呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

黎明期のフォトレタッチ

2010年06月18日 | PC/IT/AV機器等
思えば当然のことながら、デジタル写真を水彩画やパステル画のように加工するお馴染みのフォトレタッチソフトも25~6年ほど昔は「新技術」だったんですね~

昭和60年前後だったか当時仕事で付き合いのあったアメリカ人が、或る時お土産だといって縦70センチほどの大きな額をくれ、そこには鴨猟姿の三人男が獲物を一羽ずつぶら下げている絵が入っていました。
わけを聴くとそれは絵ではなく、彼の奥さんが当時最新のそういうソフトを使って写真を加工し額装して販売する仕事を始めケッコウ売れているという話を自慢げに聞かされ、この絵(写真)は右端の人物がオレだというじゃありませんか!
そこで へぇ~ そんなことがソフトで出来るのか! と大変驚きありがたく頂戴したのでした。

しかし折角アメリカから持って来てくれたものではあるが、正直どうもパッとしない絵(写真)だったのでいつの間にか納戸の隅に追いやられ放置してあったのです。
先日、家の中は年齢柄出来るだけスッキリさせたいものだ・・・と身辺整理を始めた際見つけたものだが金属製のシッカリした額は、今更飾るのもかなり重くて危険だし彼には申し訳ないが「仕分けの対象」にさせてもらうことになりました。

それにしても今や誰でも無料で簡単に手に入るソフトを使った技術が当時は立派な商売になったんですね~(もっとも処理の仕方や絵の選択、配置にはそれなりの美的センスが必要だが・・・) 
その奥さん、スミソニアン博物館の一角に店を出していて展示のアレンジメントなども請け負っていたんだそうです。(2010年6月記)



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