円高の今、何が何でもはずせない免税店。免税店で憧れのブランドを手にいれるには必ずパスポートが必要です
意外に多いパスポート提示のシチュエーション
空港や港でパスポートが必要なのはお約束ですが、そのほかにも韓国ではパスポート提示が必要なシチュエーションが多々あるのをご存じでしょうか?
それらをザッと述べてみると、ホテルでのチェックイン、板門店(はんもんてん)など国が管理する韓国ならではの観光地への参加、場所によりますがベビーカーレンタル、カジノや居酒屋などでの年齢確認などなど……。
中でも一番出し入れが頻繁になってくるのが現地でのお楽しみ、免税店でのショッピングです。
免税店ではパスポート番号を入力することで、誰に何を販売したのかを把握しなくてはならず、特に空港や港での受け取りが義務化されている外国ブランドに関しては、誰に商品を渡したのかという厳しい管理が徹底されています。
このように、1つの免税店内でもショップで支払いをするたびにパスポートが必要なので、とにかくカバンからの出し入れが激しいのが現状です。
荷物が多くなるにつれてカバンの中もカオス状態。油断したすきに落としてしまう日本人が後をたたないというわけです。
もし、落としたり、紛失してしまったら旅行どころではありません。なにかいい方法はないのでしょうか?
板門店や38度線など特殊観光ができるのも韓国ならでは。ここでは軍人からパスポートチェックがあります
実はカラーコピーでもOK!?
パスポート紛失を回避するためには、ズバリ、日本を出発する前にコピー(カラーがおすすめ)を取っておくことです。
韓国の免税店には代表的なものだけでも6店舗もあります。免税店では買い物をするごとにパスポートの提示と帰りの航空券の提示を求められますが、実はどの免税店でも、パスポートのコピー提示でショッピングが可能なのです。
免税店で必要としている情報は、購入者の名前とパスポート番号、帰国日、帰国する航空会社と時間です。それがわかればよいわけです。
念のため、すべての店舗に確認したところ、全店からコピーでも大丈夫との回答をもらいました。
コピーしておいたものを準備しておけば少なくとも免税店などでは大活躍です。そのほかにも、ホテルのチェックインや入国書類、税関申告書を書く時などに使えるはずです。総じていえば、中のページ部分は空港(港)での入国審査以外では何の必要もありません。備えあれば、ということで、ぜひ、参考にしてみてください。
ちなみにパスポートのコピーは偽装行為ではありませんので安心してください。
最後に注意していただきたいのは、コピーは必ず日本で行っておくということ。
韓国では、どこのコンビニエンスストアにもコピーサービスがありません。つまりコピー機自体がないのです。ホテルでも期待はできません。また、使用後の不要になった場合の破棄も必ず日本の自宅で行うことをおすすめします。
次回は現地で起きているトラブル(現地ガイド編)についてお伝えしていきます。
2009-03-05 Life