12月最初の登山は、2週続けて「樽前山(1,022m)」で、今週は
道道141号線(モラップ)から7合目ヒュッテを経由するルートです
風速15mはある樽前山(東山)山頂
今週もまた日本海側は何処もここも「曇り」または「雪」マーク
なので、向かう先は太平洋側です
その太平洋側に山が沢山あればいいけれど、そんなに選べない
となると、どぉ~しても支笏湖周りを目指してしまいます。
ま、
その選択は間違いではないのだけれど..、こうして2週続けて
同じ山に登るのは過去1度も無かったことであります。
といっても、
樽前山の西と東とでは登山口にして10kmは違うので、
眺められる景色はけっこう変わります
■7:40 道道141号線 モラップ入口駐車スペース (標高301m)
道道141号線はすでに11月13日から閉鎖されているものの、
車道には雪がほとんどなく、十分に車が走れる環境のまま
ゲートだけが閉ざされた状態になっています
なので広い道幅いっぱいに歩けて気分が良いです
アスファルトが白いけど積雪はゼロ(気温マイナス6度)
台風や大雨の影響で荒廃した森林は、人の手でちゃ~んと再生に
向かっています
日本の植林能力は「世界一」では?
5合目ケートがある錦岡(苫小牧)への分岐地点の雪も少ない
この分岐地点までは距離にして凡そ3.7km、
そして7合目ヒュッテまではまだ2.5kmほどあります
5合目から7合目までの間に、多少積雪が増してきたので
ストックを使用するけれども、歩きやすい状態は変わらず、
靴底が減らないのは“ありがたい”
■8:55 7合目ヒュッテ(標高656m)
ヒュッテまでの総距離6.4kmで、
ここまでの標高差255m、ここからが夏山登山道
ここから上にはまだ先客なし
東山頂上までの標高差は残り366m
一度暖気があったせいで登山道の雪の下は凍てついている。
ここで軽アイゼン装着と思ったけれど、途中吹き溜まりが
けっこうあるのでスノーシューを履きました。
空には雲の切れ間から青空も覗いていて...
視界は良好
支笏湖も眺められてま~す
と、
この辺りまでやって来ると、クラストした雪面のトラバースが
続くためスノーシューの山側の足がつかれます
風も強いため手袋も厳寒期用にはめ換えて..、
飛ばされないように身を屈めて登ります
西からの雪礫にさらされながも頂上が確認
ストーシューは終始必要なかったかも?
風衝地帯の頂上付近には厳冬期でも積雪なし・でしょう
■9:45 東山(1,022m)頂上
はいっ、
先週は「西山」そして今週は「東山」からの景色、
溶岩ドームがかろうじて見渡せます
それにしても、
手袋を脱いでカメラの操作をしている先から、
風で体温が失われていく..、
指先の感覚はあっという間に麻痺してしまいます
三脚が飛ばされないように立てるのもやっとこさだし
■10:00 下山
ここから先は、短縮コースとは逆の風不死岳側に下り、
比較的斜度がなだらかになる北斜面の雪の張り付き具合を
確かめて、夏山登山道をワープして雪面を下ります
ただし、凍てついた状態になっていないかよく確かめないと
何十メートルも滑り台に乗ることになるので要注意
大雪原を眼下に支笏湖へ吸い込まれていく感覚
ボードで下れる斜面ではなく、
ミニスキーではエッジがないので運転不能
アイゼンを効かせてザックザックと降りてくるのです
ここまで下ると風不死岳東斜面も裾野を広げ雄大だぁ~
気が付くと支笏湖の対岸にも青空が広がっている・・・
雪はあっても下草が固まっているのでツボ足でOK
■10:35 7合目ヒュッテ
~
■11:40 道道141号線 モラップ入口駐車スペース
お昼前の時刻でもなお氷点下の登山口、
アスファルトの雪の状態で分かりと思います。
すっかり体が冷えてしまったので、下山後は休暇村でお湯に
浸かり温まって岐路につきました。
今週もまた楽しい山歩きが出来ました。
ごきげんよう
雪にも負けず、風にも負けず・・
やっぱしトシクンは、坂の上が よぉ似合うばい。
年齢ば重ねて尚、
貪欲に高みに向かっていく姿勢が羨ましかぁ・・
オイラはこの頃、すぐにヤル気が萎えて
色んなこつが「面倒臭い」て思うてしまう・・
いかんですなぁ。
トシクンば見習わんといかんばい。
今週も美しか風景ば届けてくれて
ありがとさん♪
そうなんです。
荒れている割には積雪量は今一つで、向かう山域もいつもの年以上に悩むところです。
そろそろBCに繰り出したいと思いながら、笹漕ぎや藪をかき分けて登ったり滑ったり
するのは疲れます。
旭川辺りの天気が上向けば、来週以降は大雪山に向かう気持ちにもなってくるでしょう。
心の向くまま長い冬の入り口を楽しむと致します。
30年後にも山に登っていられるかどうか?だけで言いますと、かろうじて登ることだけは
できる爺さんで居たいと思います。
そこから先は欲ですが、ピンピンコロリ隊の隊長を自称して生きていられるかどうか?
30年頑張って、神居尻山に500回登山を目前にポックリと逝けるとすれば、
それのみを見つめてまた坂を上っていくであろう
なんちゃって