9 cell - Position

起…物語の前提、概要の説明
ＫＫは、人の寿命が見える。
近い将来に死ぬ人がわかる。

承…物語が始まる
その能力はあまり役立たなかった。
自身が気味悪いだけだった。
あるとき、バスの運転手に死相が見えた。
そのバスに乗り込もうとする人に声をかける。
「このバスには乗らないほうがいい」
誰もＫＫの言う事など聞かなかったが、
そのバスは夜間、山中でカーブを曲がり切れず
事故をおこし乗員に多くの死者が出た。

そのことを知った人たちはＫＫを「死神」呼ばわりする。

転…読者が知らなかった事柄や関心や興味
しかし、その特殊能力を請われ、
特殊警察に勤務することになる。
死が近い人の選別に一役かうことになる。
重要人物の移送などでは任務にあたる者に死相がないか確認をしたり、
政府専用機のパイロットは勤務前にＫＫに面会することなどが非公式に行われた。

結…オチ
特殊警察内でも、エース扱いされて有頂天になっていたＫＫは、

ある朝、鏡を見てハッとした。

鏡に写る自分の顔に死相が見えた。


──吉高浩司──

[参考]
「ナフレブニク」：新型戦闘ロボット
ロシアの兵器製造コンツェルン「カラシニコフ」社製。
「カラシニコフ」社の前身はイジェフスク機械製作工場。
世界で最も大量に用いられている自動小銃、カラシニコフ銃（AK-47） の製造で有名
戦闘ロボ「ナフレブニク」
GShG７およびGShG６２の４本の多銃身式航空用機関銃を装備
「ナフレブニク」は新型軍用自動システム・キャタピラロボット「ソラトニク」とペアで行動する。
「ソラトニク」は無人機と共に諜報し、軍隊に火力支援を行うことが出来る。

連邦国家親衛部隊庁科学技術評議会
軍事技術フォーラム「アルミヤ2016」
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「悪」を生み出すものは「欲望」。
強い欲望こそがストーリーに命を与える。
物語のテーマは「目的」と「問題」で見つける
「ある目的を達成したい主人公が、それを邪魔する敵と戦う」
がストーリーの基本
主人公の目的を決めるなら『欠落感』を探す
キャラクターの３大要素３つの能力
思考（判断力）・行動（決断力）・感情（喜怒哀楽）
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コンピュータは
1975年　数学者しか使わないような高度な数式が解けた
1985年　どんな達人も及びもつかないような精密加工ができるようになった
2005年　1歳児と同レベルで人間の顔とそれ以外を区別できるようになり
2015年　2歳児並みの会話能力（ただし英語に限る）を身につけた
　　　　3歳児レベルのお片付けはまだいかなるスーパーコンピュータにもできない
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草薙素子（くさなぎ もとこ）、
『攻殻機動隊』の登場人物。
幼少の頃に、脳と脊髄の一部を除く全身を義体化した女性型サイボーグ、
公安9課の実質的なリーダー。
「ゴーストの囁き」直感による判断
「デコット」を複数所持。
過去に軍に所属
「少佐」と呼ばれる
全裸に見えるインナースーツ状の光学迷彩服を纏う
常用している義体の瞳は赤い。
同性のセックスフレンド達（電脳ドラッグを用いた違法ヴァーチャルソフトの編集や販売の共犯者）がいる