玉葱栽培発祥の地
全国生産量の約5割強を占める北海道の玉ネギ。
日本の玉ネギ栽培は札幌市東区で始まりました。
こちらは「玉葱栽培発祥の地碑」。
食用としての日本の玉ネギは、明治4年(1871)、開拓使が米国から種子を輸入し、
「札幌官園」で試験栽培されたのが始まりです。
「玉葱栽培発祥の地碑」は「札幌村郷土記念館」にあります。
その後、多くの苦労を重ね、札幌元村で栽培が定着しました。
(※札幌元村は江戸時代に大友亀太郎が中心になって開拓した村。大友の役宅跡が札幌村郷土記念館にある。)
明治30年代になると、札幌村に始まった玉ネギ栽培は近村にも広がり、品種改良も行われるようなりました。
現在、「幻の玉ネギ」と言われる「札幌黄(さっぽろき、さっぽろきい)」はこの品種改良によって生まれた種です。
(※札幌村は札幌元村と札幌新村が合併してできた村で、現在の東区区域にほぼ一致する。)
「玉葱栽培発祥の地碑」を描いた風景印が2つあり、その1つは「札幌北十三条東郵便局」(東区)に配置されている。
先人の苦労があってこその今の生活。
碑に刻まれた文を読んで、胸が熱くなりました。
テーマ : 玉葱栽培発祥の地碑 ≪変≫タマネギ
切 手 : 動物シリーズ第1集 62円切手
札幌市東区の郵便局の風景印は「玉ネギ」をモチーフにしたものが非常に多いです。
雪が降るまでチョコチョコ出かけて行って、印をもらおうかなぁ、と思っています。
所在地
参考資料
- ウィキペディア「タマネギ」、「札幌村」、「札幌黄」
- 玉葱栽培発祥の地碑の説明文