野田新内閣の顔ぶれが出そろった。 この茶巾さんが心配するのは、この顔ぶれで虎視眈々と日本を自国の属国にしようとしている中国や米国に対し、面と向かって喧嘩が出来るかと言うことだ。 いや日本は既に米国の属国に近い。 その米国が表向き属国視しないのは、戦前の世代が「敵艦隊に突撃!」と自己犠牲したり、自慢じゃないがこの茶巾さんなど戦後生まれにも、「喧嘩腰」の連中がいることを知っているからだ。 この茶巾さんが米兵達に空手を教えて知ったことは、40年以上前では黒人には大学を出ている人達など皆無に等しかった。 しかし運動神経抜群な彼らは、同じに教えても白人達より覚えが早い。 彼ら黒人達に、「強くなりたかったら、ひとの1.5倍は努力しろ」「私は大学のクラブだけでは飽きたらず、町道場にも通っていたのだ」と諭すのだ。 そして2m近い黒人に、「俺の体を殴ってみろ」と正拳(素手をグーにした状態)で殴らさせるのだ。 そしてその時に感じたね。 黒人達は幼い頃から喧嘩慣れしているから、私の腹を殴る時にも手加減してくれる。 だから私が「まだまだ」と言ってやると、その腕力を強めてくる。 そしてこれ以上だとこちらが倒れるだろうと判断される程度になると、「グーッド!」と言ってやるのだ。 これで彼らは私を尊敬するのだ。 最近は知らないが、米国人は基本的に喧嘩好きだ。 この茶巾さんが、運動神経抜群な黒人達からこの様な指導で尊敬されると、大学出の白人などたわいもないものだった。 しかしそれはこちらが体を張っているからで、それこそ「敵艦隊に突撃!」の精神を受け継いでいるだろうと大学出の白人達が思い、「こいつを怒らせると、きっと刀を持って追い掛けてくるな」と、ジャップが恐ろしく見えたからだ。 それに比べて新内閣を観ると、喧嘩腰になった経験者など一人としていないように見受けられる。 こうなりゃ仕方ない。 せめて格好だけでも、チョンマゲを全員に結わさせたらどうだろう。 女性の蓮ほう君なども、一番ではないけれど案外似合うかも知れない。 何事もまずは外観が大事だ。 中国は歴史的に観ても、武士には弱いはずだからこちらにも有効だろう。 しかしここで茶巾さんには、別の心配が出て来た。 親日派が髷を結った新閣僚達とハンギングする際に、「オー! ユアラー・フェイマス・ジャパニーズ・チンドン屋!」と言われたらどうしようかと云う問題だ。 やはりこの茶巾さんが岡田以蔵張りに左腰を落として、新閣僚に加わる必要がありそうだな。 そしてその時の新省庁の名はと云えば、当然「人切りま省」だろうね。
野田新内閣の顔ぶれが今日にも決まる様だが、この茶巾さんは復興大臣よりも外務大臣が肝心だと注視している。 野田君が財務大臣の時に、「円高を注視しています」と発言しても、各国との協調介入を得られなかったので、外からの彼の評価を国民に知られてしまっている。 それ故に大事なのは、外に対して押しの効く外務と財務の人材だ。 官僚を押さえ込んで政治主導で行くと掲げた民主党には、近年の自民党もそうだったが、小粒な人材しか見当たらない。 それはイチローやナデシコジャパンなどが、体を張って図体のでかい連中に負けじと、結果を出して見本を示してくれていると云うのにだ。 こんな状態が続けば、八百長相撲や外人だらけで人気を落としている国技と同様に、半世紀もしない内に、フェルナンデス野田が首班指名を受ける時代が来ると、この茶巾さんは分析しているのだ。 私はかつて、図体の大きな米兵達に空手を教えた経験から、「何事も体を張って命懸けでぶつからないと、相手に足元を見られて馬鹿にされるぞ」と会得した。 つまり外交や財務だけでなく、日頃でも7人の敵に遭遇する恐れのある日本人男性達は、心の奥に「常に臨戦態勢」すなわち「喧嘩腰」を身につけていないと、国どころか家族すら守れないと、茶巾さんは体験から信じているのだ。 しかるに今や、日本男子の大半は草食動物化して、「イク面」などともて囃されて喜んでいるのだから実に情けない。 勿論、「イク面」そのものが悪い訳ではない。 しかし「貴方達に、いざ鎌倉の覚悟がありますか?」と、問われた時が肝心なのだ。 私は喧嘩の勝ち負けを云々している訳ではない。 イチローだって良い時もあれば、不振で苦しんでいる時もある。 しかしナデシコの沢選手ではないが、常に必死に己を磨いている逸材には、求心力だけでなく運も働いてくると茶巾さんは分析している。 日本は不幸にして阪神地方だけでなく、東北地方でも未曾有の大震災に見舞われてしまった。 そして今度は我々の住む都市部をも襲う、東海、東南海沖地震が何時起きてもおかしくないと云う。 しかし民主党は現在ばらまき財政をくり返していて、次の大地震に対する財源問題など、まるで論じていない。 つまり政界も財界も、そしていつの間にか国民全体も外交だけでなく震災に対しても、初めから「腰砕け」状態になっているのが実情だ。 この茶巾さんからすれば、如何に土地が安く交通の便も良いからと云って、有明や溝の口などの軟弱地盤に建てられた高層住宅に孫達が住まおうとしたなら、体を張ってこれを阻止するだろう。 勝つことが一番だとは思わない。 しかし、どうしたら負けずに済むかと、我が子々孫々達は真剣に考えて欲しい。
9月1日の今日は、半年前の東北大震災の恐ろしさを味わった後なので、関東大震災日を迎えて各地で盛んに防災訓練が行われている。 朝のテレビニュースでこれを聞いていて、この茶巾さんは「ニターッ」とアゴが緩んでくる。 それは今日は茶巾さんが、「晴れて高齢者の65歳」の誕生日を迎えたからでもあるからだ。 思い返すと47歳で突然死した父の歳を追い越してから、18年の歳月を余分に過ごしたことになる。 父の世代は、戦前に地方から次男三男などが都市部に集積してきて、都会に少し馴染んだ頃になると赤紙一枚で招集だ。 父の場合は後から考えると幸いなことに、航空整備士としてプロペラに巻き込まれて大怪我をして、更に追い打ちを掛けるかのようにマラリアに罹ったそうだ。 まだジャワの最前線でも余裕があったのだろう。 帰国させられた父は傷病兵として、柏の兵学校で整備の授業を教えている間に、終戦を迎えたと云う。 戦後生まれのこの茶巾さんには、戦争そのものは父の話や小説、映画などでしか脳裏に刻み込まれていない。 高齢者になる前にと、父も行ったかも知れないグァムを訪れて、当時の日本兵や日本人達のことに思いを馳せてみた。 しかし今ではジャングルと思しき場所をドライブしても街中に近いからか、チンパンジーや酋長、ましてや東洋系ターザンにも出会えなかった。 40人程の兵士達と記念撮影した写真では、軍曹だったのだろうか父が股の間に軍刀を置いてえばった顔で前列に腰掛けている側に、人骨だろうか、鼻に骨を通した裸姿の酋長と思しき老人が並んでいたのを思い出す。 政府や消防庁は盛んに、関東での直下型地震への対策を呼び掛けているが、この茶巾さんは既に耐震補強を終えている。 そうなると高齢者になったからには国難の多い日本を離れて、グアムでロングステイする計画を立てても良いかなと思われてくる。 そして日本から大勢の、前回出会ったような美人さん達のお相手をするために、ポリネシアンダンスは踊れないから、「アーッアアー」と東洋系ターザンを演じてお近づきになろうか。 しかし高鉄棒も全然していないし、メタボ腹は半年以上も解消していないから、そこらに問題がある。 しかしどうしてもお近づきになりたいから、こうなりゃ覚悟を決めよう。 明日から鼻の穴と穴の間に、細い貫通ネジをまず通してみよう。 そして1年間文字通り粉骨砕身したら、人骨をも通せる様になるのではないか。 そうなりゃ、この茶巾さんは紛れもなく酋長を演じられる。 茶巾さんがグアムに行って面白くなかったことは、ショーを見に行った時に現地のメタボ親父が、やたらと日本の美人さん達に抱きついていたことだ。 こういうことを、国粋主義者の茶巾親父としては許す訳にはいかない。 高齢者となった今日は、いろんなことを考えさせられる一日だった。 今、ナデシコジャパンがタイに3-0で勝ったところだ。 高齢者は疲れる。
内憂外患を大きく抱えている日本で、今度は野田氏が総理になることが決まったと報じていた。 一回目の投票で一位になった海江田氏が、二回目で野田氏に敗れたのは民主党内にも国民感情と同様に、もう派閥政治は時代錯誤だとの思いが働いたからだろうか。 人間も動物の一種だから、グループを成したがる習性が残っていることは分かる。 しかし宇宙工学の片隅を勉強していると、地球の成り立ちや人類の発祥などは様々な奇跡から生み出たものであって、しかしその地球が今危機存亡の時を迎えているのだ。 後進国は当然のように、かつての先進国を真似て火力発電などで公害をまき散らすのは目に見えているのであって、これを国連などで規制すれば原発に走るのは当然であろう。 その時に日本は、「僕ちゃん、原発はもう作らないから、技術供与もしないもんね」と、地球が真っ直ぐに金星化して行く恐れがあると云うのに、知らぬ存ぜぬを決め込んでしまったのが菅政権だ。 そして野田氏もこれを踏襲すると言う。 まあ消費税に関して「一刻も早く」と明言しているのは認めるが、他の候補達と同様に鳩山宇宙人が決めた沖縄問題を棚上げにした点を含め、やはり当選最優先の姿勢がはっきりと見える。 NHKでは盛んに太陽光発電を連日の様に取り上げている。 この茶巾さんは前から、太陽熱を利用して風呂を沸かす簡易システムの良さを唱えているが、温水システムに関しては知らん振りだ。 猛暑が続いたこの夏には、夫婦二人だけでは湯船とシャワーでは使い切れない程に、太陽の恵みを受けているのにだ。 温水は電気と違って簡単にストレージ出来る。 この茶巾さんには、技術確立の終わった温水システムは袖下的に美味しくないから、政界も目向きもしないとしか思えない。 今回野田新総理は「どじょうの如く」と演説している。 国難が続く現在、どじょうを引き合いに出すのは悪くないと、この茶巾さんは手を打った。 何故ならどじょうは、かつて庶民の味覚の原点だったからだ。 蛋白質やカルシュウムを補うのに、どじょうがどれ程役に立ったことだろう。 私は、温水システムを庶民感覚のどじょうと比喩するなら、太陽光発電は高級魚本マグロに当たると分析している。 生きる為にエネルギー源を摂取していくのに、養殖しやすいどじょうで十分なのに、わざわざ遠洋漁業で他国と軋轢を起こしてでも本マグロを追い求める様になったのは、エネルギー政策と同様にそこに美味しい袖の下があるからだと、この茶巾さんが思うのは穿ち過ぎだろうか。 かつて池田勇人総理だったか、「日本人は麦を食え」と勇ましいことを言った時代がある。 野田新総理もこの国難の時期、「日本人はどじょうを食え」ぐらい言っても良いのではないか。 しかし川魚好きなこの茶巾さんは、柳川や汁など、どじょうの方がずっと好きだけどな。
昨日の日曜日には長男家族が来訪した。 孫の成長を眺めるのは、極めて楽しからずやだ。 我が家には2階に上がる階段下に、ジオラマを一巡する連結汽車が配備してあって、今までは我が家に来ると男孫は真っ先に汽車を動かすことに興味を持っていた。 しかるに今回は、プラレールの組み立てに感心が傾いていることが分かった。 つまりスピードコントロールと前後操作しか出来ない汽車のジオラマよりも、自分である程度組み立てが出来るようになったプラレールの方に、喜びを見出している様だ。 スパゲッティ屋で昼食を食べてから、息子の車で5分程の距離にある交通公園に出掛けて、私らと孫を降ろして貰うと、長男夫妻は亀有アリーナへ買い物に向かった。 3歳半の孫は学習効果で覚えていたのだろうか、率先して本物の汽車D51の運転席に乗り込むと、目を皿の様にしてあちこちを眺めている。 私も学習効果で前回は、孫の動きに囚われて運転席に入る際に上枠に、「ゴッツーン!」と頭をぶつけて孫から、「大丈夫?」と心配されてしまったのだが、今回は体を屈めて入ることを覚えていた。 何事も人生には体験が必要なのだ。 孫は前回ポニーに乗る際に相当緊張していて、「泣き虫故に泣き出すかな?」と心配させたが、何とか乗りこなしていたからか、今回は並んで待っている間にも余裕が観られた。 ひとはこの様に、壁の見えない向こう側へと一枚一枚突き破ることによって、更なる未来へ前進する力を身につけるものだと、この茶巾さんは思っている。 これを私が研究している量子力学では、「人生のトンネル効果」と呼んでいる(嘘々)。 孫は今回初めて、モルモットを膝の上に乗せる体験もして、場慣れたモルモットが孫の胸をよじ登ろうとすると、「もう良い!」と困惑顔になったのには、次回はポニーよりモルモットともっと接触させるべきだなと感じられた。 私のモットーは、「今嫌なことは無理してやらせないし、自分でもやりたくない」だ。 量子力学や天文学の本も、頭が嫌がる時には他の本を車内で読むようにしている。 だからこの茶巾さんの鞄には、最低3,4冊の仕事と関係ない本が入っている。 本当に必要なことに馴染む為には、壁はとてつもなく薄い紙の様でも良いから、一枚ずつ突き破って次に進むべきだと思っている。 そして毎日一枚ずつ破ったとなると、例え0.3mm厚の紙でも365日経てば、10cmの紙の壁を破ったことになる。 その10cmの紙厚を有する雑誌を貫通するには、私がかつて持っていた大型の空気銃の弾丸でも無理だ。 しかし壁を突き破って生きなければならないのは、歳いった私らでも同様である。 勿論私には今でも突き破りたい壁がある。 あーっ、何時になったらあの壁の向こうに行き着くのだろう。 何々? そんなに早く死の壁を越えたいのかですって。 冗談じゃない!