跡見学園女子大学ディズニー研究会

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正論原理主義

2009-03-11 23:10:43 | Weblog
『文藝春秋』2009年4月号の村上春樹へのインタビュー「僕はなぜエルサレムに行ったのか」より。

 一方で、ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思うのは、ひとつには僕が1960年代の学生運動を知っているからです。おおまかに言えば、純粋な理屈を強い言葉で言い立て、大上段に論理を振りかざす人間が技術的に勝ち残り、自分の言葉で誠実に語ろうとする人々が、日和見主義と糾弾されて排除されていった。その結果学生運動はどんどん痩せ細って教条的になり、それが連合赤軍事件に行き着いてしまったのです。そういうのを二度と繰り返してはならない。
 ベトナム反戦運動や学生運動は、もともと強い理想主義から発したものでした。それが世界的な規模で広まり、盛り上がった。それはほんの短い間だけど、世界を大きく変えてしまいそうに見えました。でも僕らの世代の大多数は、運動に挫折したとたんわりにあっさり理想を捨て、生き方を転換して企業戦士として働き、日本経済の発展に力強く貢献した。そしてその結果、バブルをつくって弾けさせ、喪われた十年をもたらしました。そういう意味では日本の戦後史に対して、我々はいわば集合的な責任を負っているとも言える。

「食」と上手につきあわねば…

2008-08-04 13:54:27 | Weblog
 安部司(2005)「食品の裏側」東洋経済新報社、を読んだ感想だ。
 この本には食品添加物は「魔法の粉」と書かれていた。「食品を長持ちさせる」「品質を向上させる」「味をよくする」「コストを下げる」--これらは「光」の部分だ。しかし、「光」があれば必ず「影」がある。それは人体への害悪・毒性や、「食卓」をめぐる文化を崩壊させることだ。
(例1)
 コーヒーフレッシュは牛乳(ミルク)や生クリームは一滴も使われていない。水と油と添加物で作られている。
(例2)
 スーパーなどで売っているミートボール。これは端肉(牛の骨から削り取る、肉といえない部分)を使っている。ペットフードによく使われるものだ。これに添加物を加えてミートボールとして売られている。

 「アンチ添加物=無添加=いいもの」という図式が世間にはあるが、無添加ゆえにおいしくないものや腐ったものなども「いいもの」なってしまう。やはり添加物にはいい面もあり、どうやって付き合っていくかが問題だ。
 私たちは普段、何かを食べるとき、食品添加物を毎回気にして食べることは少ない。添加物は必要なものでもあるので、どんなものが使われているかをチェックしながら生活することが重要だ。
 食品添加物と上手に付き合う5つのポイントが書いてあったので紹介したいと思う。①「裏」の表示をよく見て買う②加工度の低いものを選ぶ③「知って」食べる④安いものだけに飛びつかない⑤なぜ安いのか、など「素朴な疑問」を持つこと--である。
 一生共にしなくてはならない「食」と上手に付きいきたいと思う(安達志穂)。


飛べない鶴

2008-07-22 19:17:10 | Weblog
 ある都内の動物園に、8歳の妹を連れてでかけた。普段の生活では動物園にいる動物とは出会うことはできない。地球にはたくさんの動物が共存することを勉強する格好の場所である。人工的に繁殖を手助けし、生態を保護するなど動物園の役割は幅広い。しかし、現在の日本の動物園は、レクリエーションの部分を重視し過ぎている気がする。
 それを象徴するのが飛べない鶴である。檻のない場所に2匹の鶴が歩いていた。私のイメージだと鶴は冷たく澄み切った空の中を大きな羽を使いながら優雅に飛んでいるものである。しかし、私の目の前にいる鶴は蒸し暑い中、羽を動かしながら歩いているだけだ。さも飛びたそうに。
 ある本に、「鳥は初列風切と呼ばれる小さな羽根を切られると飛べない」と書いてあった。そう、この鶴は羽を切られていたのである。動物の生態を人々に伝える動物園が、動物の生態を変えてよいのだろうか。何か違う気がする(土渕梨菜)。

劇団ひとりを見直した

2008-07-16 23:34:15 | Weblog
 私からこの名前を聞くのは久々ではないでしょうか。 去年の今頃は彼に夢中で、友達を引き連れテレビ観覧に行きまくっていました。おかげで、握手もしたし、色紙まで持っています。
 今は松山ケンイチに夢中です。大沢あかねと付き合っていると聞いてからドン引きしてしまったのです。
 しかし先日、劇団ひとりのエッセイ集「そのノブは心の扉」を読みました。先生が、授業時間中に持ってきていたアマゾンの袋から出した瞬間に奪ってきたのです。
 彼への想いはまだあるのかもしれません。
 やっぱり劇団ひとりはすごい!! とってもアクティブなんです!! 無償の愛を探すために石に名前を付け、愛してみたり。突然富士山に登ってみたり。催眠療法にかかってみたり。乗馬を習ってみたり。大型二輪の免許をとってみたり。クルーザーの免許をとってみたり。お坊さんの修行を受けてみたり。
 すごくかっこいいです。大学生は時間があるからいろんなことをして、たくさん資格をとろうと思い入学しました。はや3年・・・。もうすぐ就活です。
 「大会がおわったらやろう」「テストが終わったらやろう」いつもこんな考えだからだめなんだ!!!部活のせいにしない!バイトのせいにしない!テストのせいにしない!!
 ある素敵な美容師さんが言っていました。「俺は専門学生のころ ちゃんと睡眠時間を削って遊んでたよ」 かっこいいのか?? 尊敬すべきなのか???
 尊敬します。わかりました!行動します!!!時間がないけどバイトたくさんしたいから3つくらいやってみよう!そして旅行に行こう!!!花火大会に行こう!!!海に行こう!!!!
 痩せよう(藤島)。

江戸時代の天球儀

2008-07-08 18:42:16 | Weblog
 国立科学博物館には江戸時代の科学技術の水準の高さを示すものが展示してある。からくり人形や、精巧に作られた人間の骨格などである。
 私が気に入ったのは天球儀だ。天の川や星座を写し取り球体に記録したもので、土星の形をしている。西洋星座、中国星座、一等星から三等星、天の川、赤道、黄道などが記されている。本来内側からみた天球の様子を外側からみるので、左右が逆になっている。
 天体の動きを知り、暦を理解することは江戸時代の知識階層にとって重要な共用の一つで、天球儀は講義などで使われていたということだ。
 西洋の影響をあまりうけずに江戸時代の科学技術が進むと、かなりエコなものになったのではないかと思う(蔵澤愛)。

国宝!稲荷山古墳

2008-07-01 18:33:39 | Weblog
 竹下登元首相の孫であるDAIGOがあるテレビ番組で、埼玉には観光地がないと言っていた。
 しかし、そんなことはない。長瀞の天然カキ氷、秩父夜祭、秩父の芝桜、さいたま新都心のジョンレノンミュージアムなどがある。
 それに忘れてならないのは国宝に指定されている稲荷山古墳である。埼玉(さきたま)古墳群は県名発祥の地。5世紀から7世紀のはじめごろまでに作られた9基の大型古墳があり、その中の一つが稲荷山古墳である。
 稲荷山古墳は5世紀後半に作られた前方後円墳だ。古墳の上に小さな稲荷社があったことから稲荷山と呼ばれるようになった。この古墳から出土された鉄剣や甲冑、馬具などの副葬品が国宝に指定された。鉄剣には、ワカタケル大王(雄略天皇)に仕えたヲワケという人の功績などが記されていた。当時の日本の中心である大和から遙か離れた埼玉にまで、大和朝廷の勢力が及んでいたことがわかる。太古の昔から住みやすい土地だったのだと思いたい。
 JR高崎線行田駅または秩父鉄道行田市駅から市内循環バスに乗り、「埼玉古墳公園前」下車徒歩約2分のところにある(小林祐佳)。

これがアートなのか?

2008-06-24 15:11:39 | Weblog
 これがアートかどうか、私は疑問を持ったが、目を奪われたのは間違いない。
 六本木の森美術館で行われている「最も権威ある賞が生んだ、最も斬新なアート”英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展”」を見に行ってきた。
 私が衝撃を受けた作品は1995年受賞者デミアン・ハーストの「死」をテーマに製作された《母と子、分離されて》(1993年製作)だ。実物の牛と子牛が真っ二つに切断されケースの中でホルマリン漬けになっている。ラムネに近い色をした液体のなかで牛はまるで生きているかのように存在していた。真っ二つになっているので4つのケースがありその間を通って、牛の体内を見ることができた。肉、骨、腸などはっきりと分かり恐ろしかった。
 ターナー賞は現代美術界で最も重要な賞の一つといわれている。授賞式はテレビ中継され、翌日の新聞では受賞者が大々的に報道されるなど、英国の国民的行事となっている(工藤明日香)。

生で見なくては意味が無い

2008-06-10 17:58:51 | Weblog
 少しでも「絵」に興味がある人は、行ったほうがよい。いや行くべきだと思った。上野の森美術展で開催中の井上雅彦「最後のマンガ展」である。井上雅彦は、「スラムダンク」や「バガボンド」が代表作の漫画家である。
 会場全体が一つのマンガのストーリーを形成しているが、単なるマンガの展示と思っていくと期待は、嬉しいほうに大きく裏切られる。
 とにかく大きい。まず全長3メートルの武蔵が迎える。部屋をまるまる一つ使って武蔵が母に抱かれたシーンがいくつものアングルで描かれている。最後は20メートルほどの長い絵に砂浜が描かれている。
 すべて墨と筆で書かれているが、人物に描かれたしわ、ひげ、眉毛、陰影などがどれをとっても繊細かつ大胆だ。
 後に展示会のメイキングと作品が完全収録された本が発売される予定だが、これは生でみなくては意味がない気がする。2008年7月6日までなのでお早めに(鈴木稚菜)。

ニコニコ動画

2007-12-03 18:52:56 | Weblog
ニコニコ動画が人気らしい。動画を各自アップロードしてみんなで見るという仕組みだが、コメントがリアルタイムで見られたり、おすすめの商品を載せることができる。流行もここが発信源になっていることも多い。

男梅

2007-11-22 23:50:52 | Weblog
最近人気のあめは、ノーベルの男梅です。あめ一つに梅一個を使っているということで、普通の梅味とは違うようです。一日一袋食べている学生もいます。