★病歴(2001-2020)★

2001年

大学2年の頃、学校帰りの電車の中で突然苦しくなる。その後、十二指腸潰瘍が見つかり、治療後に落ち着く。呼吸苦はなくなったが、それから就職するまで胃痛に悩まされる。

2007年

帰宅途中の電車の中で、倒れて、救急車で運ばれる。搬送先で初めて「過呼吸」と診断される。親に相談するが、理解されず、精神科にかかることを両親共に大反対された。

2009年

生理痛がひどく、その日が近づくと呼吸が苦しくなる。電車に乗って通勤するのが次第に怖くなってくる。仕事を続けることに限界を感じて、1年お付き合いした男性と結婚。式を挙げる前に入院するほど体調を崩し、精神疾患が悪化。精神薬に頼るようになる。

〜結婚に前向きになったきっかけ〜

パニック症や生理痛に理解のない両親の代わりに、その部分を理解してくれる男性と結婚して、自分の安心できる場所が欲しくなった。それまでは兄が好きではなく、男の人に苦手意識があったのと、女子高、女子大と男性との接点が少ない学校生活を送ったので、リアルな男性と関わることに抵抗があった。

2010年

前の夫から右肩をぶたれる。そのことで、さらに精神疾患が悪化する。ようやく、両親が私の精神疾患を受け入れ始める。

2017年

前の夫と離婚。精神疾患がさらに悪化する。離婚して実家で暮らすようになり、実家近辺での通院を始める。初めにかかった病院からは検査もなく、統合失調症と診断され、5種類の薬を処方される。5年は治らないなどと言われる。父から半ば強制されるように徒歩圏内でパートを始める。面接で「鬱です」と言ったが、なぜか受かった不思議な職場。後で労働環境が悪く、人が足りないから、補助的に採用されたのだと知る。情報を集めるうちに、通院してた病院に不信感がたまり、今の病院に変える。統合失調症ではなく、パニック症であることがわかる。減薬したくて、自己申告したことにより、薬を3種類まで減らせた。

2019年

再婚。気持ちが落ち着いてくる。

2020年

4月

一時的に悪化。

5月末

鍼灸マッサージに通い始める。鍼とお灸と漢方で劇的に回復傾向に。3年ほど飲み続けたベンゾジアゼピン系のレキソタンの減薬が難しいことを知る。毎日2mg飲んでいたのを0.2mgずつ減らそうとするが、たった0.2mgでも息苦しさ、食欲不振という辛い離脱症状が出る。鍼灸マッサージの先生に相談し、「抑肝散加陳皮半夏」という漢方を飲むようになり、すぐに効果を感じた。呼吸がゆっくり穏やかになる。それまでは常に体が緊張状態にあるみたいだった。離脱症状は私は3週間ある。生理痛を和らげるため「桂枝茯苓丸」も飲むようになる。生理痛だけでなく、息苦しい感覚も軽くなるため、生理中、生理前以外の日も少量飲むようになる。

9月4日

強い発作が出る。

以前は頓服を飲まないと苦しくて落ち着くことができなかった。寝ようとしても苦しくて寝れない。そんな状態になるのに、今回は上向きに寝て目を閉じ、深く呼吸を吐き出すことを意識できる。呼吸が少し落ち着く。苦しい状態は2時間続いたが、自力で苦しくない呼吸に戻せた。自信につながる。パニック症状回復の実感。息苦しさが続くので食欲不振になっていたが、次第に空腹も感じられるようになる。

11月

基礎体温を測るため、起床時間を決め、ラジオ体操、ウエスト引き締め体操、7分のバニトレを毎日の日課にする。規則正しい生活を送れるようになる。毎日のように感じてた息苦しい感覚が和らぐと、家事も細かいところまで手を尽くすゆとりが出始める。外出の恐怖も、近所なら抵抗なく出歩けるようになった。散歩、自転車移動ができて楽しい。お腹も空くようになり、ご飯が美味しい。体力もつく。

11月9日

約2週間ほど減薬を休んでみた。その間も漢方を毎日服用。鍼灸マッサージには毎週通う。薬の量を少なくする前より体調がいい。減薬しても問題ないことを確認できただけでも価値があった。焦らず、体調を見ながら減らしていこうと思う。精神病院には減薬のタイミングで通院することにした。

11月30日

気温差で体調が悪化する。特に午後は16時に西洋の常備薬を飲むまで息苦しい感覚が続いていた。体調が良い状態がわかってから、息苦しい日は寝込むことが多くなったが、体を休めるためにいい傾向と思う。

12月1日

精神疾患を抱える方からパニック症には「半夏厚朴湯」が効くと教えてもらい、「抑肝散加陳皮半夏」から「半夏厚朴湯」に切り替える。翌日から息苦しい感覚が嘘のように消える。一般診療で処方してもらえるツムラ16番なので、健康保険+自立支援医療制度の利用でとても安く手に入る。

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埼玉県鴻巣市　人形町治療院

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