きーむらーたーくやー
敢えて日記とかには書かずに回復を祈ってました。
みんなそうだったみたいですね。
今日一日、なんか胸に重ーいものをずーっと抱えてるような感じでした。
37歳でしょ。私と大差ないじゃん。若すぎる。なんかうそみたいで信じられない。
↑緒方引退試合のとき
↑3年前の東京ドーム。2ベースヒット打った!
↑同じく3年前?いい席もらっていったとき。
私のフォトアルバムには黒いユニフォームの写真しかありませんでした。
木村拓也は黒いユニフォームになっても好きだったんです。
「球団からはカープの目指す野球に合っている選手で、絶対に必要で残って欲しいと言われました。
私自身もカープに育ててもらったし、カープが好きで、今の仲間と優勝したいという気持ちで一杯なので、FA権を取得したからといって心が揺れたことはありませんでした。
FA権取得は、この世界で長くやれた勲章だと思っています。日本ハムで4年、カープで9年はあっという間でした。
来季はもう一度原点に戻り、140試合出てチームの勝利に貢献したいと思います。」
多くのひとが書いてますが、木村拓がFA残留を決めたときの会見のコメント。
FA権を取得するや次々に他球団に去っていく主力選手が続出する中でね、ほんとうにうれしかった。
プロ野球選手の宿命、チーム事情もあるんだろうということは承知しつつも、こういう選手を放出するフロントになんともいえない寂しさを感じたものでした。
が、その後巨人でも大活躍して、カープでは果たせなかった優勝をしてね。
うれしそうな木村拓の姿をみて、心からよかったなーって思えた。
ゴールデングラブとかのタイトルはありませんでしたが、守備がうまかった!
小技もな。
カープは昔からユニフォームが土まみれになるのが似合う選手が比較的多いチームだと、それを誇りに思っていますが、木村拓也は特にそれが似合う選手だったと思います。
いかにも野球が大好きそうで、いつも手を抜かずに一生懸命プレーしてね。
一塁へもヘッドスライディングなんかして、笑顔で気合のガッツポーズしたりして。
いつもフォアザチーム。気迫を表に出すプレーから何か伝わってくる、カープの野球に似合ういい選手だったと思います。
そういう選手大好きなんですよ。
私がユニフォームの背番号を選ぶとき、「0」を選ばせてもらったのは木村拓みたいな選手がかっこいい、そんな感じになりたいなー、目指したいなという気持ちがあったからですよ。
足元の爪の先っちょの先っちょほども及んでいないけど、イチローとか松井とか前田とか緒方とか高橋慶とか衣笠とか山本浩二とか?
そういう選手の番号よりも、なんか私らしくありませんか。
あああああ恐れ多い;
背中の0番に恥ずかしくないようなプレーしたいよね。
いつも一生懸命で、手を抜かずにね、声出して、ユニがいっつも汚れてるみたいな。
緒方の引退試合のときのセンターフライも思い出されますが、池山の引退試合のとき、うまーくヒットっぽく見せたのはセンター木村拓ではなかったでしたっけ。いかにも「いいやつ!」って感じだったなー。
「木村拓が嫌い」というファンは見たことがない。ファンに愛された選手でした。
いつかカープに戻ってきて、今度はコーチとして、仲間やファンといっしょに優勝の喜びを分かちあえる、そんな日がくると思っていたのに;;
球場で、心から「ここで打ってくれー」と願い祈り応援して、打ってくれたら大喜びしてね。
内野抜けそうなゴロ飛びついてさばいてピンチを切り抜けて、震えるじゃないですか。
今までの決して少なくない時間をそうやって過ごしてきたわけですよ。
悲しい。
たくさんの思い出をありがとう。
心よりご冥福をお祈りいたします。