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呑んだり食べたりフォトったり

私Numberが呑んだり食べたりした備忘録です。

三楽オーシャン

2006-05-31 14:21:07 | 


一緒に頂いたウイスキー。洋酒がまだまだ贅沢な品だった時代、お世話になってる上司・お取引頂いてる課長様や部長様に進呈するお品だった頃の、ちょっとした贅沢な逸品。

振り返ってみると、大手酒造メーカーよりもリーズナブル価格設定で登場 商業的な戦略から生まれたであろう事が伺える商品。

ですが、現在ではそのアドバンテージは殆どありません。にもかかわらず今もこうして存在しているのは、ファンと作り手との信頼関係があるからですよね。そこには他の商品・ボトルでは取って代わることが出来ない掛け替えのないアイデンティティがある。

酒の評論家や、現場である筈のバーマンでさえそこに言及することはほとんど無いと思ってるんですが・・・
この部分はどんな酒の大家を以てしても「唸るしかない我が国酒文化の至宝」ですし、どんなに浪漫溢れるプロの蘊蓄も、この事実の前には陳腐になってしまうと思います。

オーシャンシップボトルが有名ですが、現在のボトル、ラベルデザインはこれなんですね。「一度で良いから飲んでくれ」。


Hi-NIKKA

2006-05-29 14:04:17 | 


下の肴の店で頂いたウイスキーのひとつ。ハイニッカ。

酒党を自負しヤルような輩は、どうしても贅沢な酒ばかりに目を向けがち。身分不相応に無理してね(うおっ耳が痛い!)。ってことで、口にしたのはどれだけぶりだろう。

ネーミングからも分かるとおり、発売当時にあってはちょっと贅沢なウイスキー。実際口当たりはやわらかくて、ロックで呑んで全く無理がない。

実は写真取り忘れたんだけど、もうひとつ「ニッカチョイス」なる、恐らく今はもう生産されてないブレンデッドウイスキーも呑んだんだけど、酒色も薄いそちらよりもマイルドでやさしかった。私はスコッチライクなそっちのほうが楽しめたんだけどね。

そこの店主は特別洋酒に詳しいわけじゃなくて、主にボトルのデザインに魅せられてカウンターに並べたと言ってました。おそらく仕入れ先で目について、安いからおつき合いしたんでしよう。

今改めてニッカのサイトで確認したら掲載されてないから、余計に素性が気になるんだよなぁ。まあしかし、日本のウイスキー。商品のひとつひとつにアイデンティティがあるんですよ。

何しろ「昭和は遠く・・・」なんて言われるくらい時代は様変わりしてます。その中にあってかつてのボトルが時代を越えて存在してる。粗利は低いと思うんですよ? それなのに職人が今に伝えてくれてるんです。それこそ酒呑みの浪漫だと思いませんか?

サワラのニンニク香草焼き

2006-05-28 10:03:04 | 食べ物


昨日は友人と呑み。相変わらず写真に納めるのを忘れて途中から慌ててシャッターを切る。

メニューにはムニエルとしてたけど、出て来たものはニンニクのスライスをが乗っかってました。これがまた合う。

季節の魚が何よりのご馳走な自分。大満足でした。ところでこれ、時期的に脂ものってますから、ニンニクのスライスを乗せてオーブンで焼いても、ニンニクが油で揚げたようになって香り、良い感じかもね。

器はウチから買ってくれた明治時代の印判手と、後方の醤油皿は大正から昭和あたりの絵付け皿。後者の筆致はなかなか良いんです。

こういう器をわざわざチョイスしてくれる心遣いが嬉しい。

クロメダカ

2006-05-26 13:05:54 | 生きもの


今日、念願のクロメダカが孵りました、2匹。
最初は3年前にHCでヒメダカを買ってきたところから始まった水生動物とのおつき合い。

何処行ってもヒメダカばかりで、だから対してクロメダカなんて呼称が当たり前になってますが普通にメダカ。なんだか悲しい限りです。

自分が骨董屋を生業とし、古い物と努めて向き合うようになると、元来持ってた古風を愛する気性がどんどん湧き出ました。持ち合わせの古い壺を使ってビオトープ化、自然と元からある姿の天然メダカを欲しました。

ところが周囲の自然環境は破壊されてまるで見つけられませんでした。そんな中、家から歩いて2.3分の所にある矢那川水系のメダカを飼育しているという話しを伺って、分けて貰ったんです。メダカは遺伝子レベルで細かな種別に分けられます。他の川で産まれたメダカと掛け合わせるのは、それだけで環境破壊とも言えるんですね。

まだまだこれからが産卵シーズン。郷土である矢那川産のメダカ、しっかりがんばって欲しいです。

竹鶴

2006-05-19 22:57:05 | 


はい、今飲んでるスコッチ寄りのお酒。ニッカのこのお酒は、やっぱり襟を正して頂かなければと思ってしまうのです。この方がいなかったら日本のウイスキーがこのように育たなかったでしょうし、私個人もこのように酒に魅せられることはなかったんじゃないかとさえ思うのです。

味の方はピュアモルトらしく、纏まりつつも単調じゃない深みがあります。良くも悪くもバタバタしてない。まあとにかく、ウイスキーについて語るなら、この酒を呑んだ上で語りなさいってんです。

肩入れしたい感覚としは、私はニッカ派ですね(笑)