音楽教室paragon

ギターやピアノ、ウクレレ 等の楽器の事
機材の紹介
ライブに関することなど

ミュージシャンは大変?

2022-08-29 17:29:32 | 音楽教室
音楽教室paragon 上原です

この世界で何十年も生きていると
いろいろな事案に遭遇します

その一つに
”今度のライブに機材持参できる? 持って来て!”
”小さなギターアンプしかないから大きいのを!”
”ドラムがないので自前でお願い” とか

チャリティーライブとかで
機材は全部 出演者同士で持ち寄ってとか
よく有ります

もちろん楽器や機材は数カ所でのライブが同時に出来るくらいの機材
準備出来ますが安易に持参はしません

自分の機材は隅から隅まで自分好みに
手間もお金も数年かけて手を入れてありますので
変な扱いをされると不具合が起こります

よく有るのが
リハ終了後にボリューム上がったままで
ベースやギターアンプの電源SW切って
本番にボリューム上がったままで電源ON !

何気にやっていますが
下手するとこれでスピーカーが飛んで音出ずとか
アンプの回路が一気にショートしてアンプ自体の買い替えとか
悪い冗談みたいなことが十分に起こり得ます

実際に有ったのが
ギターアンプの上にコーラ飲料置いていて
何かの拍子に溢れたがそのまま使用
数年後に電源入れたらヒューズが飛んだので
修理に出したら飲料の液体がコンデンサー類を数年かけて侵食していて
電源一つのON OFFで8万6千円の修理代金が発生
アンプ使えずに修理期間が半年とか
なんて事が

例えるなら
あなたが事務員だとして
同僚から ”休みの日に仕事手伝ってくれない?”
あなたは多分 ”良いよ” 友達だし
軽い気持ちで引き受けます
 ”あなたの仕事道具は一切ありませんので持参してください”
”??” 
 ”机から椅子、筆記用具まであなたの使うものは全てお願い!”
”???”
てな具合です

せめて机と椅子ぐらいは準備してよ! みたいな

ライブとかのイベントで良く有る一コマです
主催側から出演が決まってから打診が来ます
 ”あれもこれもないので持ってこれますか?”

体力や気力が余っている時なら ”ホイ来たまかせとき”
てな具合ですが運悪く運搬車がない時はレンタル
大きい機材を自分1人で乗り降りさせてなんて事も有ります

演奏だけに集中したいのに
他の雑用で体力消耗して挙げ句の果てに
運搬時に指や腰を捻ったりしての負傷なんて事も

プロ同士なら阿吽の決まり事なので
電源の事とか他人の機材を扱う上での気遣いも
知識もありますので問題有りません

こんな感じでミュージシャンは大変ですが
ライブ終了時の歓声やライブ本番からの解放感は
想像以上のものがあります

受け入れられるものは受け入れて
妥協すべきところは妥協しながらも
自分をはっきりと主張すること
これが出来ている間は大変なライブ活動も楽しく続きます


ライブって何だ?

2022-08-29 10:39:41 | 音楽教室
音楽教室paragon 上原です

音楽活動をしていると
月に一回以上、または数ヶ月に一回
ライブ演奏の出演が有ったりします

日頃の練習の成果を見てもらい
反省を今後の成果に変える良い機会なので
上手くなるための近道であり堕落の一歩でもあり
表裏一体の掛けですが
なるべく出演したいと思っています

*堕落
自己のやりたい音楽を適正な場所で演奏できるなら良いが
収入目的でやりたくない演奏を誤魔化しながらやる
そのうち音楽への情熱が無くなり
演奏活動をやめてしまう方多数います

最近はコロナ禍での影響で
突然中止になる場合が多くて閉口しています

主催者は感染状況を気にして中止をしますが
見るのを楽しみに準備してきた側のお客さんからすると
この機会だから見に行けるとか
ずっと自粛してその日の為に準備してきて
あっさりと中止だの延期だの...

出演者もその日に合わせて
練習も体調も整えて日本刀の刃の上を歩くような
緊張感の中で本番に望みますので
アスリートの如く本番の日程が狂うと
一からやり直しを迫られます

サラリーマンバンドとか
オヤジバンドとか
趣味の延長でのイベントライブなら
仕事に支障を齎すような感染リスクのあるライブは
考えてしまいますが
職業が音楽家、演奏家だった場合は
収入源を奪われ
ツアーだった場合は自腹での出費まで出たり
感染に匹敵する以上のリスクとなります

簡単にはライブを止められない職業の方へ
来る来ないを決めるのは
あくまでお客さん側だと思います

先日こんな事が
”ライブやるのが決まっているけど
お客さん呼べないし、声かけられないよね!”
”??”

決まっているなら精一杯の集客努力をして
演奏能力も高めて
お客さんを迎え入れる努力をして最後に
今日入りが少なかったね! だと話が通るのですが
やる前から
そんな事話してどうするの? と思いました

家で練習していても上達はしますが
上手い人の生演奏で出音を感じて
自分との違いを考えていくことで
本物の実力も信用もある演奏家になれると思います

youtube好きな人は生配信でも良いのでしょうが
よっぽど自宅音楽環境やイヤホンの性能が良くないと
平面での画面からくる画像や音での音楽は
現場での音楽に勝てることはないと思っています

演奏家やお客さんの心構えをもっと汲んだライブ企画
決めたらとことん努力する事
こんな配慮のできる社会が有っても良いと思います