“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

23/09/16『安足間岳』

2023-09-16 | 2表大雪の山

9月も中旬を過ぎて、例年であれば「涼しい」を通りすぎて「寒い」を実感する

時期に差し掛かったのに、やはり暖かい日の続く三連休の初日は、

表大雪の山で、愛山渓温泉から登る永山岳(2,046m)」~「安足間岳-あんたろまだけ-(2,200m)」

そして「沼ノ平」を巡っての山旅でした

 

安足間岳から姿見の駅方向(左に十勝岳連峰)を背に

 

途中、安足間岳の先「愛別岳(2,112m)」は、分岐地点から同山へ下って登り返す

急坂を見下ろすところでその雄姿を写真に収めて帰ってきました

 

愛山渓温泉登山口を出て、沢に掛かる橋を渡る頃の気温で15℃程度の気温なのか、快適です

 

三十三曲りの数を途中までは数えていたというKasaneちゃん、早々に記憶が飛んで実際の曲りの数は不明

 

湿原とほぼ同じ高さまで標高を上げてきたのに、この先の沢の渡渉地点まで下ってまた登り返し・・・

 

しかしまあ、沢は登山では貴重なアクセントだと感じます(マイナスイオンに癒されます)

 

十勝岳連峰も今日は一日すっきりとその姿を見せてくれていました

 

ウラシマツツジが真っ先に紅葉してくるので、温暖な中にも秋の訪れを感じます

 

高曇りの天気のお陰で、汗もそうかかずに永山岳~安足間岳を望む景色に近づくことが出来ました

 

沼ノ平を眼下に望んで・・・

 

この時間だけ十勝岳連峰に雲がかかります

 

 

チングルマの紅葉も少しずつ始まっています

 

はい、永山岳とうちゃこでしばし談笑

 

バックに聳える「愛別岳」まで、果たして辿り着けるかなぁ~

 

そのためには、まずは「安足間岳」を目指します

 

ジャンクションピークの安足間岳分岐(2,194m)にとうちゃこ

 

分岐から、北鎮岳、愛別岳へ向かいます

 

怖い怖いと言いますが、まわりの景色に惑わされている感ありで、足元をしっかりと踏みしめて歩きましょう

 

怖くなっても、この観世音菩薩に邪念と共に打ち消してもらいましょう

 

結局、ここから先の愛別岳までは笑顔でいられなくなるので止めにしました

 

そう、となれば下りは距離の長い「沼ノ平」歩きましょう

 

沼ノ平へ向かう途中の安足間岳はケルン以外に標柱がなく、どこをピークと決めているのかがよく分かりません。

 

富士山に登って、山岳の高さを語れ。大雪山に登って、山岳のおおいさを語れ(大町桂月)

 

この先が最高標高点2,200mとして踏むことで良いでしょうか

 

ここからは旭岳を眼前にしながらの下りが続きます

 

残雪期の春ともなれば満開のお花達に出逢えることでしょう

 

雄大過ぎて言葉を失います

 

至る所に奇岩あり・・の沼ノ平コース(自然の造形美①)

 

この斜面だって花の季節は満開に咲き誇る楽園となります

 

岩の奥に大沼・小沼が近付いてきました

 

自然の造形美②

 

庭園の石の配置は山の神様が決めたので美しいのでしょう

 

旭岳を見上げるところまで標高を下げてまいりました

 

自然の造形美③(落ちそうで落ちない岩)

 

自然の造形美④(指先で摘まんでいるものは何)

 

見納めの旭岳、熊ヶ岳の雄姿

 

このパノラマ画像は視覚の120℃を捉えています。

 

10秒タイマーを心得た、よい写真と思います

 

紅葉が進むともっと彩りのある秋に近づくでしょう

 

時刻が変わると、今朝、登った登山道の姿も趣が変わりますね

 

沼の先に旭岳が・・

 

楽園最後の名場面『沼から仰ぎ見る安足間岳

 

如何だったでしょうか

登りのときは高曇りで涼しく、下りの時刻になって青空が広がって

暑くなってもくる。しかし沼の眺めに山旅の疲れも癒されていくなんて

いうような恵まれた登山はそうあることではありませんね

 

メンバー皆さんの日頃からの行いによるものと勝手に感謝申し上げます

紅葉の見ごろの時期にもう一度北大雪辺りを登りたいです。

 

最後に、前日に撮った山麓から眺める愛別岳、安足間岳画像でお別れします

 

本日はお疲れ様でした~

 

 

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23/09/10『神威岳』

2023-09-10 | 1道央の山

9月に入って涼しい近場の登山を企てましたが、まだまだ暑いです

今週も定山渓、小金湯から登る山「神威岳(983m)です

 

よ~く見るとMotoさんは(タイマー10秒設定時)かな~りの確率で目を瞑ってしまうのが不思議です

 

山の上は下界に比べて涼しいはずで、標高が100m上昇すると気温は0.6℃下がるというのが定説です。

しかし、今日は9月も中旬に差し掛かろうというのに暑いです。

登山開始から標高983mの神威岳頂上に至ってもなお風がなく暑い一日でした

 

国道脇の某所に車を止め、今はまだ車両が通行不可となっている百松橋を目指します

 

以前はこの先の林道始点に広い駐車スペースがありましたねぇ~

 

取り付き地点(林道始点)の趣は以前のまま

しかし、

始点を歩きはじめて1kmも歩かない林道途中にヒグマの新しい肢跡(今日もkoyaさんがスプレーを持参)

 

やれやれ、

林道は次の林道までの繋ぎの登山道に導かれるけど、ま~だらだらと距離だけで標高は稼げません

 

そして、次の林道(といっても廃道になっている)に取りついてからが長い・・

 

その(体をなしていない)林道の終点に掲げられている(いた)標識は倒木の下になっていて役目を果たしていません

 

だけど、

その後の登山道は意外にしっかりしていて大雨にもビクともしなさそう

 

いよいよ神威岳の頂上が間近に迫ってきて

 

斜面もジグを切る九十九折道の途中にロープがヒックスされている箇所が増えてくると・・

 

間もなく7合目の見晴台で一休み

 

そして、

頂上尾根に取りつくアプローチのコルに差し掛かって一同感嘆の声(あすこです)

 

もう少し手入れを行き届かせていただきたい登山道はところどころ笹が煩いのです

 

はいっ、

頂上直下のロープの登りを越えればあと少し

 

hashimoさんも危なげないですなぁ~

 

記念写真は1枚だけ

 

札幌の都心がリアルに望めて

 

残雪期の手稲山エリアの登山に思いをはせるMotoさん

 

昨日歩いた藻岩山も見下ろせます

 

そして、

一番近くに臨める「百松沢山(1,038m)」は残雪期にスノーシューで歩きましょう

 

お別れは、(神威岳と兄弟のような)定山渓天狗岳を眺めながら

 

下山も気を抜かないように

 

陽射しがあたるところは暑いけど、ほとんどが日影の行程なので助かります

 

立派なトドマツ林の間を軽快に下ります

 

そして風の通らない長い林道を、

 

豊平川沿いまで来ると残りはあと少し(雨が降った後はとても近づけません)

 

百松橋はいつ頃開通しますかね

 

 

豊平川の上流も急流なところばかりじゃない

 

神威岳には何やら定山渓ダムの展望台からアプローチするコースがあるんだとか?

確かに、小金湯から百松橋を通る登山ルートの8合目付近と思える神威岳最後の

登りの手前でダム方向に向かう登山ルートとの分岐がありました

 

次に登る機会があるかどうかわかりませんが、あるとしたらダムからのルート

で烏帽子岳を含めて登り下りしたいと思います。

 

秋だというのに思いの外暑い中の登山

お疲れ様でしたっ

 

 

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23/09/09『月寒~藻岩山』

2023-09-09 | トレイルランニング

来る9月24日㈰、

第7回富良野トレイルラン2023

に出場する関係上、そろそろトレランの練習らしきものも行わないと..

ということで、2週間前の今日は自宅から「藻岩山(531m)」を往復してきました

 

月寒東から藻岩山を回る全長23kmのなんちゃってコース

 

いつも走っている真駒内公園までの下り坂から眺める藻岩山

 

五輪大橋から眺める豊平川上流

 

登りはスキー場横の尾根コースを行く

 

見下ろす景色はな~んとなく秋の風情

 

頂上展望台までで12kmの行程

 

陽が射すと暑いけど吹き抜ける風は爽やかでいかにも北海道らしい

 

下りは慈恵会病院コースで南19条大橋地点で18km

 

札幌市民の山「藻岩山」の東面を登って下ってきたわけです

 

環状線から月寒公園を通り抜けるときは豊平区民の顔になる

 

月寒神社を抜けようと思ったら、そうだ今日、明日はお祭りであった

 

20年以上豊平区民であり月寒町民であるのに、お祭りを眺めたのは初めてであった

 

人が多くて抜けられん

 

嗚呼、こっちもアフターコロナで賑わっていて通れん

 

お祭りは、半袖シャツに短パン姿よりも浴衣姿が良いだろうね。

場違いなToshiさんは、迂回して36号線に入りなんちゃって気分でGOAL


24日当日は、

富良野西岳を沢コースから登って北の峰コースを下り、

再びスキー場を登り返す総距離29km、累積標高2,063mという難コース

らしい。果たして本日の標高差の3倍です

 

乞うご期待

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ヒグマのお話し⑲

2023-09-08 | ヒグマのお話し

ヒグマを話題に上げるのも29回になりました

ヒグマのお話し⑱は⇒こちら

 

そこを知りたいと思うと、北海道の図書館にはヒグマに関する書籍が

た~くさん所蔵してあるので、主に新聞等で取り上げられた方の著書を

追うように読んでいます。

 

ヒグマそこが知りたい」の表紙は著者との縁で矢口高雄さん(釣りキチ三平)

 

著者である木村盛武さんという人は、Toshiが以前、ヒグマのお話し③

取り上げた史上最悪のヒグマ襲撃事件「三毛別ヒグマ襲撃事件」を克明に

取材し『慟哭の谷』(文春文庫)を書いた人でもあるので、以前から関連の

書籍にどのようなものがあるのか図書館を眺めていました。

 

同氏は、自身が長く林務官として奉職していた40年間の経験、野生動物研究家

としての見識からヒグマのことについて非常に詳しく、そして分かりやすい

生態の解説をされています。

 

さて、その本の中で、特にヒグマの肢跡についての解説が興味深かったの

取り上げたいと思います

 

残雪期によく目にするヒグマの肢跡⇒前肢は親指より小指の方が大きいのだそう

 

 

蹠球(しゅうきゅう)というのは猫や犬の肉球と同じもののことらしい。

 

 

このヒグマの肢跡がヒグマとの遭遇の危険を知らせてくれる貴重な情報に

なるわけだけれど、覚えておきたいのはヒグマも他の多くの鳥獣にみられるように

「止め肢」という自衛行動があって追跡者の目をくらますのだそう。

 

 

また、冬眠するために穴に入る直前に使う止め肢のことを「寝肢」というらしく、

追跡するハンターがこの罠にはまり命を落とした例があるそうです

 

ヒグマの利発さはこれに止まることなく、最大の猟者泣かせは沢や川に飛び込み

肢跡や体臭を消すんだとか・・

最近はこのような足跡を藻岩の麓や南区の公園で見かけてビビるわけです。

 

食物連鎖の頂点に存在するヒグマであっても、遠い祖先が習得した技を

長い人間との格闘の歴史において、維持していかざるを得なかった必然の本能

なのでしょうかね

動物の世界は本当に繊細であります

 

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23/09/03『石狩サーモンマラソン2023応援!』

2023-09-03 | 日記

毎年、9月第一週の日曜日に開催される『石狩サーモンマラソン2023』

応援に行ってきました

 

今日は、山友のMotoさんが10kmとはいえマラソン大会に自身でエントリーして走るのが初めてとなるので、

応援にも熱が入ります

鈍亀ランナーズのアフターコロナ後マラソンで一番多くの参加者で賑わいました。

 

強い日差しが横から射しこんで写りがよくないですね(へたくそな写真班ですみません)

 

いつの間にやら、Motoさんも鈍亀Tシャツを着せられてしまいましたが、

とにかく緩るぅぅ~いマラソンとお酒好きの集まりなので、

堅苦るしくなくご参加下さい

 

毎年、大会を盛り上げてくれる増田明美さんのご挨拶に見入るメンバー

 

「皆さ~ん、マラソンは42.195km走るフルは“体に悪い”ですから、10kmぐらいがちょ~うど良いですよぉ

 

Motoさんガンバ!10kmでも昨日の登山+この30℃近い暑さは堪えますねぇ~

 

Michiちゃんは、その先を走る増田明美さんを追いかけているようであります

 

一度講演でお呼びしましょうかねぇ~(握手せんばかりに乗り出すMr.Satoさん

 

Sayakaちゃんの5位入賞(シャケ1本)おめでとう 親子三代でマラソン道を行きます

 

鈍亀も将来に前途有望な若者が揃っていて楽しみです

でも、意外とアラカンやアラコキが頑張っているランナーズクラブで有名なのです。

皆で走ると年齢は関係なく楽しいですね

 

今日は、皆さん

暑い中お疲れさまでした

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