クライストチャーチは『ガーデンシティ』と呼ばれるほど花や植物が多い。
南島では一番の都会で中心部はビルが多いが、少し郊外に歩くと
エイボン川や公園、一般の住宅地も花が彩りよく植えられていて、
街全体が庭みたい。ガーデニング好きの市民も多い様子。
雰囲気はイギリスの郊外のような感じ。
滞在中、1日は海のほうにドライブしてみようと、日本のAIVSレンタカーでネット予約しておきました。
ニュージーランドの自動車は日本とほぼ同じ左側通行。違う所は右折優先というところだけ。
日本の運転免許で走れるそうですが、何かあった時に安心なので、
英語で記載されている国際運転免許もとっておきました。
AIVS日本で予約すれば日本語で書類が来るので契約もカンタン
ただ、3日以上借りると日本円で日本で支払いできるのだが、
1日だと契約しても現地払いになるとのことでした。
市中心部の支店に借りに行きましたが、予約しておくとホテルまで
持ってきてくれるのだとB&Bのオーナーが言っていました。
事故が怖いので海外旅行保険とAVISの自動車保険にも入っておきました。
いざという時、電話がすぐかけられるよう、海外用のボーダフォンのプリペイド携帯電話も
ネットで購入しておいたので、準備は万全
いざ出発 フォードだよん
カイコウラ辺りにと思っていたのだけれど、B&Bのオーナーが
『カイコウラのホエールウォッチングは、波の荒い外洋を鯨を追って走るので大抵の人が
酔ってしまって鯨どころじゃないらしいです。アカロアの方がフランス風のおしゃれな町で、
道も分かりやすいし、イルカを見るクルーズ船も出ているからいいですよ。』
とアドバイスしてくれたので、バンクス半島のアカロアへドライブしました。
道は見通しがいいし、牧場続きの景色は広々して最高!
海を見下ろす 峠の小さなレストランで休憩してコーヒーをいただきました。
青い屋根の建物で予約を取って、舟に乗り込みます。
アザラシと海鵜は見れたけど、珍しい小さいイルカには出会えませんでした
転げ落ちそうな急傾斜の岬の斜面で羊たちが悠々と草を食べているのにビックリ。
この国 山も野原も丘も崖もみんな牧場なんだなぁ。
石造りの館、サイン・オブ・ザ・タカヘ も見て
クライストチャーチの市内でお店を覗き、
中華料理を食べて(Bi2 という中国人のお店。ここは美味くて安い)
B&Bに戻りました。
市内にネットカフェもあったけど、時間がもったいないのでパス。
日が暮れたらもう寝る時間なんですもん。
夕暮のクライストチャーチ教会
B&B『大きな木』はフェンダルトンという高級住宅街にあり、お庭がきれいな
『モナ・ヴェイル 』にも近いので3月4日は徒歩で街を歩きました。
『モナ・ヴェイル』とバラ園
午後はクライストチャーチのガーデンコンテストで優勝したお庭などを見学。
去年優勝したブリッグスさんち。ホクシャ、ダリア、多肉植物など花いっぱい!
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今年優勝したデックさんち。木陰にロベリアなど可愛い花を植えている。
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企業部門で優勝したサニタリー関係の工場の庭
このほか、街全体でガーデニングしている部門で優勝した街など
見て回りました。
クライストチャーチは冬も-5℃ぐらいで、多肉植物も外で冬越しできるのだそうです。
湿気が少なく日照が長いので花はよく咲くらしく、
秋の花、夏の花、春の花 混ざって咲いているのが面白かったです。
色彩は派手で賑やか。ガーデニングを楽しんでいる様子が伝わってきます。
日本などではボーダーガーデンの奥にはコニファーや小潅木など木を植えるのですが
代わりに背の高いダリアを植えています。だから華やかになるのですね。
広い芝生があればこそ、この華やかな色彩が生きるのだなぁ と思いました。
植えている花は日本でもお店でよく見かける花ばかり。
日本の方が季節感があって いいかも知れないなとちょっぴり嬉しくなりました。
ニュージーランドは開発されていない奥地のほうは大きな木もあるけれど、
基本的には地味が痩せていて植生が貧しく、緑色ではあるけれど変化が乏しいです。
動物も種類が少なく、鳥も滅多に見かけませんでした。
日本のようにいろいろな草花や樹木が生い茂るような事はなく、
何処まで行っても似たようなブッシュと草っ原と牧場ばっかり。
市街は赤やら黄金色の葉の木やら変った種類の樹木で美しく覆われているのですが
それはほとんどが外来種のガーデニング用の植物なのです。
山の方にも道路際にジギタリスやアジサイ、ビロウドモウズイカなどが群れ咲いて
ナナカマドなどが真っ赤に色づいて自然タップリに見えますが、
これ ニュージーランド原産の植物じゃないでしょ?
イギリス人が入植する前は、クライストチャーチのあたりはうっそうとした原生林だったそうです。
『RiccartonHouse&Bush』という公園?に1640年ごろ最初に入植した
Deanさんという人の小屋があり、当時のままの原生林が一部残してありました。
ニュージーランドに入植したイギリス人はそれをどんどん住宅地や牧場に変え、
故郷カンタベリーに似せて街をつくっていったようです。
ビクトリア女王が世界に放ったプランツハンターがあちこちから珍しく美しい植物を
国内に持ち込んで、在来の植物を駆逐してしまった本家イギリスのように
ニュージーランドも自然をいじりすぎているんじゃないのかなぁ。
でも、ニュージーランドは牧畜と観光で食べている国だから
観光客を引き付けるためには美しい街でなければならないし、
それなりの演出も必要なんでしょうね。
自然環境と経済の両立の難しさについて考えさせられた旅でした。
今回、クライストチャーチで宿泊した『大きな木』はご夫婦とも日本人で
細やかな心配りとアドバイスをいただけ、 言葉が不自由な旅をしている中で
地獄に仏みたいな 日本語で暮らせるオアシスです。
歴史のある建物で 素敵な奥様が作ってくださるお食事がとても美味しいのです
ご主人がブログを書いていて、本も出しておられます。
ニュージーランドに興味を持っている方には参考になるのではないでしょうか。
『クライストチャーチの空の下で』
本当にお世話になりました。
教会も輝いてますね。
自然も壮大です。
空も海も街も植物も
どれもみんな素敵
海上の低い位置にかかる虹もきれいですね。
手を伸ばせば届きそうなそんな感じです。
ホントにきれいですね~
普通のお宅の庭でしょぉ~すごいねぇ(^^)
ますます行きたくなったよぉ♪
湖や海のほとりや、何処までも続く緑の丘や山の中に瀟洒な家が 彩りよくガーデニングされた街にゆったりと建っているのです。
ニュージーランドは地層が新しく、植物や動物も種類が少ないようでした。南極近い島なので、学術的には珍しい固有種があるのだと思います。
苦労した分、思い出に残る旅でした。
自分自身が一応ガーデニングの専門家の端くれなので、つい見方が辛口になってしまうのですが、普通に見ればとてもきれいで長期滞在するのにも最高の国だと思います。
寒い冬の間だけ、NZで過ごす日本人夫婦などもネットでよくお見かけします。
虹がちょうど出ていたので嬉しくなって写真を撮りました。
purumaromamaさんもはやくお金をためてリタイヤして、老後?はニュ-ジーランド暮らしにすれば?
でも、南極のオゾンホールが広がってて、日本の8倍も紫外線が強いんだって。日焼け止めは必需品だから忘れないようにね。
その分植物もよく育つらしいよ。
ニュージーランドまで11時間もかかるのぉ?
ちょっとびっくり!
ほんとに花がきれいで、景色も雄大で
それになんといっても夫婦仲良くドライブなんて
すてきじゃーーん♪
↓写真、ビックリ顔のふたりに囲まれて
おはるさんがよりいっそう美人に見えるよ