少しでも「絵」に興味がある人は、行ったほうがよい。いや行くべきだと思った。上野の森美術展で開催中の井上雅彦「最後のマンガ展」である。井上雅彦は、「スラムダンク」や「バガボンド」が代表作の漫画家である。
会場全体が一つのマンガのストーリーを形成しているが、単なるマンガの展示と思っていくと期待は、嬉しいほうに大きく裏切られる。
とにかく大きい。まず全長3メートルの武蔵が迎える。部屋をまるまる一つ使って武蔵が母に抱かれたシーンがいくつものアングルで描かれている。最後は20メートルほどの長い絵に砂浜が描かれている。
すべて墨と筆で書かれているが、人物に描かれたしわ、ひげ、眉毛、陰影などがどれをとっても繊細かつ大胆だ。
後に展示会のメイキングと作品が完全収録された本が発売される予定だが、これは生でみなくては意味がない気がする。2008年7月6日までなのでお早めに(鈴木稚菜)。
会場全体が一つのマンガのストーリーを形成しているが、単なるマンガの展示と思っていくと期待は、嬉しいほうに大きく裏切られる。
とにかく大きい。まず全長3メートルの武蔵が迎える。部屋をまるまる一つ使って武蔵が母に抱かれたシーンがいくつものアングルで描かれている。最後は20メートルほどの長い絵に砂浜が描かれている。
すべて墨と筆で書かれているが、人物に描かれたしわ、ひげ、眉毛、陰影などがどれをとっても繊細かつ大胆だ。
後に展示会のメイキングと作品が完全収録された本が発売される予定だが、これは生でみなくては意味がない気がする。2008年7月6日までなのでお早めに(鈴木稚菜)。