「願興寺」悠久の1200年

最澄縁の願興寺ブログ。2015年には開基1200年祭を予定。本堂、24体の仏像が国指定の重要文化財。

桜が待ってくれました

2009-03-31 18:02:33 | 願興寺
例年、願興寺祭礼に合わせるように桜が満開になる。今年は桜の開花が早くなって、祭礼にときには散ってしまうのではないかと心配していたが、これは杞憂に終わりそうである。もともとは五穀豊穣を願っての祭礼であったようだが、前回ご紹介したように、願興寺には知恵の象徴である「文殊菩薩」の所蔵している。

この文殊菩薩は24躯の国指定の重要文化財の願興寺所蔵の仏像の内、鎌倉時代の仏工「覺俊」作の釈迦如来の脇侍である。この釈迦如来は、日本でも珍しい転法輪印(または説法印)をむすんでいる。法華経を説法している姿である。4月5日の日曜日には、1200年の歴史ある「願興寺祭礼」に参加し、薬師如来にお参りして、文殊菩薩にお子さん、お孫さんの学業成就を祈願なされてはいかがであろうか。願興寺祭礼では蠅追いという役者が出るが、この蠅追いの持つしきみの枝で頭を打たれると、1年間無病息災で過ごせるという。

願興寺公式サイト

進学・進級された方へ

2009-03-28 15:00:23 | 願興寺
願興寺には、鎌倉期より伝わる文殊菩薩が所蔵されている。「三人寄れば文殊の知恵」といわれるように、一般的には知恵の象徴である。願興寺所蔵の文殊菩薩は、白い獅子の上に鎮座している。その獅子が口を開いているのは、邪気を吸い込むとされている。進学・進級等で学業を成就したい方には、願興寺の護摩木祈願とともに、文殊菩薩にお祈りしていただくことをご提案したい。

願興寺所蔵仏像へ

願興寺(蟹薬師)祭礼迫る

2009-03-20 13:52:22 | 願興寺
私たち住民にとっては、子どもの頃から親しんだ「お薬師さま」の祭礼が4月5日に行われる。毎年、桜の見ごろと重なって、悠久の歴史と花見とを一度に楽しむことができた。今年は桜の開花の方が先になりそうだが、獅子舞に蠅追い、囃子と舞の曳山と陽気のいい時期に楽しめる。名鉄御嵩駅から0分の位置にあるので、是非多くの方に楽しんでいただきたい。

願興寺公式サイト

たんどこのひな飾り

2009-03-01 14:00:43 | 御嵩町
名鉄御嵩駅を降り、願興寺から200mほど東に進むと、古民家を借り地元の女性たちが運営する「たんどこ」というコミュニティーの場がある。そこでは各種の催しが行われているが、この時期にはひな飾りが行われている。

昨日訪れたら、よくぞここまで集めたもんだと言えるほど飾り付けてあった。集めるのも大変なら、飾り付けるのはもっと大変であったことが想像できる。名鉄御嵩駅から願興寺、中山道みたけ館(図書館、郷土館)商家竹屋を経て、「たんどこ」まで足を延ばせば、中山道御嶽宿を偲ぶことができよう。