松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆書評『協働が変える役所の仕事・自治の未来』(三浦半島)

2013-08-19 | 1.研究活動
 いつも読んでいる書評・自治体職員の読書ノートに、『協働が変える役所の仕事・自治の未来』(萌書房)がでていた。ちょうど1600冊目の本ということである。ブログ書評がこんなに続くのは、それだけファンも多く、このブログの書き手(本の読み手)が練達しているからである。私自身は、このブログの良いところを見ようという温かな姿勢が好きである。

 たくさんの本を出しているので、私の本についての書評を見かけることも多い。「的確に紹介してくれている」と思うものがある反面、「そこを突っ込むのか」と思ったり、なかには、「ちゃんと読んで書いてくださいな」という気持ちになるものもある。
 ちゃんと読んでもらえるように、誤解のないように書かないといけないのかもしれないが、人の本を評価するのであるから、もうちょっと、ちゃんと・・・という気持ちも無理がないところではないか。

 この自治体職員の読書ノートは、読み手が練達しているので、ポイントを押さえて、うまく読んでくれる。
 『協働が変える役所の仕事・自治の未来』は、公共は役所だけが担うのではなく、市民も担うというところが、基本軸であるが、「ここが本書全体のキモなのである」とさっと書いてある。その他、詳細は、このブログを読んでほしいと思う。

 「著者の協働論の集大成」と書いてあった。そうなのかもしれない。たしかに枝葉はつけられるかもしれないが、大筋のところはこの本にすべて書いてある。「必読」とも書いてくれた。ありがたいことである。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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益益期待 (マロン教授)
2013-08-22 21:21:50
とてもいい書評、ありがとうございました。
たしかに協働については臨界点で大枠はこれまでですね。
今度は、協働を含めた自治全体を考えてみよう・・・ちょっと大きく出過ぎですね。
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過褒御礼 (hachiro86)
2013-08-21 23:16:04
「自治体職員の読書ノート」の中の人です。過分のお褒めをいただきありがとうございます。練達などとは到底言えませんが、書き手の方へのリスペクトだけは忘れないよう心がけています。

集大成などと書いてしまいましたが、さらにこの臨界点を超えるような著作をお待ちしております。私も「一緒にやらない協働」を意識しつつ、本業の方をちゃんとがんばるようにします。では。
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