“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

12/07/22『ニセイカウシュッペ山』

2012-07-22 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

7月22日(日)は北大雪の代表的な山『ニセイカウシュッペ山(1,878m)』に登ってきました。

 

今日は、Takさんとご一緒です。

午前中「曇り」の予報の多い北海道内で、朝からスッキリ晴れる確率の高い山域に向かう。

 

頂上、背後には道北の山々、天塩岳等が遠望できます。

 

それが、旭川より北側の山域ということで、朝4時過ぎに札幌を出発して高速をひた走りま

した。

ほぼノーストップで走っても3時間かかります

そして今週もまた11kmを超える林道を走ることになるんですが、途中から雲が上がって

いき明るさを感じると嬉しくなるので、そう長くも感じませんねぇ

 

気分の問題ということで言うと・・・

夏山登山時期になったと喜んでいたのに、気がつくともう夏至を過ぎていて、朝4時前に

夜が明けない時期になっているではありませんか

寂しい。。。

北海道だけ白夜に近づく・・・なんてことにはなりませんかね。ナハ

 

そんなことは絶対起こり得ませんが、

北海道の気象環境で“夏が1時間長くなる”ということはあり得るように思いませんか?

つまり、地球温暖化が進行して、人々が今は「夏」だと感じる季節の時間は長くなるか

もしれない。

そんなことは、出来たら僕が生きてる間に起こってほしいものですねぇ

夏がもう少し長くなると、もっともっと遊びが活性化して老後が楽しめます

老後が楽しめると感じると、お金も回って観光都市化が増す北海道が活気づく。

 

誰か夏を1時間だけ長くして、他の季節を減らさずに北海道だけ1年13ヶ月にしてください

まったく夢から離れません・・・

 

■7:30 登山口

直近に雨が少ない登山道はとてもきれいで歩きやすい

 

登山口に7台ほどの車両は、旭川ナンバーが多いのは当然として、

室蘭、静岡なんていうプレートも見られましたよ。

先に頂上を目指して進んでいる人達はどんな景色を眺めているでしょうか。

空模様は刻々と変わっていっています。

 

この時刻、幸いなことに表大雪の山容が眺められました。
  右から永山岳、比布岳、北鎮岳、凌雲岳、黒岳、烏帽子岳、赤岳と連なります。 

 

見晴台を過ぎると、晴れてはいても夏山特有のガスが湧いてきます。

それでも山頂付近や大槍、小槍といった外輪の尾根筋がまだまだすっきりと見渡せます。

途中のお花畑にシナノキンバイの一大群生地がありました。

(キンバイはキンバイでもシナノキンバイだと教えてくれた先達ありがとうございました)

 

昨年の夏には観られなかったキンバイ黄色が鮮やかな斜面

 

大きく左に巻いていく山域をトラバースしていく先々に花が多いと思いながら、、

昨年の同時期に多く目にしたチングルマやエゾノツガザクラはすでに見頃を終えていて、その種類

を語れない別の花々を沢山目にしました

 

頂上に着いたとき出合った女性が、“92種類あった”というほど、その種類が多かったんですねぇ

残念ながら男のブログでは、その姿と名前を詳しくご紹介できません。

 

 

頂上が間近に迫った頃、振り向くと表大雪方向はすでにガスで覆われていました。

 

■9:30 頂上

 

2時間ほどで頂上までたどり着きました。

風がなく、気温22℃暑いぐらいです。

時間が早いので、今回も頂上ではいつもより長く過ごしましたよ。

一人だと慌ただしく下山してしまいがちです。

Takさんも、バーナーとコンロを新調し、定番となった珈琲と、過去の山行報告に登場した

こともないようなゴージャスな桃缶がザックから現れ、ご相伴にあずかりました。

桃ももちろん美味しいけど、汁が旨いとシル

 南西の山域を紹介していませんでした。

平山(1,771m)、比麻良山(1,792m)への縦走路の手前にある岩稜は印象的だが名前知らず

 ~

■10:30 下山開始

下山の支度を済ませたとき、「午前中から晴れ」の天気予報などお構いなしに山の天気は変わっていき、

ガスで東の空が暗くなりだしました。

気温もこのとき18℃、一気に下がります。

 

 ガスが押し寄せるのは早い早い

この時登ってくる人達は残念ながらもう頂上での遠望は叶わないでしょうねぇ、

 

下りは、足元に危険を感じる斜面がほとんどなく、気持ちよく下れます。

この山は、札幌から距離があるものの、1,800mを超える山頂の雰囲気を4時間ほどの

上り下りで味わえ、北大雪の奥深さを体感できる大変良い山であることを改めて認識しま

した。

■11:50 登山口

 

下りには、登りで出合った以上に登山客が多く登ってきました。

登山口には20台をはるかに超える車があります。

夏山ピークのこの時期とは言え、登山人気とガイド紹介効果で北大雪も「遠くて遠い山」

から「遠くて近い山」になっているのではないでしょうか。

今週も良い山行を満喫できました

 

【備忘録】

  • 林道入り口のゲートには、再びダイヤルキーが据えられいるがそのキーは施錠されて
    おらず開いたまま。どのような管理になっているものか、営林署に確認が必要一七三二
    (7/23電話で確認すると01658-2-2001、施錠されていることが原則で、よく面倒くさがっ
    て施錠しない人がいるので注意を呼び掛けているんです・というお答えでした) 
  • 平山方面への縦走路途中の“チングルマ畑”は、早い雪解けのせいか見頃を終えていた。
  • 日帰入浴は、高速上川ICでいったん乗って、深川ICで降り、近くの「まあぶの湯(600円)」
    が便利
  • まあぶの湯の売店には、昔懐かしい“ファンタ・アップル”が置いていた。Takさんに少し飲ま
    せていただいたところ昔のままの味で、胃の中がキュンとした。 

 

 120722『ニセイカウシュッペ山』

 


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