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自転車のある風景

ほぼ自分のためだけのサイクリング備忘録です。

完成!!

2017年05月13日 | ラファエルジェミニアニ
一応完成したラファエルジェミニアニ。
思わぬトラブルで一応の試走も果たしました。



しかしチェーンホイールがどうも違う・・・コレぢゃない!
49Dはハイエンドのレーサー用ではない気がします。



というわけで手持ちのTA クリテリウムに交換します。



歯数は50x44。
まあそれは我慢するとして、あまりにシンプルすぎる・・・。
そこへ、友人のF原さんがTAプロフェッショナルを格安で譲ってくれたので・・・





をを!コレや!
というわけでチェーンホイール問題も解決。
結局discusさんのジェミニアニとほぼ同じような仕様になってしまいましたが・・・。

ボトルとケージがなかったんですが、UGの兄♭♭♭さんが1本バンドのTAケージを無償提供してくれました。



ボトルは同じTAのものということで、以前「高槻のダニエル・ルブール」さんにいただいたものをセット。
ちょっと時代が新しいですが・・・。

さらに中古のパセラをグランボアの26Cに交換。



も少し気になるところはありますが、それは運良くパーツに巡り会えたら手を入れることにします。





60年代クルスルート・ラファエルジェミニアニ、これにて完成。
来週のスズカエンデューロはコレで出場します。

一応完成

2017年03月20日 | ラファエルジェミニアニ
年末にやってきたラファエルジェミニアニ、一応完成しました。

ナニワ銀輪堂さんに依頼した再塗装が完了。



自作しておいたデカールを貼ります。



歪みました・・・。



小さな事は気にせずに・・・・



531デカールはフランス語バージョン。
しかし、水貼りシールのためツヤがありません・・・。

小さな事は気にせずに次に進みます・・・。(泣)



3月11日、1日かけてここまで出来ました。
クランクがどうやらフレンチスレッドらしく、BSCのペダルが入りません。
ネジ切り直そうとペダルタップを探したのですが見つかりません。
やむなく翌12日のラリーグランボアのついでにアイズバイシクルでタップを切ってもらいました。

平日は帰りも遅いので自転車イジリする時間も無いので翌週3月20日に残りを組みました。



一応完成。
60年代モノと思われるラファエルジェミニアニです。

ギア回り。



ストロングライト49D、49x36。
え?ストロングライトは38Tまでぢゃないの?
前オーナー・てっちゃんの無理矢理な改造でサカエアペックスの36Tが付いています。
アウターの49Tは窓ありリングの最小歯でなかなか貴重な一品です。
まあ欲をいえばストロングライト63スーパーコンペにしたいところですが・・・。
ディレイラーはFーカンパレコード、Rーカンパグランスポルト。Wレバーもカンパレコード。

何を隠そう、ぼくはカンパのディレイラーセットを使うのは初めてなのです・・・。



Rハブ部



ノルマンディルックスコンペハブにマイヨール700フリー。
14-21とちょっとしんどい歯数です。
フリーのスペーサーの赤色がハブのダストキャップの赤とシンクロしてていい感じ。

エンドアジャストネジのツマミ部分が片方ありません・・・。

リムはマビックのモデュールE。
タイヤは暫定的にパセラ25Cが付いていますがこれは交換予定です。



Fディレイラーはアウター受けのある古いタイプ。
アウターの流れがイマイチ不自然な感じですがこんなもんでしょうか?
アウターをBBの下から回した方がいいのかな?

ハンドル回り。
フィリップステム+同プロフェッショナル。
バーテープは例によって手芸用アヤテープにシュラックニス仕上げ。
ウチの自転車はほぼニス仕上げです。お安いですし・・・。
ブレーキレバーはM.A.F.A.C。
ケーブルアウターは日泉のビンテージフランスタイプを奢りました。



ブレーキアーチはMAFAC DULAL FOREGE。
マファックレーサーの初期バージョンですが、レーサーに比べるとプレスもキレイで真鍮ブッシュ入り、かなり丁寧な作りです。
ブレーキゴムはクールストップに変えられているようです。(MAFAC刻印なし。)

ヘッドバッジはオリジナルもあったのですがかなり色あせてて他と合わないのでシールを作ってアルミ板に貼って作りました。
一見したところではアルミ板に印刷してあるように見えます。
止めネジは何故かプラスねじが使われていましたがココはマイナスネジにしたいところです・・・。



ナベックスのヘッドラグ。
フォーククラウン、BBもちゃんとナベックスです。
ヘッドパーツはメーカー不明のマイクロアジャスタタイプ。

サドル部



イデアル88にサンプレのスチールピラー。
刻印もはっきりした程度の良い88です。



ペダルはリオタープラットフォーム。
GALLIのアルミトークリップにラピーズのストラップ(青)。

家の周りで少し乗ってみましたが、フレームサイズC-T656mmなので他の自転車と比べても違和感無いです。
580mmのモトベカンは乗った瞬間いつも『でか!』って思うんですが。

5月のスズカエンデューロはこれで走ります。


レストア開始

2017年02月04日 | ラファエルジェミニアニ
年末に我が家にやってきたラファエルジェミニアニくん、寒くて走る気がしないのをいいことに、年明けよりぼつぼつレストアを始めました。

とりあえず全部バラします。
フレームはやっぱり塗り直すことにしました。
フレームの地肌の状態や細部の様子も知りたいので自分で剥離することに。



お天気の良い休日、裏庭で作業します。
剥離剤は前にホームセンターで買ったカンペのやつ。



だがしかし、コレ全然剥がれません。
普通のラッカーぐらいなら剥がれるんでしょうが、前オーナーのてっちゃんは2液ウレタン塗料で塗ったようです・・・。
コレは無理、と一旦は諦めたんですが、FBで東京のSさんに強力なのを教えていただきました。
Netで調べてみると、これなら2液ウレタンでも大丈夫そうなのでアマゾンで購入。
早速次の休日にリベンジです。



デイトナというブランドのモノです。



をを!
やっぱ剥離剤はこうでないと!
塗った瞬間からベロンベロンに剥がれます。



昼過ぎから初めて3時間くらいかかりましたが細かいところまでキレイに取れました。



水洗いもして完了。

室内で細部を観察します。

フロントフォーク。



なんかうっすら刻印があったのですが、ペーパー掛けるとまったく読めなくなりました。(REYNOLDS刻印だったんかな?)
ノックピンが打ってあります。
多分クラウンとの溶接の補強なんでしょうけど、いったいドコと繋いであるんでしょうか?

ボトムブラケット。



まだ内部がキタナイです・・・。
紺色になる前は水色やったんですね。
シートチューブとBBラグにもノックピンが。
ノックピンはヘッドラグにもあり、かなり酷使を前提にしたフレームだったようです。
もしかしてプロ仕様だった?



塗装の上からは解りませんでしたがちゃんとありましたNavex刻印。
ナベックスのBBラグは貴重です。

エンド部。



カンパのロングエンドです。
スポルト用の穴があるかなり古いタイプです。
このあたり、前稿で書いたakutaさんのサイトのdiscusさんのジェミニアニと同じです。
その他の仕様を見てもフレームサイズ以外同じフレームのようです。

フレームの下地は多少の錆や荒れはありますが、まあ50年以上前の自転車としてはまずまずではないかと思います。

パーツもバラしてオイルアップしたり、軽くバフがけしたりしてあります。




グランスポルトリアメカのプーリーは、てっちゃんがあとで送ってくれたベアリング入りのものに交換しました。



チェーンリング、アウターは手持ちの49Tに変更。
ストロングライトはやっぱこの飾り窓のあるデザインの方が『らしい』ですから。



マファックデュラルフォージってレーサーと違ってちゃんと真鍮ブッシュなんですね・・・。



ホイールは手持ちのマビックモデュールEとノルマンディコンペで新たに組みました。
W/Oタイヤを使用します。
時代的にはチューブラーなんですが・・・。

レプリカデカールもすでに製作済み。
って、真っ先にコレ作ったんですが・・・。
ebayで今でも買えますが、なにせ本職なもんで自作しました。
クオリティではebayで売ってるのには負けてませんよ。



あとちょっとだけ購入しないといけないものもありますがこれでほぼ下準備終了です。
あとはフレームを塗装に出せば良いんですが、ただいまちょっと金欠なので給料日まで待つことにいたしましょう・・・。

ニューカマー

2016年12月29日 | ラファエルジェミニアニ
我が家に新しい(?)古い自転車がやってきました。



Raphael Jeminiani(ラファエルジェミニアニ)。
1960年代のクルスルートです。
qcr(Quansai Classic Racers)メンバーのてっちゃんから譲っていただきました。

ラファエルジェミニアニは1950年代に活躍したフランス人レーサーで後年はあのジャックアンクティルらを指揮するゼネラルマネージャーを務めた人です。
その名を冠したのがこのロードレーサー。
ネットで調べるとジェミニアニ氏に関しての記述は多数あるのですが、自転車に関しての資料や写真は驚くほど少ないです。
友人のakuta氏のページにこれまた知り合いのdiscasさんの自転車が出ておりこれが数少ない資料とも言えます。

では詳細を見てゆきます。
シートC-T565mm、トップ570mm、フロントセンター600mm、リアセンター440mm、ホイールベース1020mm。
もう1台のロードレーサー・モトベカンはシートがC-Tで580mmあるのでこのジェミニアニの方がぼくにはあったサイズです。
ホイールベースの長さがいかにも60年代のレーサーです。

フレームはてっちゃんの手塗り。(失礼ですがややコテコテ。)
デカールはレプリカだそうです。



ギア回り。
F-メカ カンパレコード、R-メカ カンパグランスポルト
チェーンホイール ストロングライト49D 48x36



インナーリングはサカエのアペックスのものに手を加えて装着されています。
F-メカはアウター受け付きの3点デベソでない古いタイプ。





ラグはナベックスプロ。
色あせていますがオリジナルのヘッドマークが健在。
ブレーキはマファックデュラルフォージュ。
Wレバーはカンパレコードです。
このフレームほぼノーベアーですが唯一ポンプペグがトップチューブ下に直付けされています。



BBラグもナベックス。
BBは見慣れないのが付いています。
チェーンステイブリッジに少しアールが付けられてあるのがいい感じ。



エンドはカンパ。
ステイエンド側のカットはフランス車らしい仕上がりです。




ハンドル&ステムはフィリップ。



ブレーキレバーはドットマファック。



サドルはイデアル88、ピラーはサンプレックスのスチール。
このイデアル88、我が家のどのイデアルより程度良いです。
シートステーは断面の長い2本巻。



ホイールはフロント32H(マビック)、リア36H(アラヤ)。
ハブは前後ともカンパレコードのSFでクイックはヌーボティポのものが付いています。
Rホイールが壊れたのであったのを適当に着けた、とは前オーナー・てっちゃんの弁。
フリーはどこのものか解りませんが、歯に今どきのスプロケットのようなザグリかあることから最近のものと思われます。



ペダルはリオター86というモデル。
このモデルは知りませんでした。
86と言うからには80年代の製品なんでしょうね。
カタチもやや新しめ。
トークリップはGALLI Made in Itaryの刻印があります。

てっちゃんは、『ジャンクやで。』とおっしゃっていますが、どうしてなかなかの高級車です。
やはり譲り受けた以上は前オーナーの意思を尊重するのが礼儀でしょうが、『好きにイジってください。』というお言葉に甘えて少しだけ自分なりに手を入れようと思います。

今年のスズカエンデューロにはぜひこのマシンで出場しようと思っています。