ONCC 8期 敗者から見た古代史

~古代史の通説を敗者の立場から読み解く~

ルーム講座

2020年11月10日 | 日記

午後のルーム講座

講義テーマ:知ればもっと楽しくなる! 能のお話いろいろ

講師:大阪音楽大学講師 北見 真智子先生

11月9日(月)13時~15時

 

能とは

能楽堂ー能が演じられる空間

 

能を上演する人々ー能楽師、演者

シテ方

 シテ:一曲の主役のこと

 地謡:能の斉唱を担当する役 本舞台右側の地謡座に座る

 後見:演能中は舞台後方に座り、常に全体を見守り、舞台進行を助ける役

ワキ方

 シテと対応し、シテの演技を引き出す相手役

狂言方

 アイ・・狂言の演技を担当する狂言方が能の中で受け持つ役およびその演技のこと

囃子方  笛方/小鼓方/大鼓方/太鼓方

能の音楽・・・謡

 コトバ:演劇におけるセリフに近いもの  フシ:音楽的な抑揚をもつ

 旋律やリズムなどの音楽的な魅力を発揮すればいいだけでなく、そこにドラマを表すことが大切

ノリ

※「ノリが良い」とか「ノリが悪い」という表現は、能の囃子のリズムから出た言葉です。

古典的題材:現行曲数は約240番ある。

(例)伊勢物語より「井筒」 源氏物語より「葵上」 平家物語より「忠度」

   神話より「玉井」 中国故事伝説より「楊貴妃」 伝承・説話より「船弁慶」など

  人間の運命や情念を描く                       

能面いろいろ

構成による分類

 

能「鵺」を鑑賞する。

 先生から「鵺」のあらすじ,前後半の解説を受けながら鑑賞

 敗れ去った鵺を人間の心を持っているもののごとく描く→魂の救済を求める孤独な心情

 平家物語のままに作りあげながらも、能の構成や形式に添わせて飛躍、転換させる。

幽玄美

 もうろうとした中から浮かび上がる美しさ。

 想像力をかき立てる何か、得体の知れない深さ。

 

講義を終えて

 敗者からの古代史を学ぶ我々、能の主役は敗者!

 

 

 

 

 

 



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