『わたしと 小鳥と すずと』
わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように、たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがってみんないい。
(金子みすゞ)
わたしは、この詩が好きです。
だれにでも、その人にしかないものがあります。
無理に偽ることなく、自分らしさを表現できたら、
とても幸せだと思います。
また、金子みすゞさんの詩集の始めに、
与田準一さんがこう言っています。
「こどもは大人のはじめです。こどもは人間のはじまりです。
大人になっていくにしたがって、
わたし達は、いろいろなことがらを学びます。
ところでどうでしょう、
子どもの頃しか感じなかった楽しいこと、
子どもだったからこそ空想することのできたすばらしいこと、
それは子どもからはじまった自分だったことを
忘れるのと一緒に忘れがちです。」
子どもの頃、心ふくらませ、わくわくしたことを、
子育てをし、子どもと共にいる今、一緒に楽しめたら
どんなに楽しいでしょう・・・
小さい子でもおとなでも、ワクワクする出会いと、
思いがけない展開を楽しませてくれる
遊びの魔法使い・・・柴田礼子さんを講師に招き、
『親と子のクリエイティブ・アンサンブル・ワークショップ』を、
シュピールハウス御殿場として行っていました。
シュピールハウスでは、音楽と、とことん遊びます !!
子どもの創造性は、『遊び』の中で中で育つからです。
子どもが、“音楽”と出会うとき、音符を覚えたり、楽譜を読んだり、
みんなと同じリズムを打つことから始まるのではなく、
まず、自分の好きな音、好きなリズム、好きな表現と充分に遊べたら、
その子にとっての“音楽”は、ずっと変わってくるでしょう。
また、“音楽”は、歌や楽器で表現するだけでなく、動きや色、形・・・
様々な方法で表現できます。
もっと自由で もっと楽しい音楽が、子どもの生活や遊びの中に
いっぱい あるのです。
ワークショップの遊びを紹介していきます。子どもと遊んでみてね。