最近盛んに言われておるSDGs・・
「再生可能な17の目標」
昨年、テストにも出しました
無駄をなくす事が注目される昨今でありますが、
この話題のとき、何時も思い出すのは祖父の妹にあたる“コウおばさん”のことです。
明治末期の生まれで、当時の片田舎では珍しく奈良女子高等師範学校卒業
少し幼稚園教諭として働いた後、近くの造り酒屋さんに嫁ぎました。。
おじさんは長男でしたが広島大学教授となり広島で暮らす…
そして退官後は地元に戻り、高専の校長となる。
文章で書くと普通ですが、それはそれは
まず、「自給自足」。
畑と貰い物の魚でエンゲル係数は超低い
(港町なので、魚には不自由しないのです。)
冬に家に行くとマント姿のおじさんが出てこられます。
暖房は極力つけない。
電気、ガス、水道、電話は“基本料金“
ジャムやマヨネーズが空になると、そこにお湯を入れ最後まで飲む
ひと月3万円もあれば、とはおばさんの弁。。。
子供さんたちは官舎から通える広島大学・・
高専時代、無駄な電気を消して回り、年間300万円料金を浮かせたとか
送迎車がついていたので、帰りにトイレットペーパーの芯などをそれに乗せて家の焚き付けにするとか・・
朝日新聞の『サザエさん』は、ひと月ごとに畳針で閉じて、それが何冊もダンボールに入っており、それが娯楽
皇居に🎖勲章をもらいに行く時、大正時代のタキシードだったので警備の人に不審者と思われ、止められる。。
などなど、逸話が多数
おばさんはお金を持たせてもらえなかったので、
長く生きて貯金額を知ってから死にたい、と言われてましたが・・
97歳でなくなり、おじさんは105歳で天寿を全うされました
ある意味インテリ夫婦だったから、変人扱いされなかったのかも
私はこのお二人が面白くて好きだったなぁ。。
ケチではなく『倹約』
今、一番新しい生き方なのかもしれません。。
真似は出来ませんが