子育てサロンで、むかし、子ども達と作った絵本を、読みました。
どの絵本を読もうかな・・・と絵本箱を見てみると
絵本箱の中は、昔の絵本でいっぱい。
子ども達が、知らない間に作っていた絵本もあり、
読み返してみると、魔法やお化けや夢がいっぱい。
子育て中は、必死だったけど、
思い出せば、笑い話。
なんだか、下手くそなお話会でしたが、
終わった後、手にとって絵本を楽しそうに見てくれて
ありがたかった。
『私も絵本を作りたい! 』との声に応えて
もういっかい 小さな子ども達と絵本を作ることになりそうです。
『音ばぁの絵本づくり』
こどもが ポツリと いった言葉を
こどもが 無心に 描いてる絵を
何かの形で 残したくて
絵本を作り始めました。
こどもの言葉に 応えていくうちに
ちいさな おはなしができました。
こどもの絵を 束ねていくだけで
絵は おはなしをはじめました。
作ってしまえば できあがり!
いい思い出 と思っていたら
そこからこどもとの世界が始まりました。
こどもに 何か伝えたいとき
わたしは 絵本を作ります。
絵本が 語ってくれた言葉は
こどもたちの心に入り 安心が生まれます。
こどもたちは、2人で
『おひさま会社』を作りました。
『おひさま』という本を作り、
絵やとくべつ付録つきで
自分たちの 思いを
家族に 伝えはじめました。
こども達との絵本作りが、
こども達との大切なコミュニケーションの一部になっていました。
わたしは、TVゲームとか、どうも好きになれず、
むかし、『たまごっち』という卵形のゲーム、こども達がカラフルな
ストラップで首に下げていたゲームおぼえてますか?
幼稚園や小学校でも大流行で、お友達の家に遊びに行っても、習い事に行っても、みんなぶら下げてくるほど人気のゲームでした。
わたしは、「ゲームは買わないよ。」と以前からこども達に言ってあるので、こども達もほしいとは言いませんでした。
とってもほしいのを痛切に感じていました。でも、私は、買うことに、やっぱり抵抗がありました。
一緒に絵本を作ることにしました。
「たまごっちほしいなぁ・・・でも のんは もってない・・・」の
言葉ではじまるこの本は
世話をしてもらえなくなったたまごっちのために、
ノンが、世話をしたり、遊んだりして友達になるお話です。
私も、絵本の最後に子どもたちへの手紙を書きました。
「ハルとノンへ」
おともだちが みんな たまごっちをもっていて
どこにいっても アクセサリーのように ぶらさげている。
とってもほしかったとおもいます。
でもね、たまごっちは せわをするゲームです。
いきているいぬやねこを せわするのと きかいのせわするのは
ちがいます。
いきているペットは、しんでしまったら
リセットしても もとにもどりません。
ふたりは よくごっこあそびをします。
なににでもなりきって あそびます。
いきているものと きかいのちがいが はっきりしていない
ちいさいこどものころに
たまごっちであそぶことが いいことなのか まだわかりません。
ママにおしえてくれたひとがいます。
「みーちゃん、たまごっちしんでるよ。」
「ほんとだ! リセットしよう。あ~ぁ、おんなのこだ・・・
いやだからころしちゃお。」
どきりとします。
わるぎもなく、あそびだから・・・
でもこんなことばをいうこどもが たくさんになったら こわいです。
いきているペットなどは、じぶんのせわのできないときは
ねかせておこう、
きにいらなくなったらころしちゃう・・・
そんなじぶんかってには いかないんです。
ママのきもちをわかって たまごっちをかうのをがまんしてくれて
ありがとう。
ママより
「おひさま」という絵本の付録を紹介します。
「ママ、おひさまはね、いろんなかおをするんだよ。」
と言いながら書いていた詩です。
『おひさま』
おひさまは いろんなかおをします
わらったり おこったり
ないたり ぼーっとしたり
いろんなかおをします
『あめ』
あめがふって
かえるが でてきました
かたつむりも でてきました
ふたりで こんにちは!といいました
『くも』
くもは あめをふらせることもできる
だけど
にじを かざることもできる
「にじを かざる」と言う言葉、すてきでしょ。
「音ばぁの絵本」のカテゴリーものぞいてみてね。