今日から再開だ。今回は時差ボケが不思議と感じられねえ、って筋肉痛と一緒か。歳だなあ、俺も。。
・もうどうでもイイ
今回も大した仕入れが出来てねえんですが、少しだけ持って帰ってきましたよ。あとはいつ届くか判らねえ荷物を待つばかりですかね。
・ラストバッジの謎
M3は116万台にわずか19台のみ製造されている、と番号表にはあるんですがいまだかつてこのロットのM3は見たことがありません。海外の研究家のひとたち(キチガイ)に訊いてもみんな見たことがないんです。いつか見れるのかなあ。。
で、そのラストロットのひとつ前のM3がこれです。これが面白いM3で、ファインダーにM4時代のコーティングが施されていてピントが見易いことこの上ないんです。M4は番号表によると117万台からの製造となってるんですが実は114万台にクロームのカナダ刻印のM4が僅かに造られています。みんな見たことねえだろ。
これが最後のM3の元箱です。このロットのM3は他にも底蓋の内側がM4みたいに結晶塗装になっていたり、メッキの塩梅もかなりM4に近いメッキになっています。1394台のロットです。このロットも少ない、オカダヤで売るのは2回目です。もう1眼もこの頃はSLの時代ですからねえ。。
・前期の刻印
IIIcのルフトワッフェンにはいろいろあるんだよ、というお話。
オカダヤに来てくだすっているお客さんは御存じのライカ ヒストリカという本。ま、キチガイ集団の書いたキチガイの為の本なんですが、この本の30周年度版にはちゃんと出てるんだよなあ。。
1978年に最初の刊行で、確認しているだけで10周年度版、25周年度版、そしてこの30周年度版があります。この30周年度版は全部軍用のライカの番号表となってます。まさに狂気を感じる内容です。25周年度版は今回僅かにまた入手出来ました。欲しい奴ぁ、いるかね?
ルフトワッフェンの刻印にもバリエーションがあって、この頁にちゃんと出てます。微妙にフォントが違うでしょ、上の刻印のほうが古い時代の刻印です。
この前期の刻印はスゲエ少ないんですよ、なんでかというとみんな実際に戦地に赴いてるからです。後期の刻印のグレーのキレーなやつなんてのは戦争が終わっちゃってアメリカに接収されちゃったやつです。大体、キレーな軍用なんてあるワケねえじゃん。。そこで前期と後期で評価も変わってきちゃうのがコレクターのおっかないところですよね。
と、いうことはレンズの刻印も前期の書体じゃなきゃ時代が合わないんです。この個体は非常にメズラシイ35ミリのエルマーが付いてました。と、いうか前期型の35ミリは初めてだぞ、俺も。前期型は空軍のグレー色に塗ってない個体が殆どです。歴史の証人だよ、古いライカは。。
・もう、細かすぎないか?
このビドムを見てピンときたひとはダメダメですよねえ。ひととして。
ま、キレーなニッケルのビドムだよね、なんて言ってるうちが華です。マウンテン用の目盛りがあるね、なんて言ってるうちも華です。答えはオカダヤに来れば教えてあげます、残ってればだけどね。
・だから細かすぎだっつうの
これもオカダヤに来てくだすっているお客さんは御存じのA型最初期速射ケース。ただしこのケースにライカの型押しをしてあるやつを売るのも見るのも初めてですよ。本には出てくるんだけどねえ。。
メンドクサクなってきたな、今日はこの辺で。