東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城(代表:阿部 寛行)

※H27年4月を持ちまして本活動は(社)Kotネットワーク本吉に引継ぎました。本ブログは4年間の活動の記録です。

阿部寛行代表による講演会

2012年10月12日 | ブログ
阿部寛行氏による講演会 活動報告書

[生きる~3.11 東日本大地震から1年、真の復興への道とこれからの希望の光~]

東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城 阿部寛行代表による講演会を以下の日程で行いました。

2012年5月18日(金) 広島県尾道市 尾道しまなみ交流会館 1F市民ギャラリー
2012年5月19日(土) 岡山県高梁市 高梁市立高梁中学校 
2012年5月19日(土) 岡山県倉敷市 倉敷芸文館 201会議室
2012年5月20日(日) 大阪府淀川区 大阪研修センター

 講演の内容は、阿部さんがこれまでに行なってきた気仙沼での復興支援活動や、被災地の現状についてでした。
具体的には、震災当時の状況、避難所での生活から仮設住宅への移行、仮設住宅での現在の生活と今後、集団移転へ向けての準備、小泉地区の今後の取り組み、などでした。講演はパワーポイントを使用し、詳しく、わかりやすくお話いただきました。また、途中、3月11日に実際に撮影された動画を上映されました。私たちネットワークちゅうごくのメンバーも訪れた、気仙沼市小泉地区の元あるべき姿、それがどんどん波にのまれていく様子、そこに滞在していたのだという実感、画面に映る雪…なんの罪もない人たちから、一瞬にして何もかもを奪っていった地震と津波の恐ろしさを改めて感じました。
 
 講演会が終わり、月日がこのまま経てば今回の講演参加者の脳裏からも震災と未だに苦しむ東北の姿は忘れられるかもしれません。東北に行かなくても出来ることの大きな一つは情報発信だと感じました。どういった手法がベストかは判断しきれないが、Webだけでなく地域紙や学校新聞などに載せてもらい、良い話と現状をありのまま載せてもらう、もしくはブログで発信し続け、まとめ記事を配布してもらうなどでも良いのではと感じました。

 今回の講演会を通じて、改めて震災の被害とそこで暮らす方々のことを考えました。東日本大震災から1年余り経過し、何が変わったのか、何も変わっていないのか。西日本にいながら、私たちに何ができるのか。考えることは多くありますが、今後も継続して寄り添って活動していきたいと強く思いました。

  最後に、阿部代表、ご協力いただいたすべての皆さま、講演会に足を運んでいただいた皆さまに心から感謝しております。ありがとうございました。

また、各会場に設置した募金箱に集まったお金は合計で¥70,611でした。これらの金額は全額講演会の開催費用と小泉自然学校への寄付に使わせていただきました。ご協力ありがとうございました。