぐしてもらったおかげで、少しもみかえしは来たけれど、元気になったような気はします。何事もそうですが、体が資本です。最近季節の変動や、疲労に敏感になった体を感じて、特にそう思います。

<9日>
8:00-10:00 男子Bチームトレーニング(下田)
~駒沢へ移動
13:50-17:30 関東大学サッカーリーグ戦第2節 対東京農業大学戦(事前ミーティング)2-0で勝利!!
~下田に宮沢さんと一緒に移動
18:30~21:00 女子トレーニングマッチ
vs 駒沢FC
vs 横須賀シーガルズ

23:30~ 妹引っ越しのため、東北道で鶴岡へ

<10日>
11:00 鶴岡着

<11日>
4:20 鶴岡発
6:30 仙台着
9:00 仙台発

18:30 青山着
4年生就職活動指導 by 一響屋稲葉社長 

24:30 帰宅 with えの
走行距離1100KM


鶴岡~山形へ向かう際に越える、湯殿山は雪が残っている状態。凍てついた感じが、東北に来たんだなあという実感を呼び起こしてくれる。


上河内SAで撮影。そう桜の季節は、地域によって異なるんだよなあ。

4/6 開幕

2008-04-09 00:35:02 | 蹴ログ
新チーム発足から2か月を待った開幕、ピッチの向こう側から見つめるメンバーに入れなかった部員達、そして散りゆく桜。

彼らは、声を揃えて応援するが、決してサポーターではない。彼らはピッチに立つ11人に夢を重ねるのではなく、彼ら自身がこのピッチに立ちたいんだ。けど、共に闘ってきた仲間に、ピッチの外から声援を送る。心から応援することなんてできないだろう。味方が点を入れた時に心から喜ぶなんてできないだろう。けどそれでいい。仲間を応援する気持ちと、自分がこのピッチに立ちたいと思う気持ち、その気持ちがあってこそ、その力がピッチの11人に届くんだ。

関東大学リーグ2部 第1節vs 国際武道大学 4-2 勝ち(前半0-0)

 


4月 桜 

2008-04-03 23:21:13 | 蹴ログ
4月より慶應義塾体育研究所非常勤講師として、週4コマ、サッカーの授業を持つことになりました。

これで、今年のミッションは、
・慶應義塾体育会ソッカー部女子監督、男子コーチとして、慶應創立150周年の今年に、男女とも大学リーグ1部昇格を果たす。
・体育研究所講師として、週4コマの授業を通して学生の体力・技術向上をサポートする。
・サッカープロショップいわさきの地域密着促進、経営改善に取り組む
・FC府中サッカースクールコーチとして将来のスターを育てる

どれも優先順位が高いのですが、サッカーでつながった上記のミッションを全力でチャレンジしますので、応援、ご指導をよろしくお願いいたします。

メキシコとサッカーと①

2008-03-17 09:13:38 | 蹴ログ
蹴ログ上では、まだメキシコに行っていることになっていますが、2月に帰国し、その後はまさしく朝から晩までピッチに立つ毎日を送っています。 メキシコレポートを早く書きたかったのですが、たった1週間の滞在ながら、そこで受けた衝撃はあまりにも大きく、自分の中で消化するのに時間をかけています。

帰りの飛行機の中では、すぐにでも学んだことをピッチで表現したいと考えていたのだけれど、本当に自分のものにするために、自分を取り巻く現状に1回浸ってから、自分が考えたことをネタにいろいろな人と話をし、フィードバックを受けて、それをまたまとめる作業を続けています。

出発前に体調を崩し、行きの飛行機では熱が出て、どうなることかと思いましたが、メキシコの暖かい気候とおいしい食事、そして何より熱いサッカーで、メキシコに着いてから元気になりました。

以下はまとめというよりもメモ書き。

【COPA CHIVAS2008】
今回JFAの指導者講習として参加したのは、COPA CHIVASというメキシコのCHIVASというチームが主催するU-18年代の大会でした。メキシコを中心とした中南米のチーム及びレアルマドリッド、ロコモティブモスクワなどヨーロッパのチーム、そして日本からはU-17日本代表等16チームが参加、4チーム4グループに分かれ、各グループ2位までの8チームで決勝トーナメントを行う。



↑試合前には両チームの国家斉唱。メキシコの国家は今でもくちずさめるほど印象に残っています。メキシコ国民は斉唱時、胸に垂直に手を当て(表現は適切かどうかわかりませんが、アイーンの手が胸の位置まで下がったバージョン)、直立不動。



↑CHIVASの練習。メキシコ純血主義を貫くこのチームはU-8から選手を育成する。オランダAJAXがモデル。育成からトップまで一貫したポリシーが貫かれる。



↑AHOGADASというメキシコ料理。フランスパンに鶏肉を挟んで、野菜とたっぷりのソース(辛さはお好み)かけて、スプーンで崩しながら食べる。ボリュームたっぷりだけど21ペソ(約200円)。TACOSもおいしかったけど、僕はこれが一番好きでした。ちなみに庶民的なお店では、紙のお皿を再利用するため、写真のようにお皿をビニール袋で包んで、料理を載せる。まあ、エコなスタイルというべきか。



↑Estadio de Jalisco (ハリスコ州スタジアム)
メキシコリーグ、CHIVASとAtlasの本拠地。中段には、家族などが飲食しながら観戦できる部屋が並ぶ。予選リーグ最終戦 このスタジアムで日本代表はAtlasに0-4で敗れ、1分け3敗で予選リーグ最下位。最終日にはCOPA LIBERTADORES の出場権をかけたゲーム、Atlas vs Lapaz (ボリビア)の試合も観戦した。 観戦した試合は5日間で13試合。

何よりこの研修に集まった、インストラクターをはじめ、様々なカテゴリの指導者の方々11名及び現地でお世話になった日墨交換留学生の方々と、いろいろなディスカッションをできたことが、試合観戦以上によかった。

特に、全国初優勝した四国ユース選抜で一緒にプレーして、後に慶應でも先輩であった森さん(徳島市立→慶應義塾→川崎フロンターレ→川崎フロンターレJrユースコーチ)と、偶然にも同部屋で、始終サッカーの話ができ、森さんのサッカーに対する整理、考え方を学ぶことができた。行動を起こし、人と関わり、自分を磨いていくことの大切さを身にしみて感じた1週間であった。













Por favor, mi amigos!

2008-01-25 00:57:43 | 蹴ログ
明日、いえ今日からメキシコに行ってきます。
Guadalaharaというメキシコ第2の都市です。

自分にとっては13か国目、21番目の都市。

けどまだ今の時点で準備はNothing。
その前に日本で済ませておかなければいけない仕事が3つ残っています。

いつもこんな感じだな。

だいぶ追い込まれてきました。

けどメキシコ行くのに悲観的なのは似合わないな。

何てたって、"Amigo!"で何とかなる国だそうですから。











朝4時到着のち国立のち寒川

2008-01-07 00:12:13 | 蹴ログ
関ヶ原から一宮まで25Kの渋滞にはまり、パーキングでゆっくりしていたりなどして時間をつぶしたこともあり、

三木東のインターから16時に乗って、家にたどり着いたのは翌6日朝4時でした。
10時前に飛び起き、国立競技場へ。

流経柏 対 津高、藤枝東 対 高川学園を見て、その後寒川へ。

フットサル県リーグの最終戦を助っ人として闘って、その後合宿所によって、リカバリーの筋トレをやって、今日は朽ち果てそうです。

しかし体が動かん。フットサルあれでは闘えない。
今年は、いつ復帰してもよいようにしっかり体を作ります。

しかし眠い。来週もがんばっていきまっしょい。

U18女子選手権

2008-01-07 00:04:41 | 蹴ログ
実家からの帰りに、三木防災に立ち寄り、U-18女子選手権を観戦してきました。

レッズJr vs 鳳凰高校 0-0 (得失点差でレッズが勝ちぬけ) 

個の力では互角だったが、相手の3トップにどんなにプレッシャーを受けようと、DFラインからのビルドアップに徹したレッズの方が、サッカーの可能性を感じさせた。くさびに対して鳳凰のプレッシャーも強くなり、インターセプトされる場面が多くなっていたが、勝負がかかった試合でも、ビルドアップを貫いて、FWの引き出しを要求し続ける姿勢は、しっかり育成という観点で大会を捉えているなと。

メニーナ vs 神村学園中等部 3-0

終わってみれば、3-0でメニーナの完勝だったが、個のアイデア、チャレンジで、神村があわやと思わせる場面は多くあった。神村のほうがメニーナっぽいという時間帯は長く、育成でも競争が行われていることを如実に示す内容であった。メニーナも危機感を感じているんではないかな。

三木防災は、何でこんなところにこんな施設がと感嘆。陸上競技場、サブグラウンドのほかに、人工芝1面、天然芝2面は立派。



次に自分達が何をできるか

2008-01-05 00:54:05 | 蹴ログ
 他高のOB戦にちょっとお邪魔して、「知己(とも)」と会って話をしてきました。良く考えてみると、彼は小学校から知っているのに、今まで同じチームになったことがなく、サッカーで対戦する以外の接点はなかったはずなのに、何故かいろんなつながりがあり今に至ります。その不思議な縁は湯郷のデービットと一緒です。

 大学でお互い上京して、彼は4年で東大サッカー部の主将を務めたわけですが、場所を変えても、夏の山中湖合宿中に、毎年恒例の練習試合を、藤色のユニフォームを着る彼と闘っているととても不思議な気持ちになったのを覚えています。

 お互いや周りの近況はそこそこに、主に話したのは、自分達は郷土のために今から何を目指していくのかということ。

 自分達の先輩は、例えば愛媛FCのJリーグ入りであったり、誰もが不可能と思っていたことをものすごい行動力と実行力で成し遂げ、それはまだ進行中。

 じゃあ自分達は何ができるのか。成し遂げるためにどのような力を蓄えていくのか。

 世界的な場で活躍する彼といつでも話ができる目線とマインドを保って生きたいと思います。

 明日早朝に松山を発ち、三木でU-18を2試合観て、下田に帰ります。   

   


謹賀新年 2008年も宜しくお願い致します。

2008-01-03 00:11:40 | 蹴ログ
 明けましておめでとうございます。2008年、「8」の年です。縦だと「8」、横にすると「∞」。試合を決定付ける仕事ができる選手が「8」。

 皆様の2008年も、健康で幸多き1年になりますよう。まずは健康が一番です。

 昨年のスローガンは「あたり前のことをあたり前に」でした。1年間自分の生活を振り返ると、公私共々、目標の設定が甘かったと思っています。「あたり前」という基準は自分のおかれた環境がいかなるものであってもぶれてはいけないものなのに、いろいろな厳しい局面に直面して、自分であたり前を調整してしまった。それをぶれないものにするだけの強さがまだ自分にはなかったというのが実感です。

 自分の弱さに打ち克つ術を持っていなければ、自分が本当に成し遂げたいものは手に入れることができない。

 2008年のスローガンは「克己心」です。この「克己」という言葉は、道後中学時代の井上校長(故人)に教わった言葉ですが、今年はこの言葉を噛み締めて一生懸命に生きていきます。

 と、また硬いスローガンだなあと思われるかもしれませんが、今年も笑顔を絶やさず楽しくいきますよ。真剣に毎日取り組みますが、決して深刻になってはいけないです。

 もう一つ井上校長に教えていただいた言葉で、「知己(とも)」。己を知ってくれていることこそ、自分にいろいろな示唆を与えてくれる。いろいろなジャンルの「知己」といろんな話をしていきたいですね。

 2007年の蹴ログを読み返しましたが、記事が少ないですね。。。今年はまず日々考えていることをしっかりと形に残せるよう、自分の頭を整理することも含めて、更新頻度を上げていきます。

 今年も宜しくお願い致します。2008年もがんばっていきまっしょい。
 


 

中学校訪問日記

2007-12-30 23:02:22 | 蹴ログ
 2007年もあと少し。松山に帰って、まずやろうと思っていたのは、限られた時間の中で、できるだけ沢山の学校を回って、どんな選手がいるのかサッカーの状況を観て回ること。ただ、毎日選手を観ている指導者の方とは違って、つかの間しか観れないのでは、なんの指導にもならず、選手のためにもならない。ので、信頼して頂けるチームにこちらからお願いして練習を一緒にやらせてもらうスタンスでのぞみました。

 小学校~高校の同級で中学サッカー部の顧問をしている高岡先生(彼は高校時代はラグビー部なので不思議ですが、今では立派なサッカーの指導者です。)、中学でテクニックを教わった恩師である高橋先生の中学を訪問して、短時間ながら、いろいろ勉強させていただきました。

 この写真のお弁当は、高橋先生の中学校を訪問したときに頂いたものです。説明が難しいですが、その中学校に自分が中学時代の家庭科の先生(自分は直接教わっていないけれど)がいらっしゃって、何でもその中学校の家庭科部?がお弁当の全国大会に出場するそうで、その試作として、人生で初めて?中学生の手作りお弁当を頂きました。

 まだ大会前なのでお弁当のコンセプトや工夫は明かせないので残念ですが、そのお弁当のストーリー、郷土の料理を散りばめ、栄養バランスも満点、味も満点でした!

 で、肝心のサッカーはと言うと、やはり現場の指導者の方々は毎日いろいろ悩みながら選手と向き合っているということ、育成の現場からはいろいろな可能性のある選手が育っているということ、よりよい環境にしていくにはまだまだやるべきことがあるということを実感した日々でした。

 現状に甘んじず、常に上を目指してがんばっていく勇気をもらいました。   

1070KM

2007-12-24 22:46:58 | 蹴ログ
東名川崎21:20に乗って、山陽道 広島ICについたのが12:10。
広島スタジアムで行なわれた 湯郷 VS INACレオネッサ は0(前半0-1)2でINACレオネッサ。デービットは悔しそうでした。

会場の受付を手伝っていた05年早稲田ア女主将の近藤さんに思わぬところで会いました。

岩崎家広島在住時代からお世話になっていたメキシコ五輪の英雄、小城さんにもご挨拶できました。

あすかを湯郷に連れて行ったときに、夜デービットと一緒にご馳走になった湯郷サポータの方にもご挨拶できました。(結果はさぞかし残念だったと思いますが)

妹のナビは全くもって、使えなかったけど、その後、市街で計画通りお好み焼きを頂き、17時出発。しまなみ街道を通って(夜のしまなみ街道は景色を楽しめない)、今治からの急カーブばかりの山道を、後ろの車にあおられながら走って、命からがら松山に帰ってきました。およそ23時間、1070KMのドライブ。

相棒も良く走りました。しかし眠いです。


'97 マリノスvs ベルマーレ

2007-12-20 22:21:16 | 蹴ログ
スカパーで、懐かしの試合をやってました。

マリノスには中村俊輔、ベルマーレには中田が中盤に。
このときから中田は一人違う世界。

あまり期待していなかったけど、マリノスよいサッカーをしています。
山田が相当いいです。

 フリオサリナス 
      城
        山田
   中村  三浦  
賀谷   野田
  小村 井原 松田
     川口


     

2007年シーズン終了のご報告

2007-12-18 00:37:28 | 蹴ログ
 12月16日に行われた東京都リーグ2部最終節 対 日本女子体育大学戦において、2-0(前半1-0)で勝利し、2部2位で東京都リーグ1部昇格を果たし、ソッカー部女子の2年目のシーズンは終了しました。

 今年1年ご支援いただいた皆様にあらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 「サッカーで味わった悔しさは、サッカーでしか晴らすことができない。」

 11月23日の入れ替え戦で、同じ日本女子体育大学に敗退してから3週間。2部1年目での都リーグ1部昇格は快挙であり誇りですが、ここで自分たちが掴んだ良い環境を生かし、来年こそ大学リーグ1部昇格を果たすまでは、あの悔しさを晴らすことはできないでしょう。

 しかし、選手はぎりぎりの状態の中でよく踏ん張って結果を出したと思います。

12月2日のインターセプト戦では、押し込んだ展開ながらも先制され、苦しい展開のなか、11人が連動したビューティフルゴールで同点に。しかし1-1のまま終わり勝ちは掴めず。

12月9日のフィオーレ武蔵野戦でも、先に2点を奪われ、追いすがるも追いつくことができず1-2で敗退。

勝ちたい。でも勝てない。

 入れ替え戦以降、自分自身も、選手に何を伝えればよいのか、どう接していけばよいのか、どのようなテーマで、どのようなトレーニングを行えばよいのか、暗闇の中を手探りで進むような状態が続きました。それは他のスタッフ陣も同じだったのではないかと思います。選手ががんばったことに対して、結果に導いてあげることができない。何のために選手が苦しい練習をがんばってきたのか。その答えに導いてあげることができない。選手の大学生活の貴重な1年を預かる指導者として自分は失格ではないかと自問自答し続けました。ただ、このチームに残されている残り3週間の毎日を、このチームで少しでも高いところに行くために、1日1日を積み上げねばという思いだけで、過ごした3週間でした。

 入れ替え戦のミーティングで、「サッカーから逃げるな」 そう選手に言いましたが、一番逃げたかったのは自分だったかもしれません。

 けど、入れ替え戦後の、火曜日の練習で、選手の目の色が変わった。今シーズンで一番と思えるくらい、熱く、内容のあるトレーニングができた。それが救いでした。それぞれが苦しいながらも、どうにかサッカーと向き合おうとしている。その雰囲気を感じたことで、再度チャレンジする勇気をもらいました。

 最終戦前日の練習。最後に決めるだけ(クロス想定の斜め前方からのパスをシュート)のシュート練習の、決めあがりの一本で、全員が苦手なヘディングのボールを要求しました。そのときに明日は勝てるかもしれないなと思った。あれだけ心をこめてあげた浮玉のクロスは、おそらく今までなかったと思う。最後に決めたのは、チームで一番ヘディングが苦手な4年生の選手でした。何度も外したけど最後は振り切ってゴール左上隅に決めた。あのときの蹴ったボールの感触、軌道は一生心に焼き付けておきたい。

 今年は4人の卒業生を社会に送り出すことになります。

 主将を務めたまりこは、3年生でFWからDFへコンバート。そして4年生の最後のシーズンはGKにコンバートして、たった1年とは思えないほどのGKに成長しました。日吉駅のミスドの前で、「GKやらないか」「えー、無理です」の会話を2時間近く繰り広げたのを覚えています。典型的な末っ子甘えん坊タイプ。GKコーチ2人で、GK1人という状況の中で、厳しいトレーニングを、両親が子供を公園で遊ばせているような雰囲気に変えてしまえるのは彼女しかいないでしょう。最終戦勝って、観客先の前でみんなで並んで歌ったまりこの部歌は一生忘れません。

 主務を務めたゆうかは、一族の中では一番まともではないかと噂されるなか、長く親元を離れて、海外生活を送った中で培ったであろう処世術を存分に発揮して、チームに明るさをもたらしていました。彼女が、「私は大学時代、体育会でサッカーをやった」と言ってくれるかどうかが、女子サッカーの発展の鍵を握っていると思います。ピンクのポルシェの運転は卒業するまでお預け。

 超大型繊細ディフェンダーのまいは、昨年度のシーズン初日に前十字靭帯断裂し、体育会の1シーズンをほとんどリハビリに費やし、そして迎えた最後の1年でした。けど怒った記憶しかありません。なぜあんなに怒ったのかは今でも分らないけれど、それは期待の裏返しだったのか。最終戦を見事に無失点で抑えた。そのDFは僕の誇りです。彼女がいないディフェンスラインはあまり考えれない。けど平均寿命60歳と言われる広告代理店に就職する彼女は、卒業後のほうが心配です。

 涙腺弱系格闘家ディフェンダーのともは、脳震盪、捻挫、骨折、シンスプリントとけがが絶えず、何度も家に送り届けて、ご両親に謝りました。そして、何度もやめるという相談を受け、そのたびに何度も説得し、ときには、何でやめるのを止めているかもわからなくなるような、そんな選手でした。彼女と話していて、彼女の涙がなかったことはないのではないか?と思います。しかし、DFの技術、危険察知能力は抜群。そんな彼女が、今シーズンの大学リーグ2部の最優秀ディフェンダーを受賞したのは、そして、最終戦後、お母様から、果たし状ではなく感謝状をいただいたのは、報われることの少ない監督業の中で、自分の一生の誇りです。

 ソッカー部女子の2年目は終わりました。けどソッカー部女子はまだ始まったばかりです。これから「100年続きますように」、皆様の引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。