跡見学園女子大学ディズニー研究会

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「食」と上手につきあわねば…

2008-08-04 13:54:27 | Weblog
 安部司(2005)「食品の裏側」東洋経済新報社、を読んだ感想だ。
 この本には食品添加物は「魔法の粉」と書かれていた。「食品を長持ちさせる」「品質を向上させる」「味をよくする」「コストを下げる」--これらは「光」の部分だ。しかし、「光」があれば必ず「影」がある。それは人体への害悪・毒性や、「食卓」をめぐる文化を崩壊させることだ。
(例1)
 コーヒーフレッシュは牛乳(ミルク)や生クリームは一滴も使われていない。水と油と添加物で作られている。
(例2)
 スーパーなどで売っているミートボール。これは端肉(牛の骨から削り取る、肉といえない部分)を使っている。ペットフードによく使われるものだ。これに添加物を加えてミートボールとして売られている。

 「アンチ添加物=無添加=いいもの」という図式が世間にはあるが、無添加ゆえにおいしくないものや腐ったものなども「いいもの」なってしまう。やはり添加物にはいい面もあり、どうやって付き合っていくかが問題だ。
 私たちは普段、何かを食べるとき、食品添加物を毎回気にして食べることは少ない。添加物は必要なものでもあるので、どんなものが使われているかをチェックしながら生活することが重要だ。
 食品添加物と上手に付き合う5つのポイントが書いてあったので紹介したいと思う。①「裏」の表示をよく見て買う②加工度の低いものを選ぶ③「知って」食べる④安いものだけに飛びつかない⑤なぜ安いのか、など「素朴な疑問」を持つこと--である。
 一生共にしなくてはならない「食」と上手に付きいきたいと思う(安達志穂)。