円安へ・・・

一昨年から始まった「サブプライムローン問題」
アメリカが発端なのですが世界中に飛び火し、金融システムを破壊、世界同時株安、リセッション（景気後退）、そして超円高を引き起こしました。

当初、「日本は欧米に比べ被害が少ないだろう」との理由から避難通貨として円が選ばれ、それが深刻な円高を進めました。
本来なら自国の通貨が強くなるということは歓迎されることだと思いますが、自動車や製品等を輸出することで経済の支えとしている日本にとって、急激な円高は喜べるものじゃありません。
結果、自動車関連や大手企業が減産、派遣切り、大幅なリストラを推し進めることに・・・

最近になって面白い？ことが起こっています。
それは「円安」です。
それもかなり急激に円安が進行していて、今日現在「1米ドル97円後半」で推移しています。
つい1ヶ月ほど前の87円から10円以上も円安になりました。
きっかけとなったのは先日のＧ７、そう！あの「中川ゴックン辞任」の時と重なります。

急激な円高の進行の揺り戻しもありますが、それ以上に日本の政治不信が関係していると私は感じています。
世界的な大不況の中、アメリカを始め各国が色々な景気対策・打開策を打ち出していますが日本はどうでしょうか？
国会では与野党のヤジ合戦だけで全く機能していません。
何故か？それは支持率が1割あるかないかの政権では何もできないと国民が感じているからじゃないでしょうか。
今やるべきことは早急に衆議院を解散して民意を問うべきだと思います。
死に体の麻生政権では世界からどんどん遅れをとって日本売りが更に進んでいくように感じます。

この円安は喜べる円安ではないですね・・・