松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆公募委員のあり方(コミュニティ政策学会研究会)

2021-11-21 | 審議会の作法
 コミュニティ政策学会の関西地区の研究会があった。ZOOMの会議である。テーマは、「公募委員のあり方」なので、面白そうなので、参加した。

 今回は、議論や報告を聞くつもりで、参加したが、発表者・事務局等も含めて、7,8人くらいだった。はじめは、ベットの横になって、参加したが、少数で、私の顔を移っているので、慌てて、セットして座り直した。

 もっと関心があり、多くの人が参加すると思ったが、少なかったのは、コミュニティ政策学会だったからかもしれない。自治体学会ならば、もっと多くの参加者があるかもしれない。ただ、最近は、自治体学会のテーマは、今一つ、魅力がない。自治体学会らしい、挑戦的なテーマが乏しいように感じる。

 今回は、全体に、議論が入り口にとどまり、市民公募委員をどう活性化させるかといった、実践的な議論が乏しいのは、コミュニティ政策学会ゆえに、仕方ないかもしれない。私ばかり、実践的な話をしたので、やや、浮き上がっている感があった。

 今回、初めて、チャットを使って、気になった事項、あるいは、意見を聞きたいことを書いてみた。なかなか、面白い。慣れてくると、もっといろいろなことができるかもしれない。

 チャットに書いたのは次のことである。
1.学識者の市民公募。報告者も私とは違う切り口で、これをテーマにしたのでちょうどよかった。私は、地元の市民公募に落ちた話を書いた。私の問題意識は、専門家と呼ばれる人たちも、まずは市民なのだから、市民として、参加するのが普通になるという道筋をつけたいと思っているが、なかなか、それが、行政ルールにならないことである。知恵や知識を持っている人を、取り込むことをしないともったいないと思う。

2.公募市民が勉強するという話があったので、その仕組みについての質問である。個人の努力ではなく、仕組みが大事だと思うが、ここでは、白岡市の宿題方式を説明した。

 大事なのは、附属機関はこういうものという、固定概念にとらわれず、面白いと思ったことや実効性がありそうなことは、どんどん提案し、やってみることではないか。研究者や市民は、行政の仕組みが分からないことが、むしろ強みなので、遠慮ないらないと思う。その中で、できることできないこともあるが、少しずつ、成功体験を積み重ねていくことが大事ではないか。

 会議形式を円形にし、たまには、ワークショップをやり、全員発言するまで帰さない、宿題方式を試みるなど、これまでの審議会とは違うことは、いくつもやってきた。もっと違う、新たな知恵と試みもあると思う。ぜひ試してみてほしい。
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