お墓参り。にゃんは・・・いかないや。

きょうはさわやかな本当の意味での秋日和。
にゃんの大好きな、じいちゃんのお部屋の西窓を開けてもらい、網戸越しでもお外の空気を胸いっぱいに吸った。
風の中にじいちゃんの大好きだったきんもくせいの香り。あー。ほんとに秋だにゃ。

朝からばーちゃんお出かけみたい。お部屋にもお勝手にも、黄色のお部屋にもじいちゃんのお部屋にもいない。
おトイレかな？と思ってドアをぱりぱりやってたらおかーさんに叱られちゃった＞＜

ばーちゃんいないと、にゃんはどこにいればいいかわからない。お部屋のお布団は片付いていてテレビは消えているしパソコンも黙っている。
しーんとしたお部屋に独りぼっちはにゃん嫌い。

階段を上がったり下りたり何回もしていると、どうしても黄色にあっちゃう。そのたびに猫パンチ食わせて通り過ぎるんだけど、やっぱりつまらない。
それに、にゃんに猫パンチ喰らわせても、黄色は反撃しない。やられっパの黄色なんて面白くもないのに、おかーさんは、にゃんがいじめっ子だっておこるんだもん。

だいぶ夕方になって、やっとばーちゃんが帰ってきた。な―んもお土産なし。にゃんを抱き上げておなかすりすりすり。くすぐったいよーー。
おかーさんとの話だと、じーちゃんのお墓参りに行ってきたんだって。
「歩いていけるから、今度にゃんも手押し車で連れてってあげようか？」

え？う――お外はうれしいけど、ておしぐるまは・・・・
ばーちゃんが洗濯ネットを持ってきたので大急ぎで二階に逃げちゃった。

我が家の秋の味覚といえば

むかご。
あのころころぷくぷくしたものをおててでそっと触るところりと取れる感触。

山芋の好きなじいちゃんが、使い忘れてしなびた山芋を庭の隅に植えたものが、毎年雑草化してどんどん増え、春は萌出たつるの先のお浸し、秋はむかごの塩ゆで、空揚げ、むかごごはん＾＾
今年は春先のお浸しの回数が多かったので、むかごの数がめっちゃ少ない＞＜
ポテトチップに似たから上げ大好きなちっちゃいほうの孫のはっぱちゃんは、電話の向こうでがっかりした様子。春先の収穫にいそしみすぎたばーちゃん、申し訳なさそうに首をすくめていたにゃ。

触れても落ちないまだ小さなむかごがもう一度取れるのは、あと2週間先ぐらい？そしたらまた電話してあげればいいじゃない？とにゃんは心の中で思たにゃ

にゃんに起こされた！

ばーちゃんは宵っ張りの朝寝坊。
いつもおねーさんが起きだしてカタカタいう音がしてからにゃんはばーちゃんの髪の毛をおててでそっと引っ張る。
ばーちゃんはすぐ起きて下に行き、にゃんにご飯をくれる。

今朝はおててでちょんちょんしてすぐ起きたけど、「もうそんな時間？」と言いながら、眠そうに起きだした。
いつも通りじいちゃんのお茶の支度を始めたころ、降りてきたのはおかーさん。
「おはよ。早いのね」
「ん？あれ？おねーさんじゃない。」

おかーさんとおねーさんは背の高さが少し違うだけでお顔も体形もそっくり。声も似ている。
でも、今朝の遭遇はおねーさんじゃない。おかーさんのお出かけ時間はおねーさんより早いのに・・・

「にゃん、一時間違うじゃない」
テーブルの上でしまった＞＜という顔でちょっとお耳を伏せた顔がちょっとかわいいにゃんでした。