呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

イメージミスマッチ(その3):葦毛(いもう)湿原

2011年10月29日 | 遠近旅録-国内/近郊
「250種を超える貴重な植物の宝庫」、「天然記念物」、「東海の尾瀬」などの麗句に惹かれ期待を膨らませて写真を撮りに行ってみたのですが・・・

4~50台も停められる大駐車場や山歩きスタイルの高齢者のグループにも何組か会い、喜び勇んで車を降り600mばかりの鬱蒼とした雑木林のなかを行き「葦毛湿原入り口」の看板を入って観察ルートの木道へと進んだところまでは良かったのだがすぐにアリャ??・・・
小規模ながらも釧路湿原や尾瀬の風景を想像して行ったのに山あいの小さな湿地部分に設けられた木道はさっさと歩けば一周するのに5~6分程度の規模!
在原業平のかきつばたで有名な三河無量寿寺の「八ッ橋」に毛が生えた程度ジャナイデスカ(失礼)!
「葦毛(いもう)湿原」とは冒頭の写真のように小さな「湿地」だったと分かり久しぶりの大イメージミスマッチ!

ゴルフ場で言えば短めのショートホ-ルの半分もない狭いくぼ地で、9~10月が見ごろで九州の一部と東海地方にしかないといわれているシラタマホシクサの「群生地」も確かにあるにはあったが三箇所に分かれていてそれらを全部合わせても大振りのグリーン一個程度の広さ!

(ちょっと時期も遅かったようでした)

それに低めのアングルで撮りたくても狭い木道の両側に4~50cmの高さで張ってある白くて太い防護綱がモノスゴク邪魔で湿地の中へ入らずに(厳禁)周囲の植物を撮影するのはマズ不可能でしたわ。
さりとて望遠でクローズアップしたくなるような花はひとつもないし・・・(アザミがところどころに1~2本ずつヒョロッと生えている程度)
あんな規模でもTVなどで画面いっぱいに映し出されると随分広大な湿原に見えちゃうんですな~
なんか撮影技術とPRのうまさに騙されたような気持ちになりスゴスゴと帰宅した次第でした。

まぁ専門家に言わせれば「狭いところに人知れず自生しているからこそ貴重な植物の宝庫」なのかも知れないが、我々ド素人の俗人にはネェ~?
行きにカーナビの検索でここが探せなかったのも道理でしたかな???
そして出会った高齢者集団も多くは健康増進の山歩きが主目的の地元常連の方々だったようデシタ。
(2011年10月記)




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