お気楽クロスステッチ生活

趣味のクロスステッチのことを中心とした日々のとりとめのない雑記帳です

ことばにならない

2007-07-07 14:20:02 | others

A Most Noble Pursuitは、左隣りのブロックに進むことにしました。
まだほんの少しだけ。
色々な色の糸が使いたくて、あちこち刺し散らかしていますが、緑色をステッチしていると心が落ち着きます。

 

お取り寄せをお願いしていたフレメのキットも届きました。
買ったのは右下のデザインですが、一緒に写真に写っているのもすごく好み。。。自ら誘惑の種をまいてしまったような。。。


**************************************** ((ミ ̄エ ̄ミ)) ****************
昨日はプチトマの保護者会でした。

クラス替えではじまった5年生。プチトマは仲良しのお友達とはことごとく離れてしまったけど、持ち前のお気楽ですぐに新しいクラスに溶け込んでしまうと思っていました。
けど、そうでもなかったんですね。。。本当に意外です。
4月からお友達と遊ぶ回数もめっきり減り、先日の移動教室にも行きたくないな~ってぼやいていました。

これはおかしい。絶対おかしい。クラスで何かあるのかしら?
沢山の疑問を持って出席することになりました。

先生から一通りの学習の進み具合、クラスの雰囲気などの説明がありましたが、最後に「安全に関して」というお話になり、空気が一変しました。

「暴力については、ここのところ落ち着いていましたが。。。」
私には前置きがなくてよくわかりませんでした。
クラスでいじめがあるのかな?それが今は落ち着いているっていうことかしらと思ったのですが、話が進むうちにクラスがとんでもないことになっていることがわかりました。

「とんでもないことになっている」というのは、語弊があります。
難題に立ち向かって先生も、子供たちも頑張っているけれど、壁にぶち当たりどうにもならなくなっている。。。そんな状況です。

4年生の終わり頃、プチトマとは別のクラスに転校生A君が来たという話しは知っていました。
なんでも、体が大きくてちょっと怒りっぽく、プチトマの友達も蹴られたり叩かれたりしたことがあるということでした。
5年生になってプチトマはA君と同じクラスになりましたが、とりたててA君のことを話すことはありませんでした。

ところが、A君の問題はかなり深刻でした。
ある状況に陥ると自分の感情をコントロールできなくなってしまい、あたりかまわず暴力を振るう、ものを投げる、壊すという行動を起こしてきたそうです。
体が大きいので その力も相当のもので、時には大人が複数入った事もあるそうです。

「ある状況」というキーワードが、先生も、子供たちもわかってきたので、最近ではそういう状況になりそうな雰囲気になると、クラス一団となって回避に努め、うまくかわしてきたそうです。

「暴力については、ここのところ落ち着いていましたが。。。、おととい、昨日と、また発生してしまいました」先生がおっしゃいました。
きっかけは本当に些細なことですが、我慢することができない、吐け口を暴力や破壊行動に向かわせてしまう。。。
その時は給食の配膳台をひっくり返し、お皿も落とし、さらに割り付けたそうです。
当然騒ぎを聞きつけた他のクラスの子供たちが覗きに来るのを、プチトマたちはそんな姿を見せないように教室の扉を閉め、窓ガラスには紙をはって遮ったそうです。

けしてA君は騒ぎを起こしたいわけではない。もちろん、人に危害を加えるために暴れているわけでもない。
自分でもどうにも抑えられない。。。心の障害だと思います。

先生も、子供たちも、私を含めたお母さん方も、A君に出て行ってもらいたいとはこれっぽっちも思っていないんです。
「毎日、A君の存在を喜ぶ言葉を表しましょう」「みんなで手紙を書きましょう」。。。その場でも色々な案が出ました。
ただ、実際にそういう場面になった時、「投げたものが頭にあたったら」「振り回したものが目に刺さったら」「殴られた場所が悪くて。。。」という万が一の事が、かなりあり得るという現状をとても心配しています。

残念ながら、こうすれば良くなるという結論は出ませんでした。
どんな子供も、楽しく安全に学校に通える。。。当たり前だと思っていたことが、必ずしもそうではないという現実をつきつけられショックでした。

家に帰ってから少しだけプチトマに聞きました。
「こういうことになっていたんだね。大変だったね。。。プチトマもそれで移動教室に行くのに気が進まなかったのかな?」
「うん、そうかもね。。。」
「こういうの、プチトマはどう思う?」
「。。。。。。。死ぬほどいやだ。。。。」

本音だと思います。「死ぬほど嫌い」ではなく、そういう状況が「死ぬほどいやだ」。
騒動の日には泣き出した子もいたそうです。夜眠れなかった子もいたそうです。

みんながこの状況に苦しんでいます。もちろんA君も。
なんとかしなくては。。。明けぬ夜はないのですから。

Comments (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする