“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

特集!『ナキウサギ』

2012-10-07 | 日記

12/10/07『ニペソツ山』外伝です

 

http://blog.goo.ne.jp/oborozuki89/e/506439c580f7f5b45f763e98e527fa57

10月7日、ニペソツ山にご一緒したChiekoちゃんから、

当日の一眼画像を送ってもらいました。

 

さすがナキウサギにご執心のChiekoちゃん

Toshiにはとても追いかけられない鳴ける画像がいっぱいなので

思わず「特集」にしました

 

短編ですが、ナキウサギ好きの方は、泣きながらお楽しみください

これはオマケ

 

さて、どのナキウサギが良かったでしょうか

どれも良かった!という方は ↓ をクリックで「いいねチャッカリ

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12/10/07『ニペソツ山』

2012-10-07 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

10月にもなってしまいました。この連休中にはずいぶんと遅い冠雪(冠霜)

の便りが届けられたようですが、今回登った東大雪山域からの距離では、

表大雪(旭岳~黒岳)のうっすら・・・という雪の様子まではわかりません

でした。

 

季節はまさに“寒露”の今日は、東大雪の名峰『ニペソツ山(2,013m)

に登ってきました。

 

天狗平からのニペソツ山北斜面

 

今頃、三連休を謳歌しているであろうアミーゴさんと「10月の連休は東大雪

に・・・」を目論んでいましたが、あいにくToshiの業務多忙につき土曜日を

里で過ごす結果になってしまいました。(残念)

 

その土曜日を無駄に過ごしたくないアミーゴさんは、今頃表大雪「赤岳(銀泉台)

~忠別岳」あたりで、遅い紅葉を眺めているのではないでしょうか?

大雪山の表と裏にわかれて、この時期この山域に居られることは、どちらに

せよ幸せです

 

さて、「ニペソツ山」は、たまさかですが10月6日(土)道新の“ほっかいどう

山楽紀行”というエッセイでで紹介されたせいかどうかわかりませんが、けっ

こうな数の登山者で賑わっていました。

 

といっても、Toshiが本日選んだコースは幌加温泉コース。

このコースは、距離も長く、廃道寸前だという触れ込みなので、登る人は少な

いだろうと敢えてこちらからアプローチすることにしました。

  

■4:55  幌加温泉登山口

 

登山口の立派な看板を越えて300mほど林道を歩くと、入山ポストがあります。

なんと、7月21日から記帳が無い・・・

よくあることですが、

こういった場合、登山道は荒れている。

 

途中に現れる沼、先が長いのでゆっくりもしていられません。

荒れているどころではありません。

笹が伸びたい放題、途中、森林限界を越えた尾根には刈られていないハイ松

に行く手を阻まれて、ジャングルジムさながらです

 

凡そ、登山道などという体裁がなく、踏み後も定かではない。

おまけに、目指すニペソツの頂上辺りを濃いガスが覆っている・・・

やっとこさ、前天狗直下の東壁まで来たところで上空が明るくなってきたので、

「ホッ」、羆の掘り返しや糞を横目に、ガレ場に取りついて最後の急登を行き

ます。

■9:20 前天狗

おおぉ~

悪戦苦闘の甲斐あり、前天狗(1,770m)付近からはニペソツの雄大な姿が臨め

ます。あ~りがとぉぉう

 ~

徐々に広がるニペソツの雄姿

そうこうして、天狗平を乗越たあたりで三脚を用意し、ニペソツの姿に照準を

合せていたときに、どこかで見たような後ろ姿の女性が・・・

 

「あれれれ?Chiekoちゃん!

 

Chiekoちゃんは、アミーゴ登山の繋がりで知り合って、何度か山行を共に

した仲間です。奇遇ですねぇ

年間を通して山に向かう回数の多いChiekoちゃん、目指す山域が同じって

ことですねぇ~

東大雪は多少でも他の山域より晴れる確率が高く、且つ2,000m級である。

ここですね

さぁ~すがぁ~Chiekoちゃん、山屋さんとしての嗅覚抜群だね

って、これ自分を褒めている

 

そこから先、幌加コース下りは止めてお二人と行動を共にすることになりました。 

Chiekoちゃんとご一緒のAsakoちゃんは、山のお友達とのこと。

これもご縁だから、これからも宜しくね

あ~、あの笹漕ぎしなくてイイと思うと気分が楽だあ~

Chiekoちゃんは女神だなぁ~

 

このあたりのガスも暫くすると抜けてきます。

 

 

写真が多すぎて纏まりません。

 

「Asakoちゃん、もうすぐだよぉ~」と応援しながら、気が付くと頂上

間近ですよ。

秋だから花は咲いてないけど華があって嬉しい登り

~ 

■11:00 頂上

爽やかな秋の風が吹き抜ける頂上で...向かって中央がAsakoちゃん、右がChiekoちゃん

 

心配していたガスも抜けて、日頃の行いが良いことがわかります

やはりこの日は、東方が比較的よい天気でした(表大雪は1600より上がガスの中?)

 

風も冷たいので、食事は下山の途中で・・・と決めて下山開始です。

■11:20 下山

■12:35 天狗平を過ぎたところで食事

~ 

■13:05 出発

陽の射す様子が午前中と変わっています。

 

明日、登る予定の「石狩岳~音更山」がながめられます

 

ご一緒していなければ眺められない十六の沢(杉沢)コースの下山景色も楽しむ

ことができました

Toshiにとっては来し方ではない下り.....Asakoちゃんは、

「やっぱり、下りは長いよねぇ~」と...よく分かります、不思議だね

 

■16:05 十六の沢(杉沢)登山口

我々が最後の下山者なのに、まだこんなに車が?の訳は、すべて山中泊者と明日組の車です。

 

Asakoちゃん

Chiekoちゃん

今日は、ほんとにありがとう

コース2つも欲張って楽しめたのはお二人のお蔭です。

 

【余談】

 

登山愛好家:坂口一弘さんの北海道新聞連載『ほっかいどう山楽紀行』を

楽しく読ませていただいています。

以下業務上、紀行の愛読者として、記事の若干の引用をご容赦いただきたい

 

『日本百名山』に何故この山が入っていないのか?

それほど人気の山であることを実際に歩いてみてわかりました。そして、

その話題にToshiもようやく付いていけることになりました

そして疑いなく北海道の三指にはいる名山であろうと感じました。

 

深田久弥は、日本百名山を著したときにはまだニペソツ山を登っていな

かった。その後、この山に登って曰く「一番先に百名山に入れ替えたい山」

と話したのだと紀行に書かれています。

 

Toshiだって、今の今まで、このニペソツ山登頂が後回しになったのには

いろいろと訳があってのことです

話すと長くなりますからやめておきますが(笑)、深田久弥ならずとも、

登りたいと念願しながら、主に天気が味方してくれずに、なかなか辿りつ

けない山っていくつかありますよね。

皆さんはどうですか

 

【備忘録】

  • 下山後、Chiekoちゃん、Asakoちゃんとご一緒した幌加温泉「鹿の谷」
    は、一泊2,500円で味のある温泉を楽しめます。
    但し、周りの旅館が廃館してただ一つ残った同旅館は、土日は登山客等
    でいっぱいのようです。食事は自炊が原則で、すべて持ち込み、寝袋持参
    下さい。 
  • 来年2,013年は、標高「2,013m」のニペソツ山記念の年です。さて、
    幌加温泉コースも少しは登山道が整備されるのか?
 
※後日、Chiekoちゃんにナキウサギの画像を送っていただきました。
 
 
121007『ニペソツ山』
 

 

 

 

コメント (6)
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