民主党の党首選では、基本的には前原軍団と海江田軍団の一騎打ちの様相だが、党首討論を聞いていても、海江田君の話しは歯切れが悪いと国民誰もが感じたのではないか。 大体において、普天間問題や議員を辞めると言った鳩山元総理派に属するなど、梯子を外したのは菅総理だけではないのに泣いたりと、終止一貫した姿勢が観られない。 その上与党となった当時のマニュフェストを貫くべきだとは、人形芝居の黒子を勤める小沢君に操られて、口をパクパク動かしていることは明白だ。 しかししっかりと足元を見詰めていないのは、我々国民も一緒だろう。 大半の国民は長年のデノミで衣食は足りていると言うのに、「次世代を考えて一刻も早く消費税を10%以上にアップすべきだ」との発言が、地響きを立ててクイックサンドすることはない。 その間に都市部でも集中豪雨に遭うと、冠水した道路があちこちに出ると云うことは、温暖化に寄る災害の危険性が日々高まっているのだ。 昨晩行われた隅田川花火大会の会場を少しさかのぼると、自民党時代に構築されたスーパー堤防の一部が荒川区にある。 確か集中豪雨や大津波にも耐えられる堤防との謳い文句で始まった筈だが、それは一部しか出来上がっていない。 しかし堤防が全て完成していたら、隅田川花火大会はヘリコプターや屋形船に乗らないと観られないことになるだろう。 昨晩は星空が眺められたので、この茶巾さんは「天空でひときわ白く輝くのがベガ、そして西の空にオレンジ色に輝いているのがアークトウルス」と、久し振りに天体望遠鏡を動かしていた。 すると少し南西の空に、ホバリングしているヘリコプターが2機眺められた。 「汝、家を覗くことなかれ」と教えられたこの爺さんは、「でもヘリコプターは禁止されてないよな」と、天体望遠鏡をアークトウルスからヘリコプターに向け直してみた。 するとどうだ。 ミニスカートの女子アナが、ヘリコプターの震動に耐えるためにか、脚をしっかりと開いてこちら向きになっているのが観測されたのだ。 ホバリングと云っても、ヘリコプターはじっとはしていられない。 それ故、我が天体望遠鏡の視界の上に行ったり下に降りたりと、ミニは激しく動き回っている。 それも天体望遠鏡だから、逆さまに映し出されてだ。 花火が上がる度に、その脚はベガ色になったりアークトウルス色になったりと激しく変わるから、この爺さんはまるで137億年前の天空を探るかのように、その先をよく観ようと必死に焦点を調整している。 宇宙も最初の晴れ上がりの時代迄は明るかったが、その後数億年間は核反応で火が灯るファーストスターがあちこちに出来る迄は、暗黒の時代と呼ばれていたそうだ。 それは昨晩も一緒で、彼方先は最後まで暗黒のままだった。 それはとても残念な天体観測結果だ。
昨夕は週末までの疲れを肩に背負いながら、JR船橋駅で我々が車内から降りきる前に、40歳前後の婆さん達3人が無理矢理乗り込んで来た。 これが男達だったら、この茶巾さんが体で阻止して、場合によってはホームに蹴落としもするのだが、何て言ったって鬼婆達だ。 その様な所作に遭えば彼女らは、「きゃー、この爺さん、私の胸に触ったわよ」「私もやられたわ」となるのは必定なので、疲れ切った肩を落としながらそっとホームに降り立った。 「快速大船行き」は船橋駅でちらほら席が空いたから、腰掛けたい気持ちは分かる。 しかしまずエチケットが最優先だし、40歳ともなれば子供も居るだろうが、彼女らはいつもノン・エチケットで過ごしているのかと小首を傾げてしまう。 そういえば我が家の近くの小さなレストランにたまに行って、結構混み合っている夕餉のに時間帯なのに、食事を終えてもテーブルを立たないのは、大体40歳代の婆連れが多い。 彼女らは5テーブルしか無い店内に、次の客が顔を出しても「我関せず」と、厚顔無恥でいられるのはどんな育てられ方をしたのだろうと、この茶巾さんは思い悩んでしまう。 ただ言えることは40歳代となると、バブル崩壊時に社会に放り出された世代ではないだろうか。 そのひとつ前の女性達は少子化問題もあって、社会にどんどん進出していった世代だ。 しかるにバブルに見舞われた次の世代は、働く場所も閉ざされたり、派遣社員としてしか職が得られなかったりと、かなり自立するのに苦しんだ世代だとは想像される。 先人曰く「衣食足って礼節を知る」とはよく言ったものだが、自分達優先の頭で凝り固まった状態では、鬼婆同志の場合は良いだろうが、やがて社会から阻害されないか、その点が心配になってくる。 そして何より心配するのは、その子供達だ。 それでなくても「自己中部隊」が蔓延していると心配するこの茶巾さんは、やがて「思いやり部隊」が撲滅する事態に遭わないかと恐れていたのだ。 そしてこの時に、東北大震災と原発問題の発生だ。 これで「自己中部隊」は撲滅するかと観ていたのだが、やはり鬼婆はしぶとい様だ。 こうなるとこの茶巾さんが立ち上がらざるを得ないだろう。 そこでナデシコジャパンの向こうを張って、「自己中部隊」の鬼婆達を撲滅する為に、私が監督として立ち上がって「思いやり部隊」のチーム結成を考えるべきだろう。 そして熟慮するに、「思いやり」と来れば、「清楚」であるべきだろう。 そうか命名は、「白百合思いやり部隊」が格好良いかな。 となるとやはり「白百合」=「妙齢」の方程式を、無理矢理行き着けてしまおう。 よし、我がアパートの妙齢さんに事情を話して、仲間を募って貰おうかな。 だけれど「私、来月に結婚で出る予定です」と言われでもしたら、困っちゃうな。
昨日は出先で早めの昼食を取ろうと、11時半頃に食堂に飛び込むと、90歳近い老夫婦が私が座った一つ向こうの席で、冷やし中華を食べ始めたところだった。 オーダーした食事が来る間に、老夫婦の向こう側の壁に備え付けられたテレビに目を向けていると、老人は禿げた頭をテーブル越しの妻に近づけながら、にこやかに話し掛けているのが目に入ってくる。 妻の方は肩を丸めて、口を中華皿に付けるようにして黙々と食べながら、時々コクンコクンと頭を下げている。 その様をテレビ視線から若干目を落として見ているこの茶巾さんの脳裏には、「年金生活の我々も、たまには外食をしてもバチは当たらないだろう」「お前の好きな冷やし中華を、早めの食堂に出掛けてゆっくり食べてこよう」と、つい先程話し合ったことが手に取るように分かってくる。 決して子供達をも頼らずに、毎日健康に留意しているからこそ、たまの外食が生き甲斐になっているのだ。 そしてスッと立ち上がった老人は、店のひとに迷惑を掛けまいと、自分で二つのコップを持って冷水器の所に行って、席に戻ると「まだ食堂は空いているから、ゆっくりお食べ」と言うかのように、妻の前にそっとコップを置いている。 「絵だねえ、一幅の清涼画だ」とこの茶巾さんは感じてしまった。 当てにならない政府など頼らずに、極力ひとに迷惑を掛けまいと生きている姿は神々しく、「この二人こそ、老夫婦の鏡だ」と、横顔を見ているとつい席から立ち上がって「天晴れ、ご両人!」と、上品そうな老人を喝采したくなってくる。 さて仕事から帰宅すると、妻は夕食を作るために東側の台所で、この茶巾さんは西側の仏間で掘り炬燵式の電動炬燵に腰掛けてと、両人は背中合わせだ。 この茶巾さんは後何年生きられるか知らないが、今日あの老夫婦を観てしまったからには、先人を鏡として今後は「思いやり」「上品」をテーゼとして生きる覚悟をしたばかりである。 しかしトントントンとまな板を叩いている台所の方から、プッと異音が発せられた。 この茶巾さんは今日から上品なのである。 しかしトントントン、プップップと小刻みに発せられれば、この茶巾さんだって生身の人間だ。 「糞め!」と片尻を上げるが、昼のゴーヤチャンプル入り冷やし中華が禍したのか、報復弾が出てこない。 「やられたらやり返す」が父の教えだったからと、無理にも更に片尻を持ち上げる。 するとソリッドにリキッドが混じっているのか、ブスッと何やら実弾ぽい音がするではないか。 慌ててトイレに駆け込んで便器に腰掛けながら、「あーっ我が家では、あの老夫婦の様に思いやりを持って、上品に暮らせる日々が来ることがあるのだろうか」と、ものすごく苦悶した昨晩だった。
昨日も千葉県市原市の工場で監督として働いていると、突然豪雨が降り出した。 空を見上げると、東の空には青空が見えると言うのに、この状態だ。 この茶巾さんは、ゴールデン・ウイークにグァムに行ってスコールを体験した当時を思い出し、いよいよ日本も温暖化が加速して、熱帯式豪雨が降るようになったかと感じてしまう。 現に最近頻繁に起きている竜巻も、局所的低気圧が巻き上げていくのだから、日本国のミニ熱帯化が顕著なのではないか。 アメリカでは大規模な竜巻が都市部を襲い、建物などで大災害が起きていると報じているが、日本では相変わらずノホホンだ。 それ故昨日は、日本国国債の信用度がダウンしたと報じていた。 今や国内のあらゆる地区で、地震、豪雨などによる「激甚災害」が起きてもおかしくないと言うのに、民主党内では小沢派と反小沢派で昔日の如く、代表選の駆け引きをくり返している。 やはり国債だけでなく、日本国そのものが水面下に一旦沈没しないと、中央政府のノホホン族は本質的にシャンとしないだろう。 勿論民間人のこの茶巾さんは、既に我が家を耐震補強化しただけでなく、次の日本沈没に備えて「ノアの箱船」ならぬ、「自宅の箱船化」も計画しているのだ。 クレバーな茶巾さんの家は元々陸屋根式だから、竜巻で屋根が吹き飛ばされる心配はない。 しかし下町で海抜0mに近いから、地震時や台風などで6m近く水没する可能性がある。 しかしこれに対しては、1階部も2階と同様に掃き出し窓などに電動シャッターを付ける予定にしているので、隙間部に水シールを施せば潜水艦化は、既に基礎の風穴部には蓋も用意しているので完璧である。 あとは発電機を用意する必要があるが、これも今一生懸命働いているので、約5万円出してゲット出来るだろう。 さあノアの箱船と化す我が家では、そろそろその時に備えて選ばれし妙齢さん達の選考会を開かなければいけないと考えると、心が浮き浮きしてくるのは何故だろう。 現場はしばらくすると豪雨も過ぎ去って、小降りになったが浮き浮きした気持ちから、「雨雨降れ降れ母さんが♯ 蛇の目でお迎え嬉しいな♭」と、水溜まりでピッチピッチチャップチャップしていたら、青空の向こうから母親が、「早くに亡くなったお父さんは、婆さんになった私の相手は嫌だと言っているのよ」「だから寂しいから、あんたに呼ばれたので迎えに来たよ、良いのかい?」と近づいて来たから、回し蹴りで天空の彼方に追い返してしまった。 すまん、まだノアの箱船化も完成出来ていないのだから、お迎えは早過ぎるのだ。 しかしもし私があの世に行くまでに体験出来なかったとすると、日本版旧約聖書の一章節が出来上がらなくなる恐れがあると気が付いた。 よし、激甚災害神と掛け合って来よう。
昨晩も相当気温が低く、私は夜中に4回もトイレに駆け付けることになった。 頻尿はトイレ行きの回数をグッと我慢しないと治らないと、テレビで教えられていたが、夜中に目覚めて悶々としていることは極めて難しい。 この茶巾さんは寝付く前にまず、時々「グワァー!」と発する妻の寝床と反対向きになって音対策をした上で、次に頻尿対策の為に腰を大きく曲げて寝付いている。 しかるに昨晩の様に涼しいからと、やや厚めの蒲団を掛けて寝ていても、真夜中に悪戯な小人達がそっと現れて、この茶巾さんの蒲団を剥ぐやら、寝ている体を大の字に修正したりするから、あらぬ処が涼しくなって目が覚めて、何度もトイレに駆け込むことになるのだ。 「ハイホー、ハイホー♯ 爺さん、懲らしめろ♭」と謳いながら7人の小人達を派遣しているのは、最近お参りに行っていない「奈良の大仏様」であることは明白だ。 リビアでは反体制派が首都まで攻め込んで来たと言うのに、カダフィ大佐は徹底抗戦を続けると報じている。 この茶巾さんも、「Sトリーのノコギリヤシ」の戦車部隊を備えたりして、「大仏様」派遣の頻尿部隊と徹底抗戦を繰り広げているが、昨晩の状況からすると首都陥落は間近な気がする。 万一陥落すると、この茶巾さんの昼のパンツは奈良裁判でオムツに替えられたり、夜は何処でもトイレ化する為に何にチューブを挿入して階下の便所まで垂らすなりして、私の造語「チンタレー・ラディルンナ♯(この台詞は60歳前後でないと分かるまい)」となるだろうと、今から心配しているのだ。 ひとは被災された東北の方達だけでなく、常に将来に明るい夢を持って生きるべきだ。 この茶巾さんも今までバクの如く多くの夢を抱いてきたが、その内の最も大事な夢が「いざ鎌倉」となった時、例えば妙齢さんなどから、「あら、お爺様は既にオムツを当ててらっしゃるのですか?」と下ネタがばれたら、夢はその段階でおじゃんであろう。 奈良の大仏様はそれを望んでらっしゃるのだ。 これが原因で近年になって、この茶巾さんとに隔たりを生じたのだ。 先人曰く「清濁併せ持つ」「水清ければ魚住まず」の例え通りに、法律違反こそは間違いだが、凡人はあっち方面の夢を持つことこそ、「回春製薬」に世話にならずに済む方法となる。 しかるに定年退職した茶巾さんの学友達の中にも、奈良の大仏様などから派遣された小人達に攻略されて、悟った顔と言うよりも「仏頂面」に変身している輩も大勢見受けられる。 この茶巾さんは、イタリー男性などの様に直ぐにも「お茶しませんか?」が良いとは思わない。 しかし街行く女性達は、男性の、それも人生を極めたこの茶巾さんなどの視線を気にしているのだ。 だから頻尿部隊に攻められようとも、「爺ちゃんズ・ビー・チンビシャス!」を、日本国中で目指すべきなのだ。