松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆審議会の作法⑰事前打ち合わせ(相模原)

2019-08-20 | 審議会の作法

 段取り八分というけれど、一理ある。

 会長の仕事は、会議当日だけでなく、事前の打ち合わせも重要な仕事になる。どうしても時間が取れないときや会議の内容によっては、メールですむ場合もあるが、直接、事務局と会って、打ち合わせをするのが基本となる。

 大学でやる場合もあるが、どこでも行きますと言ってくれるので、最近は、横須賀軍港が見える汐入のスタバがお気に入りである。穴場は、これは以前書いたが、ジョナサンがいい。すいているからである。

 打ち合わせの時間は、1時間あれば、十分である。しかし、15分くらいなら、やらなくてもいい。つまり、単に内容の確認、打ち合わせならば、メールでよく、1+1を3にするのが打ち合わせである。

 1+1を3にする打ち合わせは、それぞれが相応の準備とアイディアを持っていることが必要である。そして、話のなかでの、自由闊達、発展止揚が大事である。

 この日は、総合計画の審議会の前に、相模原市役所で行った。区民会議の5期のテーマをどうするかであるが、これが難しいので、私なりに対案を考えていた。

 ところが、事務局が考えてきた案は、私の案より具体的で現実可能性がある。たたき台がよければ、そこから、またいいアイディアが出てくる。打合せ後感が、とてもよい事前打ち合わせになった。

 考えて見ると、相模原市南区との打ち合わせは、ずっと、こんな感じだった。とくに、ここ数年は、打ち合わせのなかで、自分でも思わぬアイディアが出て、人知れず、自ら、驚くことがある。

 私がアイディア豊かになったということはないだろうから、人の力を引き出す雰囲気が後輩に引き継がれ、良き伝統となっているのかもしれない。

 要するに、人が持っている力をどれだけ引き出せるか、人も金もない時代、自治体職員や私たちに、今、求められているということだと思う。

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