只今のGIN。タンカレーを呑み干して、次は何にしようかなぁと眺めていたら目に留まった当製品。そういえば久しく呑んでない。マティーニの基酒としても誉れ高い一品なのにね。そう思いながら手にしました。んで、呑んでみると・・・ああ、そうだったこの味わい。癖がなくて呑み易い。そりゃあマティーニのベースとして打ってつけ というか、ベルモットその他の用い方で行う表現をじゃましないでいてくれる有難いボトルですよ。バーテンビギナーに優しいGINだなぁ。そんな風に捉えた事全くなかったなぁ。
というのも、自分は酒好きなりにスコッチやバーボン、そしてジンには一家言あるわけですよ。特にGINに関しては単純に好きって気持ちから発する思いがある。それに照らし合わせると、この静かな佇まいが物足りないんですよね。まあゴードンが好みだから、どうしても自分の蚊帳の外に追いやっちゃう。穏やかなコレこそが好きって呑み手もいる筈で、そんな時には助けられるベースになる筈なのに、そこに思い至らなかった事実。それを今痛感しています。カウンターに立たなくなって久しいわけですが、こういう経験が新たな糧と成り得る事も実感していたり。現役でや客さんの前に日夜立つバーマンの心労をを思うと軽々しいことは言えないんですけどね。
ただ、自分に残された人生の尺度ってやつを意識するお年頃になってくると、この先カウンターに立つならば・・・なんてことも考えたりはするわけですよ。まだまだ判らないんですけどね。つくづく酒は、色んなことを考えさせてくれます。
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