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8月6日ヒロシマの折り鶴たち サダコの思い、一羽づつ込めて

2009-04-23 00:25:11 | 地域発news

2008-08-12

「鶴を千羽折れば病気が治る」。広島に落とされた原爆の影響で白血病に侵された佐々木禎子さんは、それを信じて、薬の包み紙などで鶴を折り続けた。しかし、その願いも叶わぬまま8カ月の闘病生活の後、12歳で他界する。

 平和記念公園にある「原爆の子」の像は、禎子さんを偲び、原爆で亡くなった多くのこどもたちを慰霊し、平和を守るための記念の像として、募金により作られた。そして、この場所には、今も世界中から千羽鶴が集まり続けている。

 8月6日、平和記念式典に参列をした人には、鶴の折り方の紙と金色の折り紙が配られた。折った鶴は、回収箱に入れ、核兵器廃絶の願いを訴えるために広島市長が訪問する国の政府に贈るほか、「原爆の子」の像に捧げられる。

 「折りかたがちょっと分からないんですけど」

 「ここはこうするんですよ」

など、鶴の折りかたを教えあう姿を何度か見かけた。この日、平和記念公園では、いろいろな思いを折りこんで、たくさんの鶴が折られていた。

写真の説明
1 「原爆の子の像」。像の頂上には金の折り鶴をかかげる少女がいる


2~4 「原爆の子の像」のそばにあるガラスケースには、世界中から贈られた鶴が飾られている


5 この日、東京から千羽鶴を持ってきた方たち。多くの人たちと折ったという


6 近くでは、佐々木禎子さんの物語の読み聞かせが行われていた


7 海外から鶴を持ってきた方たちの記念撮影の様子。禎子さんの話は世界中で出版されている


8 この日は色々なサイズの鶴が平和記念公園で羽ばたいていた



(8月6日、広島・平和記念公園で)


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