思いで陽だまり

自分に甘く、他人にはもっと甘く、1960年生まれがゆるっと精神的気休めに書いてます。

男らしさは「優しさ」

2021-07-29 21:07:42 | 日記
テレビで男らしさとは、というアンケートに
1位が「優しさ」だったそうです。
これすごくわかります。自分もそう思う。
ここでいう優しさはかつての【男らしさ=俺についてこい】の時代には
評価されなかったのかもしれない。

俺は男だーーーってパワフルに頑張る男性もいいんだけど
「ちょっと休んでおいでよ、後は引き受けるから」とかいうように
気配りのできる人のほうが優しいなと思うし、ほっとできる。
時代が変わって攻める力よりも護る力が必要になっていて
人々の心が安らげなくなってきたのかな、とも思う。
さらに突っ込むと今なぜ男らしさとか女らしさとか言ってるの?って
それより人間として大事な事は何?って思う。

男性にとっても女性にとっても、
オールドでもヤングでも
内面が重視されてきたのは
良い事じゃないかなと思う。

男の子、女の子、と言って
限定した子育てはもうこれからよほどの確固たる信念がないと
難しいだろうなぁと思っている。
生物的な差異はどんどん狭められている。

男の子だから、男の子らしく
女の子だから、女の子らしく
母親だから、母親らしく
嫁だから、嫁らしく
不細工だから不細工らしく
イケメンだから、イケメンらしく

.........らしくって........何?
一番大事なのは自分らしく、だと思うけど。

自分らしさの中にプライドを持つのは素敵な事だと思う。
でもプライドを保つのに優しさは必要ない?と問われたら
私はそうは思わない。

本当にプライドの高い人は他者への優しさも持ち合わせている。
鬼滅の刃の煉獄さんの最期に皆が涙したのは
彼のプライドと優しさに共感できたからではないか。


皆が自分らしさを発揮できる環境になれば
自殺や鬱が減るだろうな。

同調圧力をなくして他者に寛大になる、
みんな違ってみんないい、
これが「優しさ」の基本かなと足りない脳で考えるのでした。