Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

映画「グラン・トリノ」(4月26日)

2009-04-30 19:14:02 | 映画


映画「グラン・トリノ」公式サイト

あらすじ:頑固じいさんウォルト(クリント・イーストウッド)が、隣に住んでるモン族の少年タオ(ビー・バン)をナイスガイに鍛え上げる話。


…ってちょっと短すぎるか。でもこの映画についてはここで詳しく説明するより映画館に
見に行ってほしいから、これくらいにしときます(けして手抜きではない)。


えーさて、この映画についての感想はこの一言に尽きます。


感動した!!


いろいろ突っ込みたいところもあったけど(字幕とか)、まあそれも許します。

とにかくたくさんの人に見てもらいたい映画です。


映画に出てくる「モン族」について少し調べましたが、民族衣装がきれいですね。
映画のラストシーンでタオとタオの姉のスー(アーニー・ハー)が着ていた正装もすごくきれいだったし。
あのシーンはウォルトの○○に対するタオたちとウォルトの孫の意識の違いがはっきりしていて
とても印象的でした。つかウォルトの息子たちがダメダメすぎるんだけど…。
仕事にかまけてないで自分の子供をきちんとしつけんかい!ですわ。

スーとスーのお母さんがタッグを組んでタオをやりこめるシーンがおかしかったです。
ウォルトは「モン族の女はこわい」って言ってましたが、どの民族でも女性はあんな感じだと思います。
これ以外にも、ウォルトと床屋の悪口の応酬など、シリアスなテーマの中にもほのぼの笑えるシーンが
あって和みました。「ミリオンダラーベイビー」がひたすら暗かっただけに余計に…。
あの映画のマギー(ヒラリー・スワンク)の家族はひどかったもんなぁ…。

宣伝では「予想を超えた驚愕のラスト」とかなんとかありましたが、まあそれほどでもなかったような。
むしろ“その瞬間”が来るまで、自分の予想が外れていてほしいと切に願ってしまいました。
でもそれ以外の結末も考えつかなかったんだけど。

ウォルトが金網越しに懺悔するシーン(2回目)は思い出すだけで涙腺が刺激されます。
新米神父にも明かさなかった心の闇を最後の最後でタオにさらけ出したウォルト。
きっと10年経っても忘れられないだろう、名シーンでした。

タオを含めモン族の役を演じている人たちは、ほとんど演技経験のない素人さんだったそうです。
なのにまったく演技に不自然なところはありませんでした。特に映画のキーパーソンになるスーは
とても聡明で魅力的。演じたアーニー・ハーを抜擢したスタッフはすごい!!だってぱっと見は
いたって普通の子なのに。高額ギャラのスターが出ればいい映画ができる、ってわけじゃ
ないんだなぁ、ともしみじみ思いました。いや、誰のこととは言わないけどさ。




2 コメント

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頭で感じるのではない、心で感じるのだ! (レミサラ)
2009-05-01 00:06:40
もちきちさん、こんにちは。

おお、『グラン・トリノ』見に行かれましたか!
これ、本当に感動しますよね~。
最後は涙が・・

私こっちの映画館で見ましたが、全編フランス語吹き替えだったので7割はセリフ分かりませんでしたが、それでも表情とか状況、役者自身の演技で十分理解可能でした。
というか、セリフが分からなくても感動できるというのは、本当に素晴らしくいい映画なんだなと思いました

日本に帰ったら、字幕つきのを改めてみようと思ってます。
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いや~、映画ってほんとに素晴らしいですね (もちきち)
2009-05-02 00:54:17
>レミサラさん
こんばんは。パリで「グラン・トリノ」をご覧になりましたか。
>全編フランス語吹き替え
海外の映画館は吹き替えが多いそうですね。
イーストウッドがフランス語をドボドボしゃべってる図、
というのは想像しにくいですが…。
>日本に帰ったら、字幕つきのを
是非どうぞ~。
字幕は戸田なっちなので、ところどころあやしいところもありしたが(汗)
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