今回はすでに販売が終了してしまったバウムクーヘンをご紹介します。
遅くなってしまって本当に申し訳ありません。
来年のバレンタインシーズンの参考にしていただければと思います。
STV ローカル情報番組「どさんこワイド179」を見ておりましたら、ピンク色のバウムクーヘンが紹介されておりました。

「白い恋人」で有名な石屋製菓の「恋するチョコレート・ショコラバウムクーヘン(ルビー)」であります。

ピンク色の生地、中央にはピンク色のチョコレートが入っております。
なんてかわいらしいバウムクーヘンでありましょう!
バレンタインにぴったりのスイーツであります。

ピンク色なのでイチゴ味なのかと思ったら大間違い。
なんと「第4のチョコレート」と言われる「ルビーチョコレート」がこの色の正体なのでありました。
はて、「ルビーチョコレート」って何なのでしょう。
💡ルビーチョコレートとは。
スイスに本拠を置き、チョコレートの製造・販売を行う「バリーカレボー社」が開発したチョコレート。
開発に10年以上の歳月をかけている。
原料となる「ルビーカカオ」は、特定の種類や原産国のカカオなどではなく、特有の色と味わいの元となる天然の前駆体を含有するカカオであり、バリーカレボー社独自のノウハウで選別される。
ベリーのような酸味があるが、他のチョコレートが持つカカオの風味はほとんどない。
(ウィキペディアより)
※前駆体・・・その物質が生成される前の段階の物質。
日本では、2018年4月から消費者向けの製品が販売され始めたとあり、まだまだ新しい食材のようです。

まずは常温の状態でいただきました。

ちょうど良い甘さ。
とてもしっとり、きめ細かい食感。
口どけは、とてもなめらかであります。
柳月の「三方六」と似たような食感でありますが、「ショコラバウム(ルビー)」の方がよりしっとりしており、重厚な感じに仕上がっています。
中央の「ルビーチョコレート」は、なるほどイチゴのような酸味があり、重厚な生地とコントラストをなして軽やかさを演出しています。
面白いのはその後。
「白い恋人」のホワイトチョコレートの味と風味が口の中に広がり、石屋製菓のスイーツを頂いていると実感します。
素晴らしい。
新しい食材を使いつつ、石屋製菓さんらしさをきちんと表現したバウムクーヘン。
チョコレートへのこだわりが、バウムクーヘンを通してきちんと伝わってきました。
続いて電子レンジで温めていただきました。
すると、ご覧の通り。

中央のチョコレートがとろっと溶けて、バウムクーヘンにかかります。
ただ温かくなったバウムクーヘンではありません。
印象がガラリと変わって、今度は「ルビーチョコレート」が前面に出てきます。
よりベリー感が増し、酸味とコクのあるチョコレートとなって、ますます美味しくなりました。
一つの商品で2度楽しめる「恋するチョコレート・ショコラバウムクーヘン(ルビー)」。
残念ながら品切れ状態となってしまったようです。
来年のバレンタインシーズンにまた登場することを願いましょう。
<データ>
- 食感 : しっとり、きめ細やか。重厚。
- 口どけ : きめ細やか。なめらか。
- 甘さ : ちょうど良い。
- 年輪 : 規則正しい。
- その他特徴: バウムクーヘンの中央部分に「第4のチョコレート」と言われる「ルビーチョコレート」が入っている。常温の時はルビーチョコとホワイトチョコの味が両方楽しめ、温めた時はルビーチョコの味が存分に楽しめる。バウムクーヘンの味・食感を大事にしつつ、チョコレートも楽しめるようになっている。

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