邪妖精のチラシ裏

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ファフナー、ガンダムSEED、マジェスティックプリンスの遺伝子操作内容についての比較&考察

2013-06-05 00:00:05 | アニメ・コミック・ゲーム

再び溜まったものを吐き出す考察なのでネタバレあったwwwと草を生やさないよう、注意お願いします。9話まで視聴&OHPの情報を元に書いております。

「竜宮島の子供達」 内容は※wikiを参考…気付いたらBD BOXが手元に(ーдー;)
登場作品:蒼穹のファフナーオフィシャルHP

「コーディネイター」内容は※wikiを参考
登場作品:ガンダムSEEDガンダムSEED DESTINYオフィシャルHP

「MJP第三世代」※多分に考察あり。
登場作品:銀河機攻隊 マジェスティックプリンスオフィシャルHP

銀河機攻隊 マジェスティックプリンスの登場人物のキャラ設定が、上記作品に似てるパクリだと言われているので実際比較してしてみた。なんだかんだ言っても遺伝子操作という言葉で括れるので、敢えて違いが分かるように4つの視点を用意。なお後天的な人造臓器(サイボーグ)などによる強化人間(Zガンダム)、薬物によるブーステッドマン(SEED)=エクステンデッド(DESTINY)などは別物なので外します。

※Zガンダムでは登場した強化人間は、人工臓器と薬物や催眠による複合型。ブーステッドマンは自分が知る限りでは平井和正の狼男関係が初見かな?海外のサイバーパンクでは割りと普通で、ハードワイヤードのように神経自体を電子的に高速化、マシンインターフェイスに結合(ドラッグは普通に使う)する事も多い。これが日本のロボットアニメで使われないは、やはり操縦したい!というロマン使用の為か。

1.目的

竜宮島の子供達:生き残る為にフェストゥムと戦えるファフナーのパイロットを生み出す。必要な条件は遺伝子操作により染色体に特殊な因子(フェストゥムのモノ)を組み込まれ、脳内に「シナジェティック・コード」を形成出来る事。本作品の日本人は自然妊娠で子供を作れないので子孫を残す手段でもある。

コーディネイター:遺伝子調整によってあらかじめ強靱な肉体と優秀な頭脳を持った新人類を作る。理念が捻じ曲げられ独り歩きした結果、本来の意味と目的が失われ人工的な天才を作りだすものになっている。本来は遺伝子操作で人類→調整者(コーディネイター)→新人類へ進化させようとするものだったと思われる。

MJP第三世代:元々は宇宙空間での生存に適した人類を遺伝子操作によって新生するプロジェクト。敵性外宇宙勢力を察知したGDFによってMJP(軍事下級予備大学)に改編され特務機関となり、遺伝子操作された人間をパイロット候補生として育成することになった。主人公達は三世代目。その為、目的に沿った能力特化型の設計がなされているもよう。

※生き残りにかけている竜宮の子供達の切実さが半端無いと思う。MJP第三世代とコーディネイターは、どっちも道を逸れていて良く似ている。まだ建前は残ってるのと、公金投入で作られた人造人間(注:機械仕掛けじゃない)ってところが違いかな?後、技術の進歩でハイモブ(汎用宇宙作業機体)は高性能になり更なる発展が見込めるが、肝心の人類の能力が頭打ち(有りそうで無かった設定)で進歩に追い付かないというバックボーンもあるらしい。

2.誕生、育成の方法

竜宮島の子供達:両親の遺伝子(卵子と精子は使えるらしい)に遺伝子操作で因子を加え人工子宮で育成。赤ん坊の時点で両親に引き渡し育てられる。パイロット確保の為、遺伝的に繋がりのない里親に渡されるケースもある。子供達は普通の子供のように育てられるが、普段からメモリージング(記憶の刷り込み)によりファフナーの操作などを学習している。ただし知っているだけなので訓練は必要。

コーディネイター:受精卵の遺伝子を天才になるように操作をして母胎に戻す。試験管ベイビー。後は普通に母親の胎内で育ち出産となるもよう。スーパーは人工子宮で育てる。天才的素質は持っているが学習や訓練は必要。

MJP第三世代:特化したい能力に秀でた人材を選抜し、遺伝子操作をした第一世代(選抜された人材のクローン)を人工子宮で育てる。誕生した第一世代は里親に育てられ、記憶を消去した後にパイロット候補生として訓練される。そして優秀な成績の第一世代を選抜し、優れた部分を掛け合わせ遺伝子操作をした第二世代を造り、同じように第三世代を造った。

※この点は竜宮の子供達が近いと思われる。8話の話しでテオーリアとアッシュの正体も一部分かり、ジュリアシステムに何らかの因子が必要な可能性が出てきた為。世代間の作り方は試験管による受精か、それともクローンか?もしかしたらマンザイ3が遺伝子提供者かも知れない。コーディネイターはスーパーも含め地球人類の発展系なのでちょっと違うと思われ。ちなみに何で第一世代をクローンにしたかというと、一卵性双生児ぐらい能力が似るのを期待出来る為。ちゃんと大人になる遺伝子であることも確認出来るからな尚良し。

3.利点

竜宮島の子供達:因子を組み込まれた事により脳の処理速度が人間以上となり、天才症候群(サヴァン・シンプトム)の兆候を有する。これによりファフナー・ノートゥングモデルへの搭乗が可能になり、日本人が自分の子孫を残せる。フェストゥムの影響がなければ自然妊娠も可能らしい。

コーディネイター:ナチュラルよりも堅牢な肉体と優れた運動能力、優秀な頭脳、過酷な環境や重篤疾病に対する抵抗力の高い子供が作れる。親が望んだ通りの能力、整った容姿も獲得できる。

MJP第三世代:プロジェクトによる遺伝子操作なのでデータが蓄積されており。世代毎に能力の向上が見込め、同じ性能を持つ子供の複製が可能。つまり育成&教育の手間はあるが高性能なクローン人間の量産が可能。目的に沿った能力特化型も可能。従順かつ学習能力が高い特徴を持つ。ハイモブも使いこなせ、ジュリア・システムも使える。

※ココはMJP第三世代の独壇場かも?特化、発展性、安定性(駄目なのも居るけど)においては他の追従を許さない。戦争終わったら世論でポシャるかも知れないけど。コーディネイターは蓄積有っても足の引っ張り合い、次世代への継承面で弱い。キラの子種が新人類のSEEDになれば良いけど効果は不明。竜宮島の子供達の方は、共存がなればフィードバックで何が起こるか分からないので未知数。TVシリーズ第二期では凄い事になるやも?

4.問題点

竜宮島の子供達:シナジェティック・コード、天才症候群の兆候には個人差がある為、誰でもファフナーのパイロットになれる訳ではない。また技術は安定し始めているが、少なくない子供達が因子の影響で死んでいる。シナジェティック・コードの形成には若い方が良く、また年齢制限が有り、パイロットが10代の少年少女になってしまう。パイロットは戦死または同化現象で失われ易い為、パイロットの若年化に歯止めが掛からない。

コーディネイター:コストが高くバラつきが有り設計通りの容姿、能力を持つとは限らない(スーパーは人工子宮で問題をクリア)。次世代にも継承されるが遺伝子の調整も必要で第三世代の出生率は極端に低い。ナチュラルとの能力の格差が軋轢を生み出し世界情勢が不安定となっている。失敗作は捨てられる為、人道や人権的にも問題あり。一番の問題は理念が忘れ去られ、●●より強い、優れてるが求められ「最強の人類」を作ってしまっている。古典SF風に言えば、配偶者のいない第二段階レンズマンといったところ。

MJP第三世代:公金で作られた人造人間なので職業選択の自由はない。人権関係が危うく、実際無視されてる部分がある。クローンの場合だとイロイロ問題多し。同じ遺伝子だと特定の病気に弱かったり、沢山いると近親相姦の恐れがある。まあクローン前提で作られたら、自然妊娠で子孫を残す必要ないしなぁ…第二世代の「覚えて貰え」発言はココに繋がる可能性もある。

竜宮島の子供達だけはある意味有りがたい問題点かも?…まあ死と隣り合わせなのは変わらんけど。コーディネイターは戦争が起きた理由なので、その分容赦がない感じ。MJP第三世代は世論が怖いなぁ、何よりコーディネイターより数少ないし。展開次第では皆殺し(口封じに処分とか)にされたっておかしくない。バックボーン重い割りに良くあんなに明るくなるもんだ。やはりスズカゼ教官達がそんな事をする大人に見えないのが大きいか…。

5.まとめ

このように同じ遺伝子操作でも視点を変えるとイロイロ違うものなので、安易にパクリなんて言わずに良く作品を観てから判断すると良いなと思う。自分の嫌いなもの厭なものがあると、思考停止に陥る人が多過ぎる業界なので…作り手すら本当に設定考えてる?ってもの良くあるし。最近のは外連味(見た目本位で 一般受けを狙った演技、演出)ばかりが重視され、設定、考察がないがしろにされ過ぎて酷い。所詮アニメなんだから適当で良いだろwなんて思わず、そして苦労を嫌わずに良い作品を作って欲しい期待してたアニメが残念だと辛すぎる。MJPはこの辺が凄く良く出来ていて、SF要素もちゃんと抑えてる。問題は一度観ただけじゃ凝り具合が分からない事かな?キャラデザを理由に嫌う人も要るけど、この作品ほど表情が豊かで、視線や素ぶりなどの演出が自然で丁寧なのは珍しい。パクリなどと言わず観てくれる人が多くなると良いなぁ。

PS.もっとも何でも微に入り細に入りって事ではなく、作品にあった設定を固める事が重要。進撃の巨人(BD予約しますた)にある凄過ぎる㌧でも装置(立体機動装置)も、それがあっても巨人に勝てない絶望感を持ってくれば、雰囲気を壊すことがなく受け入れ易くなります。外連味過剰でも構成や演出が上手ければ問題にならないってことですね。もともとファンタジーに属する作品ですし。ただSFとかロボットアニメの場合、最低でも舞台に見合った設定や演出は欲しいなと思う。無重力描写が駄目だったり、映像のクオリティに頼り切ったりってのはどうも…名前は出しませんけどね。

第10話を観て思ったんだけど、ウルガルの人間は子育てを知らないのかも?絵本を見て事実とは違うとかの話しは、イズルを育てた経験から出たのじゃないか?と推測。本能に忠実である事が美徳のウルガルでは、道徳に関する寓話が理解できなくても当然だし。

25%引きで30kだったけど、予定外の出費で財布がすっかりペッタン子orz


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