呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

旧中山道落合の石畳

2009年01月02日 | 遠近旅録-国内/近郊
先日島崎藤村の出身地として名高い木曽の馬籠宿に程近い旧中山道落合宿の石畳を見に行きました。
昔から石畳で舗装されていた山道の一部を観光用に改めて復元(全長840m)したものなんだそうです。
石畳といえば思い出すのは古代ローマ都市の街づくりだが、ポンペイにしてもオスティアアンティカ(2005/1/5記事参照)にしても道路は実にシステマチックに作られていて歩行者の通行はもとより車馬による長距離物資輸送や軍隊の移動路としての有効性/重要性が見る者に伝わってきて、殷賑を極めた当時の往来の様子が自然とアタマに浮かぶのだが・・・

(紀元前の馬車の轍が残るポンペイの石畳)


(オスティアアンティカの石畳の主幹道路=デクマヌス)



こちら落合の石畳の方はいささかギモン(下記)が残りますね~

(呆老所感)
(1)3~60cm大の岩を並べた石畳の坂道は特段歩き易くもなく雨でも降ればケッコウ滑りそうで車馬の通行もそう楽じゃなさそう!

(2)長い中山道のここだけ何故石畳に・・・??当時この辺だけ特別賑わってた様子もないし・・・??仮に軍事目的が主だったとしてもたった1kmたらずじゃあネ~??

(3)幕末の文久元年(1861)皇女・和宮が将軍家に嫁ぐ際には石畳も改修されたそうだがその後もまた平成の復元まで100年間荒れ果てたままだったっテのも・・?? 

まるで現代のわが国の道路行政の諸モンダイとソックリじゃん! 
まぁしかし、単に観光のことだけ考えればその近くには建物は必ずしも昔風ではないがどこか風情を残した静かな集落もあり、モウすっかり観光商店街化した馬籠~妻籠宿あたりの風景に飽きた人のWalkingルートとしてはのどかで良ろしいんじゃないですか? 
(2009年1月記)







最新の画像もっと見る

コメントを投稿