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Scarborough Fair

2023-03-08 15:17:16 | 地球歴史紀行
妖精の騎士は恐ろしい
無理難題をふっかけて旅人を惑わし 奈落の底に引きずり込む
昔 祭りの市で出会った二人
離ればなれになっても
それぞれ独り身を通し
何度も文を旅人に託す
届いた文は十年でたったの三通のみ
「あなたが私のために作ってくれたスープの味が忘れられません」
それでも思いは変わらず
妖精の騎士はその不幸に舌打ちするもっと彼らを苦しめたい
男は密かな計画を立てる
トンチンカンな無理難題の歌を広めよう
妖精の騎士の意図を逆手にとるのだ
そうすれば彼の意図を挫ける
そしてその台詞は、妖精の騎士が嫌いなパセリ、セージ、ローズマリー、タイム。
そして物語はハッピーエンド。
男がとても好きな妻の、羊のスープ、今日もたっぷり戴ける。パセリ、セージ、ローズマリー、タイムがたっぷり入ったスープを。

yatcha john s. 「Scarborough Fair 」

チャーチルの生き方

2023-03-06 22:07:22 | 地球歴史紀行
チャーチルの生き方

 大いなる挫折、誰にでもあります。ウィンストン・チャーチルにだってありました。彼が新しい世界を見いだしていなければ今日があったという保証がないと言っても過言ではありません。
 ヒットラーの統一社会主義、利益追求の資本主義経済、スターリンの独裁共産主義ではない、第四の選択。これこそが彼の結論でした。
 自然に触れて、それに没頭する時間が、彼本来の潜在能力を表面に浮き上がらせのです。今では、当たり前の思想、世界が生き残れる思想。彼は当時新鋭の経済学者ピーター・ドラッカーの「経済人の終わり」(1939)をたまたま手にしました。この偶然が、端的にいえば、今日を作り出したのです。
 彼はまた、あのSFの巨匠、H・G・ウェルズの友人でもありました。
 ピーター・ドラッカーの特徴は、極めて端的にいえば、日本の文化からくる経営理論です。そしてチャーチルが自然に触れた、と言えば産業革命で荒廃しきった国土を素晴らしい緑地に変えたナショナルトラスト運動を忘れてはならないでしょう。しかも誰も言っていませんが、それにも日本文化の発見が寄与してたかも知れないのです。

カラパーナのJULIETTE

2023-03-06 03:12:45 | 地球歴史紀行
誘うか誘われるかの鬩(せめ)ぎ合い
誘わないか誘われないかの鬩(せめ
)ぎ合い

現地のハワイアンにとってはホノルルの波
引いては満ち
満ちては引きの揺らぎあい




解放
新しい翼
漂流
面白いこと

シェイクスピアは今日もまた
心の中で朗読している谺(こだま)の悲劇

真っ黒な溶岩大地に生えた双葉の健気(けなげ)さ
それが僕を惑わす貴女
ジュリエット




七月に生まれた日を迎えるには
両親だけの思いの名残

嗚呼
ジュリエット
僕にとってはイタリアのヴェローナの物語なのになぜかホノルルの波
「ロミオ ロミオ なぜあなたはロミオなのですか?」




カラパーナのさびしげなハワイアンだけが
身に染みる

解放
新しい翼
漂流
面白いこと

https://youtu.be/LWEy3joYCF8

yatcha john s. 「 カラパーナの Juliette 」

なんと不思議な牧師もいたもんだ

2023-03-04 19:35:17 | 地球歴史紀行
なんと不思議な牧師もいたもんだ

 故佐藤陽二牧師のことです。アメリカに短期留学したときのことです。寮に入ることになって、二人部屋には、もう一人、日本人の大幸さんがいました。
 翌日その大幸さんが通ってる教会の牧師が訪れきてくれました。
 コビナというところで日系人教会をなさっておられました。 
 不思議な話です。その佐藤先生は、私がロサンゼルスにきた理由の一つが、ガーデングローブ・コミュニティ教会のロバート・シューラーに会いたかったからです。

 そのロバート・シューラーの本を日本語に翻訳していた人だったのです。そして彼は翌日、そのガーデングローブに連れて行って、紹介してくれたのです。

 彼は海軍兵学校あがりで、アメリカにきたのは敵国を知るためだった、としきりに言ってました。私がアメリカをもっと知るように、英語が話せるようにとテレビまで持ってきてくれたのです。
 
 なんと不思議な牧師がいたものです。人生で面白かった時代でした。




朱に煙る霞ヶ浦

2023-03-04 19:16:18 | 地球歴史紀行
東の空にお日さまが夜の戸張を上げていく
焦らすように 時と戯れるように
時の意味をじっくり教えてくれるように

誰もいない故郷に戻り
自然の美しさに涙する
我は確かにここにいた
たしかな証しは心が燃えている

いにしえの旅人がこの景色に絶句して
「流れ海 佐賀の海は
流れは青にして
たなびく靄は朱に染まる」

今朝も尽きるまで燃えてたなびいて
いこうぞ この魄

yatcha john s. 「朱に煙る霞ヶ浦」