松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇結婚41周年記念旅行・白石市(宮城県)は奥が深い(白石市)

2018-11-02 | 5.同行二人
 結婚41周年旅行は、宮城県白石市になった。そして、白石市は奥が深かった。

 もともとは、日ごろ、慎ましく暮らしているからと、北海道函館にグランクラスで旅行に行こうと考えた(指定席特急券だけで、一人5万円した。他家はともかく我が家にとっては、清水の舞台的である)。それが地震で中止になり、宮城県白石市の鎌先温泉に行こうということになった。口コミが、東北一というふれこみの温泉宿である。

 確かに、値段も高くなく、しかし温泉や料理、サービスもとても良かった。大正時代の3階建ての釘を使わない本館が有名であるが、こちらは食事室で、寝泊まりの部屋の方は、近代的な和洋室という役割分担はとても良かった(有形文化財の旅館はいくつか泊まったが、やはり居住性は落ちてしまう)。


 それらも良かったが、結婚41周年にもなると、旅の作法が似通ってくる。まちを歩いて、ガイドの人と話したり、受付の人とは話し込んだりするのがとても多くなった。白石でも、そんな感じで、二人の感想は、「白石は奥が深い」。

 白石は、真田幸村とのエピソードで有名な片倉小十郎の城下町である。戦国時代の最後から廃藩置県まで、片倉氏の城下町であったということで、また明治維新の奥羽越列藩同盟でも重要な役割を果たした町である。

 白石城は、平成になって再築した城であるが、鉄筋コンクリートではなくて、木造のお城なので、どんどんと落ち着きが出てきた。ここでは、親切にも甲冑サービスをやっていて、私は早速、片倉小十郎の甲冑を着せてもらったが、とても伊達政宗の先陣を務めるようには見えないのは仕方がない。


 武家屋敷も残っていて、ここでは吉永小百合がJR東日本のポスターを撮ったとのことで、連れ合いも、吉永小百合的にポーズをとったが、むろん、小百合さんとは比べるのは無理がある(たしかにスターは前傾姿勢で、旅に行こうという雰囲気が出ている。素人は、記念写真である。ここでも、武家屋敷の受付の人としばし話をして、その後、見学にでかけたが、その人が、あとから追いかけてきて、ポスターを見せられ、しばし吉永小百合の話になり、そこで連れ合いも、展開上、小百合さん的ポーズをとっることになったのが経緯)。




 白石では、昔の商家、酒蔵、入った食堂、どこでも話が長くなり、結局、いろいろなものを買ったり、食べたりすることになるが、これが二人の旅のスタイルなので、仕方がない。

 そこで学んだことは、夫婦は似てくるものだということと、「白石は奥が深い」。
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