跡見学園女子大学ディズニー研究会

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これがアートなのか?

2008-06-24 15:11:39 | Weblog
 これがアートかどうか、私は疑問を持ったが、目を奪われたのは間違いない。
 六本木の森美術館で行われている「最も権威ある賞が生んだ、最も斬新なアート”英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展”」を見に行ってきた。
 私が衝撃を受けた作品は1995年受賞者デミアン・ハーストの「死」をテーマに製作された《母と子、分離されて》(1993年製作)だ。実物の牛と子牛が真っ二つに切断されケースの中でホルマリン漬けになっている。ラムネに近い色をした液体のなかで牛はまるで生きているかのように存在していた。真っ二つになっているので4つのケースがありその間を通って、牛の体内を見ることができた。肉、骨、腸などはっきりと分かり恐ろしかった。
 ターナー賞は現代美術界で最も重要な賞の一つといわれている。授賞式はテレビ中継され、翌日の新聞では受賞者が大々的に報道されるなど、英国の国民的行事となっている(工藤明日香)。